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そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
東京の街路樹では

幾種類ものセミが鳴いていた

夏の時が豊か、だった


品川プリンスの坂をあがる

湿ったアスファルトの匂い

木々のひんやりとした匂い

いまからきみに ....
ゴルフ場では

たまに神秘な光景にであえる

仲間がショットするあいだ

ぼおっとうしろを見つめていた

ヒグラシや他のセミが

背高い木々の壁のなかで

ひんやりとした交響を ....
付き合うだろうな、が

付き合ってしまえば

別れるんだろうな、になってしまう

いつものことだから

せつなく楽しむ術も身につけた


高速道路

よく冷えた車内

F ....
モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ....
個人的な

音がする

かえると蝉は

よく似ている

未来にむかう追憶は

朝なのに黄昏ている

個人的な

音がする

かえると蝉は

よく似ている
きみのはだけた地図を

わしづかみして

通ったおとこたちを

ミキサーにかけたのだ


はやく爆ぜろ

たましいを

すりあわせていた

もうすぐ何処からか

鈴の ....
きみはシーツのうえで

まったいらな胸になった

キャラメルみたいに口にくわえた

やり過ぎのマッサージの力で

素肌をなん往復もなぶる

粘っこく濡れていた裂け目は

さらさ ....
スナックで知り合えば

たわいもない話をして

エレベーターで送られて

手でも振ればさよならできる

夜の屋上できみと話せば

ケンカでもしなければ

おたがい立ち去れないよ ....
その夜をすぎると

その夜をじぶんに

刻みつけなければ

ならないとおもう

十五もとしうえの

青年と口論となり

納屋で夜を明かす

少年の涼しい目に

月のひか ....
雨す、る

神殿す、る

雨です

降るたよなー

雨どこよりも


雨がことば 壊していた

神殿みたい 崩れていた

雨がことば 予定通りの

神殿にはの 神殿に ....
世界が

おから建築でないことを

のぞむ

未来を保証しないものを

にくむ


テロリストは知っている

世界が

テロでは壊れないことを


世界が

お ....
大連は観光地ではないから

すべての施設は中国人のものだ

悪い仕事をするのに

これほど俺を守ってくれる国もない


星海広場をぶらついた

午後2時に待ち合わせている

たくさんひとがいるのに閑散 ....
抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
新横浜の風景を

しばらく品川と間違えていた

その風景にせつなくなっていた

品川にはきみがいるような気がした

白い光を放つビル

白い光に照らされた道

きみが歩いたかも ....
つめたい湯につかる

それが

湯であった痕跡は

柔肉や

匂いで感じられる

追いだきは

追憶に似ている

それが

かつて湯であったこと

エネルギーの再現 ....
ドラマで

そんなセリフがあったのだろう

次男が

階段ごしに質問してきた

気のきいた答えでも言えれば

良かったのだが

ぼくは

じぶんの頭のうえに手をかざして
 ....
正でも負でもない0

0は虚数のようなものだ

実存から自由な

観念とは

0や虚数のようなものだ


ぼくはきょう

あるひとが美しいことを

発見したんだ


 ....
16のころ読んだ

大江健三郎の小説を

古本屋で文庫で百円で買った

道を渡った喫茶店で

39の俺が読んだ・・・


墜落する物体を見る興奮

幻のように確かな手触り
 ....
夜の街道は

甘い匂いに充ちていた

火を付けるまえの

煙草の葉のような

甘い匂いに充ちていた


ぬくもり

ふれあい

ひこうせん


夜の街道は

甘 ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
ぼくはあの日

獣のような妖精だった

獣のようなことをして

妖精のような目をして

妖精のようなことをして

獣のようなことを考えて

清濁は合わせ呑むものではないよね
男と女をこえて

きみを抱きしめたい

欧米か!

なんて言われたいぐらい

そんな気持ち、なんだ


外灯や月がさやかになる

五月の闇が深くなる

月日は軽い足取りで ....
太くなる

風が太くなる

孕んでいる

闇を孕んでいる

風が闇を孕んで太くなる


湿り気を帯びている

自然は昔から獣だった


太くなる

風が太くなる
 ....
欠けたピースは

故障していて

だから

覗ける

希望があった

白い帽子被って

裏切りのない

五月の

風には

灰色の影には

欠けたピースは

 ....
再現できない放物線

なんども見つめていた

予感をこわすに足りる

大義名分なんて

この身にまだあるのかい


おまえのことさがしてた


過去形?


おれっち ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
向精神薬なんて、鍵のひとつじゃない

ドーパミン

セロトニン

生まれもった病気のふり、やめろよな


あたしの未来になにをするんだ

医者やインターネットの

あたしペイ ....
ジャパン・ランドのうえを

ひかりが

風が、雲が

ちからの流れを変えてゆく

ぼくらはどこから来たのか

ぼくらはどこへ向かうのか

おなじでも

べつべつでもないのに ....
ひとにとって

わたくしは環境の一部でしかなくて

良い影響を与えたり

悪い影響を与えたり

これといって

影響を与えることもなかったり

季節がたのしくなかったり

 ....
佐々木妖精さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(141)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛について- 吉岡ペペ ...自由詩2708-8-28
東京の街路樹- 吉岡ペペ ...自由詩508-8-25
しばらくはうしろに- 吉岡ペペ ...自由詩208-8-16
理不尽なバラッド- 吉岡ペペ ...自由詩308-8-12
沈まぬ夕日- 吉岡ペペ ...自由詩608-7-30
かえると蝉- 吉岡ペペ ...自由詩208-7-26
- 吉岡ペペ ...自由詩408-7-12
望郷- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-8
スナックで知り合えば- 吉岡ペペ ...自由詩5+08-7-6
七月一日の夜- 吉岡ペペ ...自由詩308-7-1
雨の降る神殿- 吉岡ペペ ...自由詩108-6-29
レッド- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-19
星海広場- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...608-6-18
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
品川- 吉岡ペペ ...自由詩608-6-13
僕らはうつろう- 吉岡ペペ ...自由詩408-6-11
じぶんて何処にあるの- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-31
美しいこと- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-28
幻のように確かな手触り- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-23
ぬくもり/ふれあい/ひこうせん- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-21
五月の香水- 吉岡ペペ ...自由詩1208-5-16
獣と妖精- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-11
抱きしめたい- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-10
五月の夜- 吉岡ペペ ...自由詩608-5-6
いのちのパズル- 吉岡ペペ ...自由詩1008-5-5
愛のために- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-1
さよならの前につたえる- 吉岡ペペ ...自由詩1308-4-28
罪の色- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-20
四月の風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1008-4-18
季節がたのしくなかったり- 吉岡ペペ ...自由詩608-4-16

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