夜の片隅は 窓際に満ちていて
澄みわたった天空のオリオンと
交差しています

歴史の流れを彼なら
知っていると、したら、
交差する窓際と宇宙の果てに
言葉に似たものがあると、したら、
 ....
叶わない夢があったわけで
あなたは
そのなんていうか
ブラウン管の中で
夢を与える
夢を与える事を生業としている
私は私で毎日毎日
あなたを見ている

感動を呼ぶ出来事も ....
 
手に触れると
時が止まりました
流れるように

途中なのに
同じ時に終わりました
同じ時にはじまったように

瞼が熱くなったのは
夕日のせいでした
温度もないのに

急降 ....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
東京近郊の街のクリスマスには雪が似合わなくて

サンタクロースの正体がこの僕だと
子供たちは知ってしまったけれど
それでもプレゼントはうれしいもので
僕のことをパパサンタさんとか呼びながら
 ....
僕は痛くないのに葉っぱをちぎってるの
まっすぐくねくねまっすぐくねくね

自分のことがわからなくなった時は
素敵なことやるんだって決めたの

そこに月があって
ここにタバコがあって
実 ....
明けない夜に、いつまでも
遊びます

夢のように、仕事などなく
遊びます

時間の崩壊に誰も気付かず
哀れな永遠の労働者
そんなのには目もくれず

遊べる私は幸福に満たされて
明 ....
世界の終わりを何度も見た
そこで途切れてくれたなら
傷口は増えずに済んだはず

希望を得るたび怖くなった
うっかり手放してしまえば
誰も差し伸べてはくれない

感情を言葉に出来なくて
 ....
 秋の葉が揺れ 踏み荒らされた道に 色
 
 雨上がりの歩道に きみの あしあと
 
 くしゃくしゃになりながら 乾く木の葉を足元に感じて

 一寸先に 冬
 
 凍えるにはまだ 風も ....
どこまで行ったら、安心できるのか
僕は知らない
俯瞰図は、耐えられずに大気圏で燃えてしまった
切な過ぎて
未確認生物を探すしか手が無い

谷川俊太郎の言う孤独はさわやか過ぎる
本当は ....
叱るつもりが
感情に身を任せ怒っている
自分の醜い姿に気づく

ひとは誰でも
誰かを叱ったり怒ったり出来ないはずなのに

自らの思いを通そうとでもするのか
声を荒げてみたり
ときは手 ....
今夜はブルーベリー酒で、一杯
甘ったるいお酒が好きです
そうして甘ったるいことばを吐く

大した意味などないけれども
わたしは甘ったるさを舌で転がしては
その中に辛さを味わおうとする

 ....
いつもの河川敷を歩いていたら
昨日まで咲いていたコスモスが枯れていた
僕は君にそう言われるまで
コスモスが咲いていたことさえ気付かなかった

何の気なしに繋いだ君の手は
思っていたよりずっ ....
{画像=081001232707.jpg}


想う

無責任な放埒さを

道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い

片意地を張り両手を拡げた ....
わたし、さかな

あなたの前では息もできない
それは言いすぎかもしれない

だけど夜になると
淋しさを呼吸するわたしは
誰でもない一匹のさかなになって

どこまでも
きっと、どこま ....
人間すなおじゃないとね


あのひとは言った

あなただって…


言い返そうとして

としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた

あのガード下へ行けば
聞く
 ....
今 空を見上げたタイミングが
一緒だったらよかったのに、なんて
ベタなことを考えた自分を嘲笑った
(だってそれだけで僕は今日を生きれる)

胸が苦しいよ
君に会いたいよ
そこにはほんの少 ....
戦争は楽しいことがなかったのかな

つらいことしかなかったのかな

たくさんの悲しみや たくさんの苦しみや

たくさんの憎しみや たくさんの孤独や 空腹や 不満足が

全てを覆っていた ....
数年前一切合財の判断を
ストップすることを習った
つまりエポケーさ
ブラック・ホールと
いうものは無いと
ネットはおしえてくれた
ではブラック・ホールと
エポケーを組み合わせて
一切合 ....
音楽と詩とその他すべてを愛する人達へ
君達の未来は暗いかもしれない
音楽はすでにくだらない
産業ロックラップもどきに踏躙され
詩はすでにエンタメ小説へ取り込まれた
けれどもきみと
ぼくが生 ....
昔はよかった


