すべてのおすすめ
いつまでもそうやってそこにいなさいかみさまとみんなはあなたを呼んでいるけど


まだ誰も知らない土地でひっそりと虹の種など埋める秋の夜


悪だくみしてもいいけどもう二度と砂のお城は作れな ....
あんたの短歌はフルーチェの匂いがするね愛しいだけさ


真白なTシャツで作ったフラッグを振る死んでも名前は同じでいたい


眠れないのは誰のせい深夜音楽番組を片っ端から惚れる土曜日

 ....
イカロスときみに呼ばれた五月から芽吹きだしてる背中のつばさ


滑走路駆けるあなたを追い駆けて追い駆けられて閉じてゆく恋


鋼鉄の翼たたまず夜を待ちどこへ飛び立つ思春期の冬


無 ....
バス停で君を待ってる手の平に人とゆう字を千回書いて


鉄棒に逆上がりして校庭を空へと落とすサッカー部員


難解な数の定理を飛び越えてブッダのように眠ってるきみ


教科書の隅に落 ....
魂のやさしさなんてたてがみの獣の飢えにひきちぎられろ
その底のやさしさひとつひっそりと夕陽のなかの草に宿れる
きりきりと秋の深夜の草むらのなかにいっこの電池は鳴れり
留守電に君の英語のうつく ....
ピンクッションおうちの箱はお手玉々
お花やでは赤毛だったね

フォックスフェイスはゆでて食べるとおいしい?ううん揚げたのそれ

ワイルドベリーはみち子さんお嫁に行くって!まあ女の子は苺みたい ....
抜け殻のC2ボトルでいっぱいのダストボックス夜を濾過せよ


飛びかかる野生本能むき出すがBGMが気に入らない彼


シーツ上DNAの僕たちの 不安 恍惚 小さな心中


冷蔵庫なん ....
先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。


ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない


触れてとは言わない言えないでも触れな ....
まどろみて戦闘服のポケットの内なる闇で文字となり待つ


幼少時蝶を追ひ駆けあきらめた崖の上にてそろへ置く靴


砂山にトンネル掘りてやがて夜未だに指はつながらぬまま


裏山の茂み ....
一つだけ失くすことより得るものの少なさならばもっと失え



きつねいろチーズケーキにのせすぎたペパーミントのばかあほまぬけ



宇宙から何も来ないと信じながらレモンジュースを挽いて ....
罪の森きみの手を取り「逃げよう」と言った途端に僕も罪人


森のなか追いかけごっこふたりして迷い込んだねもうひとつの森


瓶詰めの蝶を埋めます木の根元「飛び立つものはすべて埋めます」
 ....
  からからと

  蝉は

  姿を消してゆく

  夜のおわりに

 ぽとり

 落つく

 砂浜に

 ひかる

 素肌のにぎわいが

 白くつめたい

 ....
夕暮れに花を選べばひまわりが遠いどこかでうなだれている


草むらの茂みに隠れ咲いた花ひとりの兵士 目は閉じたまま


ゆっくりと開いてゆくの花びらがだからわたしは滅んでゆくの


 ....
屋上にスカート揺れてあとは空ばかりが残ってしまう学校


渡される廊下で後ろ振り返るきみによく似た少女が今も


出来すぎた出会いに怖れ隠せない手を繋ぐだけ見つめあうだけ


影追っ ....
汗くさきシャツも血みどろの手もなく夏は終わりぬ八月のさなかに

うすあおき裸像をきざむ人のあり風土を捨てた身なれば軽し

父母よごめんなさいね双の手にかなしみのほか何も持ち得ず

白鳥はお ....
縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる


夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄


鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ


鏡台に映る妹べにを ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか


「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ


昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな


警報機こわし ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ

もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて

一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
 ....
気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして 春がきて 天馬のかたわら うたう声
          あなたは散るもの あなたは咲くもの


舞う応え 飛び去る天馬 葉の光
          散るものたちよ 咲くものたちよ
 ....
ひとなかで あへばしらぬ そぶりして
鏡のみぞ知る 乱れ牡丹
色褪せしカエルの背をなでやりつ人差し指はものひきつらす

日暮れれば花弁を閉ぢる花と知らず植ゑてよりわが昼は呪はれ

土くさき夜気につつまれ甦る記憶くるしくのびる根のごと

街路樹の根の垂 ....
ふとどきな大き乳房に出会ひけり丘の上なる村の温泉

湯の中に溶けるがごとく身を沈め女は白き乳房浮かべり

乾きたる身は清めらるおほどかに{ルビ腿=もも}を洗ひしひとに並びて

二の腕の{ル ....
ふるるさんの短歌おすすめリスト(323)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
PASTICHIO_MEDLEY- 本木はじ ...短歌16*04-10-6
十年後から- ピッピ短歌1104-10-4
ICARUS,FLYMETOTHEMOON- 本木はじ ...短歌1104-10-3
FAREWELLAFTERSCHOOL- 本木はじ ...短歌1004-9-28
魂のやさしさ- 天野茂典短歌304-9-26
お花食べんのお母さん- 山内緋呂 ...短歌404-9-25
小さな心中(Originalsongs『小さな死』byピッピ ...- 本木はじ ...短歌10*04-9-15
破壊活動- ピッピ短歌45*04-9-12
OURDARKPLACES- 本木はじ ...短歌404-9-10
さよなら僕を- ピッピ短歌904-9-7
瓶詰めの森- 本木はじ ...短歌1604-8-26
からから- 折釘短歌304-8-26
INNERGARDEN- 本木はじ ...短歌1104-8-15
DOWNMEMORYLANE- 本木はじ ...短歌11*04-8-13
八月のさなかに- みつべえ短歌504-8-11
夜光中- 本木はじ ...短歌3504-7-14
廃失者- 本木はじ ...短歌2604-5-24
腹の七糞- 石原大介短歌16*04-4-18
ふきのとう- 春日野佐 ...短歌9*04-3-2
天馬飛奏- 木立 悟短歌304-2-26
48しゅのひとひら- 佐伯短歌404-1-24
人差し指- 渦巻二三 ...短歌903-7-14
村の温泉- 渦巻二三 ...短歌303-4-12

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11