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ぼくの人生はつねに明るかった

それがいつもぼくの人生だった

これからもそうだろうし今もそうだ

失意や蹉跌におそわれるたびそんなことを思う

思うというより思い出す感じだ


ぼくは約束したことを ....
その地平線は
感情によって形を変え
拡声器に先導されるパレードは
歪みを生みながら日々を歩く
その悲しみや怒りを横目に
ただただ憂うスコールの中で
ぼくたちは
どこまで行けるのだろう
ぼくたちに
他 ....
あの深紅の風には
乗れませんでしょうか?
わたくしは夕空に
問いかけるところでした
時間がたなびくのを
この目が確かに
みとどけていたのでした


ピアノの白い鍵盤の上を
光のくちづけが降りかかり ....
息の吸いかたも

息の吐きかたも

忘れてしまった

私は愛しき敗残兵

顔の作りかたも

その戻しかたも

忘れてしまった


夏が逝きます

今度こそ

言葉 ....
リーン リン
リーン リン
星達が銀色のベルを
ほんのり微笑みながら
揺すり始めましたのは
真夜中3時頃のことでした

星旅をしに来る人々を
快く招きます
遥かとおい頭上から
見上げる人々すべてに ....
ひとがすべてを運んで来る

花を咲かせるいつかその日に

すべてはあとからついて来る

ひとがすべてを運んで来る


強がったり

じぶんを信じたり

トラックの助手席で

風を受けながら

おまえの ....
そらくんたちと
子供公園であそぶ
気温36.2℃

親たちは木陰に避難し
子供たちだけが
めまいのする夏のさなかの灼熱を
嬉々としてうけとめている

なつをワンダーランドに変える魔法を
いつしか使えな ....
空から町に降りてく

なだらかな住宅地

ところどころ林のモコモコ

人影

意外とない

空から町に降りてく

どすん

とあるパーティーの部屋

おとなしく騒いで

膝をおさえたままキョロキョロ
 ....
木漏れ日は居所なくして

こぼれた僕のこころ達だ

どこか朗らかで

どこか痛々しい

透明で純粋なこころ達だ

木漏れ日はじっとしない

僕は聞いていた

聞いてください

木漏れ日は居所なくして
 ....
すきとおるがからまりあがりゆくのです 運転席に座り冷房を浴びながら

北の空の夕焼けをしばらく見つめていた

疲れのあくびに目を濡らしながら

きょうはなんの日だったかと考えていた


北の空が夕焼けに染まっていた

ぼんやりと蒸した夏の ....
船が一隻造られるたび

進水式が行われている

時代が変われど文化が違えど

いまも世界中で

船が一隻造られるたび

進水式が行われている


三好達治の詩を思い出す

海、遠い海よ!と私は紙にした ....
ぼくは肉体によって

命を認識され

魂からは離れられず

幾つもの心をつくりだし

精神という物差しで格付けされている


肉体にぼくは宿っているのだろうか

肉体を命と言えば良いのだろうか

じゃ ....
ひかりだけ

音のない

ひかりだけの洞窟

その洞窟のなかで

郷愁に身をさらしながら

ぼくは透明になっていた


今年いちばんの暑さであるのに

まだ蝉さえわんわん鳴いていないのに

今日ずっと ....
広島と山口を旅した春

26年まえの薄曇りの駅

初めて泊まったビジネスホテル

飲み慣れないスーパードライ

吸い慣れたマイルドセブンライト

深夜番組見つめながら

予定などないあしたをぼんやりと ....
小磯良平描くところの令嬢である

タイトルは「冬の夜」

昭和29年週間朝日
新春増刊号の表紙であるが
ちなみに当時の値段で一冊70円
先日古本屋で50円だった

花森安治や長谷川町 ....
ひとり寝の小窓から

隣の家のひかりが射していた

腫れぼったいオレンジのそのひかりが

いつか来るぼくの幸福を暖めてくれていた

不安定な感情の波に

もはや難破などしないだろう

ああ、ぼくは、静 ....
市場の朝は早い
そこには人間の胃袋を満たすという生の根源に直結した欲望の匂いと独特のエネルギーがある

狩人が獲物を担いで去ったあとに残された空間は
歯の抜けた老人の
ように
手持ちぶさたの待ち人顔な ....
みていた憧憬は
カップのなかの角砂糖のように
溶けていった
まるで経ってゆく日日のように
あっけなく