人は言う


昔もよかった


とは
決して言わない
新しいということは
美徳とされた筈なのに
広がる夢に
心踊らしていた筈なのに
新しいということは
 ....
なんだか涙が出てくる
理由は知らないフリしてる
それでやっと立てるから

空腹にも似た感覚
永遠などないのに
それを感じる今が
とてもつらくて

停止なんてしないのに  ....
{画像=080717222534.jpg}

         心
         静か
        に、耳を
       傾けよう。遠
      くに聞こえて来る
      ....
確かに
愛は世界を救えるかもしれない
だけど使う人がいなければ
それはただの道具にすぎない

例えば
愛を誰もが讃えるけれど
実体は空気のようなもので
色も形も音も味も無い

どう ....
キャバレー「黄色い蝶」は

今日も大入り満員で

汀ではしゃぐ少女のような女達が

にゃあにゃあ落ち着かない心持を

笑い飛ばすように過ごしている

 

どこから来た ....
そこから
すべてがなくなりつつある

流しの前に立つもの
窓からの鋭い陰が
刺すように滑る
残されたのは
貴重品、
だったという塩

たぶん、
きっと、
大丈夫
ふりかけてみ ....
私たちは出会って、
分かり合えなくて、
すっぽかされて、
嫌いあって、
残るものがあって、
もう近づかないときめて、
夏が終わった

再会して、
また寿司を食べ、ビールを飲んで、
 ....
抑圧感

平和なはずのこの国で
多くの人が荒んでいて
それでも幸せといえるのか

闘争心

剥き出しにできないもの
剥き出しにしたいもの

自発性

人と人との戯れから自 ....
あらゆるまがりかどの公園の
無人のブランコ
ばかみたいにゴミ箱の中身はちらかったまま
カラスが群れる

夜道切り分けて曇り空は進む
ガラス窓が割れて
流線型で情報が流れ込んでくる
ひき ....
翡翠のみずうみに、溺れてしまいたい。

声が涸れるほど乱暴に、優しい歌だけを歌った。
書簡を往復しながら、
何故暁光は目にしみるのかと問う。
つぶやきには誰にも答えてほしくなかった。

 ....
Izmさんのおすすめリスト(141)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノクターンを聴きながら、- さくら自由詩9*09-1-4
甘い果実- 瀬田行生自由詩1308-12-30
- 小川 葉自由詩308-12-30
偉大なる詩人の歌- atsuchan69自由詩13*08-12-25
Merry_Xmas- kauz ...自由詩6*08-12-24
みんな- morio自由詩108-12-23
不夜城の姫- 夜恋自由詩108-12-22
聞こえない音- 1486 106自由詩4*08-12-17
- 湖月自由詩208-11-29
人間の土地- 山田三平自由詩408-10-22
いたみ- 恋月 ぴ ...自由詩36*08-10-19
酔う- かんな自由詩21+*08-10-19
冷凍保存- 1486 106自由詩4*08-10-14
フリー_/_自分らしく生きるということ- beebee自由詩1308-10-1
わたし、さかな- タマムシ自由詩27*08-8-22
捻くるひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-8-12
自己満足- ゆず自由詩3*08-8-8
戦争を知らない子供達が戦争を知ったらどうなるのかわからないけ ...- 短角牛自由詩308-8-4
エポケーの歌(1)- 生田 稔自由詩2+08-7-29
音楽と詩とその他すべてを愛する人達へ- haniwa自由詩108-7-26
決まり言葉- 北村 守 ...自由詩408-7-18
「愚痴の殴り書き」- Taka★Hajim ...自由詩208-7-18
心の雫- beebee自由詩19*08-7-17
ツール- 1486 106自由詩2*08-7-16
黄色い蝶1- あすくれ ...自由詩4*08-7-16
がらんどう- FUBAR自由詩5*08-7-16
頭を打って、忘れたいこと- 猫のひた ...自由詩308-7-16
しりーず_うっせき- 長谷川智 ...自由詩2*08-7-16
ゆれる- モリマサ ...自由詩31*08-7-15
樹海帰還- 水島芳野自由詩6*08-7-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5