すべてのおすすめ
  瑞々しさ

 かじかむ
 手があれは
 「かがやく町だったと言った
  なにごともない町並み
  を抜けてゆるやかに
  傾ぎながら地下鉄は春の
  空へ。出る駅前はぐるりといたる ....
何もない昼に

見てみたいのは

海の上に向かう道の街路樹

真夏の光

三十三度以上の空気が揺らめき立ち上る町の

そのビルの斜面

ざらついた肌

金色に濡れたみたいに ....
そこはいつも豆電球の点滅する狭い部屋
手(黒い影に目隠しをされると
   底に墜ちてゆく、錯覚///眠らないふくろうに出逢う
知らない私は目を閉じたまま
  揺れる手の、触れるままに、振れ ....
つぼみを壊した


誰にも言えぬままだった


庭のすみで彼らは責める


降る雪のなか咲きほこる













 ....
とてもとても大きな鷲が
翼を広げてゆっくりと墜ちてゆきます
ジャンボジェット機ほどの「鳥」は
よく見るとハリボテでできていて
薄紙のような外側が破れて木の骨が見えたところから
メラメラと軽々 ....
李から便りが来ない
何故なんだ
結婚するんだろ
俺たち

胸が飢える
清水が欲しい
まだ来ない
李よ どうした

もう諦めるか
そもそも無理が
あったかもしれない

もうこ ....
るるるるる
るるるるるるる
るるるるる
崩壊するる

保育園のオルガンは息があらい
足踏みがねばついている
牛乳をこぼした
園児は花とともに卒園して
入学する前に死んだ

夜のこ ....
君は僕とセックスしたかったのかな?
僕は君とセックスしたかったのかな?
「いいよ、好き、きて」ってかわいく言ってくれたものね。
人間不信の僕は恐いけど信じたさ、僕だって好きだもの、セックスしたか ....
赤い音ってどんな音
青い音ってどんな音

耳元を白い色がかすめる



飛ぶ音ってどんな色
浮かぶ音ってどんな色


閉じた瞼の裏を
透き通った黒が響く ....
最近何故か 
夜の道で 
片目のライトで走る車を 
よく見かける 

日頃の僕が片目でしか見えてないのか 
最近出逢ったひとは片目の女なのか 
どちらの暗示にせよ 

人は誰もが両手 ....
 
ただしい船が
たくさん
海に浮かんでいる

沈まずに
まっすぐに
まちがいのないところへ
向かって進みながら
ただしさだけを保っている

嵐にでも遭ったのか
うちあげられた ....
うむまあの木といふ
器量の悪い詩人みたいな木がある 

穴の開いた幹は 
{ルビ欠伸=あくび}をしている顔のようで 
暗闇の深遠に 
なにかを隠し持っている

うむまあといふ
 ....
手にした「水版画」という本を開き
(うた)という詩の行間で 
夕暮れのすすき野原に立つ彼 

今は亡き女の風の面影に 
いつまでも手をふり 

すすき等もまた 
金色の海の波間に 
 ....
「急に泣きたくなる」
という設問を読んで
泣きそうになる

つきつめると
あふれてしまうので
空みみのふりをして
「いいえ」に丸をつける

+

淡い花のきもちになって
窓の外 ....
金色の銀杏の葉が
車道の上で
巻き上げられて
流れて
はしる
オートバイの
吹きすぎる
排気に
何か書き込むなら
こんにちはと
さようなら
なんて
テキトーに
誰も聞いちゃな ....
入り組んだ路地を幾つも
曲がって歩いていると
街を知るように街を見失い
緑色に光る道に出た
夜のうち街灯は光るようで
電球をみれば灯りは点いていない
靴音が聞こえないので足元を見れば
履 ....
わたしの顔に触れる
鏡の中
一つ一つを
手になじませていくように

夢に出てくるそれらは
もっと気高く美しい
わたしはナイフで慎重に切り取り
バッグにいれて持ち帰る

耳 鼻 目  ....
天丼のどんぶりを空にした後 
海老の尻尾をふたつ 
ちり紙の上に並べたらじゃれあい  
嬉しそうに光った 
昨日の夕餉は 
友人夫婦と食卓を囲み 
玄米とおでんを食べました 

今日の夕餉は 
繁華街の店で独り 
天丼を食べました 

誰かと食べても 
独りで食べても 
幸福なのかもしれ ....
ジェニ、ジェニ
気楽へ行こうよ
ちっこい僕の車に乗ってさ、
すなはまへ
ゆっくり行こうよ
塩の柱をながめながら
ほら
かわいた気分が
アメリカまで続いている
そこにあるのがどうしてな ....
{引用=

カンガルーの母親には常に三匹の子供がいましたが、
お役所が決めてしまったので、
年上の二匹は殺されてしまいました、
胚の子が生まれてくるまで、
お腹の袋に子供がいないので、
 ....
こもれび/こもれび
紅く小さく南天の実

こもれび/こもれび
足元に散らばる団栗

うたっているのは ひばりか
うたっているのは すずめか

こもれび/こもれび
軽いハレーション
 ....
 