脆さを
弁護するつもりはない
ただ
愛することができる
無償で


 ....
あらかたを
売ってしまったよ

色、を一つ
手に入れるために

君の時間を
止めるために

やっと会えるのだ
と思ったから



待っていた
待っていた
ずっとずっと ....
東京は避暑地のような涼しさだった

朝は黄昏れのようだった

夕暮れは朝のようだった

避暑地・東京

季節のひかりしかそこにはなかった

記憶の主役はいつも

温度ではなくてひかりなのだ


勘のい ....
風の運ぶ
時間のキットは
風景を組み立て

それは
留まることがない

ただしく
いつもただしく

移ろって
移ろってまた
帰ってくる

そんな、
キット
来年を知らない花が
風と遊んでいた

、ふっと凪いで
花は戸惑う

それでも無心に
凛とある

いつかのまたの
友だちを

信じて無心に
凛とある



花には
 ....
きみは あまいよ 
けれど きみの人生が きみに期待しているのは
すべての雨の音を聞いて 
すべての風に こころを寄せて

甘く実らせることさ

-------------------- ....
それは冬のひどく雨の降る日の夕方




雲に隠されて夕日なんて見えなかった



私は独り車内に残されて



しわくちゃの一万円札を持たされていた



夜になる ....
「バナナツリー」

少しでも腐らないように
バナナツリー
立ちっぱなしが
程好く深呼吸

いつも立ち止まり
溜め息混じりで深呼吸
腐らないよう心がけしてみるが
格好悪さは相変わらずの僕

遠く南国か ....
森のなかにひかりの妖精が住んでいることをアーヤは知っています

見たことはないけれど知っています

森のなかに足を踏み入れると辺りはほの暗くなりました

アーヤはうえを見上げます

木漏れ日がちらちら ....
彼女の赤は優しかった

激しさの中にある
少女の純粋
目に優しいのだ

アクリル画は
なお

ピンクを孕んだ赤だ

長い闘いの中で 手に入れた
永遠に続く
才能と力も

きっと 生まれ育った  ....
太陽が照らしてる

偶然も

雲を

空を

病を

君を

僕を

不器用も

太陽が照らしてる


考えなければ

うまく生きてゆけない

のびのびなんて出来やしない

そんな僕なのに

君をギュ ....
静かな埃くさいホーム

電車が通過する

ぼくはベンチを掴んだ

いつもと同じだ

衝動と戦っていたのだ


枯れた灰いろの土

遠ざかるスピード

三角屋根の悲しみ

なみだが沸騰する


静かな埃 ....
beebeeさんの携帯写真+詩おすすめリスト(240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
楽しく粛々と- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-9-2
scene_03- 士狼(銀)携帯写真+ ...212-9-2
深紅の風- マーブル携帯写真+ ...312-8-25
私の愛しき敗残兵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-23
泳ぐ星たち- マーブル携帯写真+ ...6*12-8-22
弱い俺だから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-8-21
なつのそら- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-8-16
メインライン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-8-2
木漏れ日- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-7-28
つる- 阿ト理恵携帯写真+ ...7*12-7-26
北の空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-7-22
進水式- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-7-22
救われる魂- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-7-17
秋の夕映え- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-7-16
遥か空のした- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...812-7-15
麗人- 梅昆布茶携帯写真+ ...812-7-15
隣のひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-7-10
市場にて- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-7-10
憧憬に勝って- もっぷ携帯写真+ ...312-7-10
訳すと、- もっぷ携帯写真+ ...212-7-1
避暑地・東京- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-6-27
キット- もっぷ携帯写真+ ...212-6-26
- もっぷ携帯写真+ ...412-6-25
マスクメロンお嬢様- るるりら携帯写真+ ...1312-6-16
それは雨の。- 永乃ゆち携帯写真+ ...6*12-6-15
バナナツリー- 乱太郎携帯写真+ ...16*12-6-14
(第2話)アーヤと森とふしぎなひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-6-6
優しい赤- 森の猫携帯写真+ ...9*12-6-6
太陽が照らしてる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-5-30
薄い光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-24

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