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読みかけの詩集を逆さまにすると
文字の列たちは
不ぞろいのビルディングになりました
そして
下のほうにあった余白は
広い空に
しばらくその様子に見とれていましたが
何かが足りない気が ....
ハエの手のこする音が聞こえるぐらい静かな夜だった
ぼくらは見つめあっていた
なにもごまかしようのない
左右がふとそろってしまった鏡のようなぼくらだった
まばたきの一回で世界が変わってしまいそう ....
ウルトラマンは公園のベンチに座っている
子供たちのいない公園でひとり
ペンキのはげたブランコへとうつった

ウルトラマンは地球防衛軍をクビになっていた
肝心なときに、いつもいなくなるのだから ....
週末に運ばれてくる
人参くん
牛乳くんに
ラーメンくんは
せまくて ぎゅうぎゅう
さむくて かちかち
みんな凍りつきそうだ
あいつもあの子も
たちまちあばよ

ぼくがスキマから
 ....
アメンボが連れて来た
空の暑さ 夏の魔法
白い翼で 飛び立て!
憧れの空 目指して

今 私はこわいもの知らず
若い雲に勝負をいどもう!
嵐は
少しだけ自然を叱って
少しだけ人間を叱って
雲を連れ去ってしまった

そこに残ったのは
私に残酷な色
パレットの絵の具では描けない
雲ひとつない青い空
手でたどる円は
加速すればコースアウトしそうで
気づいたら
ただそこには器があった

底は見えてる
それほど深くもないのに
真っ白で曖昧になる

もしここに
入れるものが存在しても ....
ここにあるのは夏の地図
宝島への出航 間近!
冒険の仲間を呼び集め
飛び出そうよ
夏の国へ!!

憧れをつかまえに
雲の船に乗って
さぁ 夏 本番!!
ゆらゆら陽炎
ゆらゆら風鈴
遠くに見える あなた
だあれ?

ゆらゆら潮騒
ゆらゆら風音
もう見えない あなた
もぉ いいかい?
音符のように揺れる花は
ビロードの四面ソ歌
色と音とがマチアワセ
白い夢を真っ赤に染めて
花になれなかった
けれど似てしまった
ゆえに{ルビ永遠=とわ}をゆく
四面ソ歌
昼が終れば
必然と夜がやってくる
誰もが眠り休む時の
とばりがおりてくる
枯れることを知らない
泉のような夢たちを
今も見つめて 明日を待っている

Good night おやすみ
 ....
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
傘もささず 雨の中の少年
そうっと
傘と琥珀を手渡して微笑む

ベンチで座り続ける老人
そうっと
煙草と指輪を手渡して微笑む

そんな野郎になりてぇな
少しでも誰かが笑ってくれりゃ良 ....
つぶやくように
こみあげて
ながれて は
いかない

さからいなさい と
て をにぎりしめる

つけっぱなし の
けいこうとう 

うすい かげり

たたまれ ....
お菓子の家は
どこにあるの。


雲ひとつ見つからない
青く平べったい空が広がった
あの日

雲だけでなく
あの人までも
見つからなくなった

心からあの人を
信じてきってい ....
5月9日於リアルタイム会議室A
参加者  山田せばすちゃん、じま、折釘、佑也、からふ、無色昼寝、oldsoup
誰がどの連を担当したかは例によって秘密





えりざべす、
え ....
5月8日於リアルタイム会議室A
参加者  山田せばすちゃん、あざれあ、nm6、川元緋呂子、折釘、サラ
誰がどの連を担当したかは例によって秘密



繰り返していることに着陸して気づかない
 ....
傾きかけた夕日に
静かに染められていく放課後の教室
たわむれあそぶ影法師たち
その風景からひとりひとりを
輪郭にそって丁寧にきりとり
ノートに貼り付けていく

ふるえる手で
間隔が
 ....
とんでゆく
泡の天使たち
とんでゆく
花の天使たち
くる クル くる クル
お空へと
未来へと
くる クル くる クル
つねならず と わかっていながら
永遠を求めて
くる こない ....
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない

夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない

消さないで 記憶
消さないで 傷
 ....
私は霧に包まれていた
霧の森を長いことかけて歩いて行った
霧は深く 晴れることを知らない…

扉を見つけた
霧の森で
開けようとも思っていないのに
その扉は開いた
でも
その先も霧に ....
夕暮れの風
優しく涙をかわかし
傷を癒してくれる
紅の葉{注紅=くすのきや、アカモチの新芽}
散り始めたうすべに
まぶしい{ルビ緑=あお}

春はいつのまにか来て
いつのまにか去ってい ....

びい玉は ころころ転がり
車にひかれて 粉々になってしまった
大切なびい玉だった
キラキラしてて
でも どこか光は優しくて
本当に大切にしてたのに

だから今
風船を見つけたから ....
「クラシック」

稲穂の先端が
千切れて跳んで
千切れて跳んで
潮騒が跳んで流れる
音符が嵐が金色を色づけていく
鼓動と音階鼓動と音階鼓動
休符が僕を梳ってしまう
その
傷口のしぶ ....
桜小紋の裾には香りのよい猫の鈴が付いていて
ビル風に舞う花弁は懐かしい声を連れてきてくれたから
一度振り返ってしばらく佇んでいた

君が居た場所に
氷陽(ノルディスカクリスタル)の火 見 ....
空に浮かんだあの林檎
照れてすっかり赤林檎
手を伸ばしてほしがった
口のなかでも赤いかな

もしもあなたがこの体
ぽっと赤く染めたなら
すーっと胸に染みこんで
わたしもわらう赤林檎
 ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね

見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの 
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
「羽の無い天使」



高架下に羽の無い天使が立っていた。
そこで住んでいる風だった。



羽の無い天使
と目が合うと
―わたしは人間です―
とわざわざ言った
のがチャンチ ....
あのとき

砂利を枕に漂う水流と
俺が足下で鳴らす砂利の音で
陶然していた君の瞳の
行方は桜が風と奏でる
デッサンだった

そしてそんな君が
俺の肩にも
頭をのせてくれれば
・・ ....
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