 迎えたくない明日を拒む方法を知る由もなく、抗うように眠らない日々を愛することなど出来んのだ。昂ぶり尖った神経が針みたいになったら、悴んだ掌の毛細血管を紡いで瞼を縫い付ける。冬はいつだって僕 ....
色彩は
とても美しく
あったのでした


あどけない空を
飛行機雲がすうっとたち
あおいあおいあおが
喉の奥まで入り込み



それは私の中の何処かで
ぱちんぱちんと音をたて ....
空に放った矢が雲を引き剥がしてくる、その時刻の塊。一面に熱い空、概念の残像で傷つく。空に入浴する鳥たちは、空の傷から液体の星々を舐め摂る。雲の角度たちに照らされた矢は、角度の海の寝返りで折れて、鳥の影 .... ふらんちゃんと うらんちゃん
ふたりは なかよし
ふたりは けもの
ふたりは ふたご
にてない ふたご

ふらんちゃんは 元子役
うらんちゃんは アイドルくずれ

けれど あかるい
 ....
すると僕は肺になる。イエスしか言えないほどの、肺になる。

今夜も夜に出会えた。自然にはない自然な光が力を見せる。自転車で駆ける僕は、むせぶ幹線道路をスッとヌけ、大好きな静かな住宅地に肺る。幹線 ....
風の強い日には
ため息、宙にばら撒いて
ただ遠くまで届けばいい
その胸潰れるまで
吐き出したムジカ
霧のように消えた

夏草色の景色
もう忘れようかな
黒い服に身を包み
光のように ....
思い出すだけでも赤面し
発狂してしまいそうになるような
過去の恥ずかしい記憶や
出来るならばあの日に戻り
もう一度やり直したいような
後悔に苛まれる記憶を
僕はウンコをしてるときにかぎって ....
とおい、楽園、探すはアホか。
あーあー、




たすけてくれよは少年の
少年だけの特権です。
どんなに嫌悪を覚えても、
少年だけの特権です。



うんざりするような永 ....
aidanicoさんの自由詩おすすめリスト(207)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
F_ヶ丘- 水町綜助自由詩708-12-9
mixjuice- 水町綜助自由詩3*08-12-8
眠りについて- 湿児えの ...自由詩108-12-7
ノート(つぼみ)- 木立 悟自由詩208-12-7
墜ちる鷲- はなびー ...自由詩208-12-7
愛は飢える- じゅらい ...自由詩108-12-7
- ともちゃ ...自由詩21*08-12-5
「君とセックスのできない僕と君との最大の快楽」- うおくき ...自由詩9*08-12-5
曲線音色- 北斗七星自由詩4*08-12-4
(無題)_- 服部 剛自由詩308-12-4
ただしい船- 小川 葉自由詩408-12-2
うむまあの木_- 服部 剛自由詩308-12-2
余白ノ顔_- 服部 剛自由詩208-12-2
選択肢- 佐野権太自由詩30*08-12-2
1974年のオートバイ- 水町綜助自由詩5*08-12-2
夏の収穫- 水町綜助自由詩308-12-2
部位- K.SATO自由詩2*08-12-2
ふたり- 服部 剛自由詩508-12-1
昨日の夕餉_- 服部 剛自由詩4+08-12-1
ジェニジェニ- 構造自由詩1308-11-28
眼球- 士狼(銀)自由詩8*08-11-26
木洩れ日/鮮やかな風景- kauz ...自由詩8*08-11-20
十一月のシトラス- 雨を乞う自由詩2*08-11-14
色彩- あ。自由詩3+08-11-5
生空- 葉leaf自由詩508-10-26
腐乱ちゃんと恨乱ちゃんのテーマ- ともちゃ ...自由詩5*08-10-18
High- 詩集ただ ...自由詩108-10-16
beautiful_dance- くろね自由詩4*08-10-16
人間らしさ- かいぶつ自由詩608-10-15
へんたいやろう- 榊 慧自由詩608-10-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7