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紺色のカーテンが空にかかる頃
私は一人 ぼんやりと
光る街を 歩いてた

空にはバナナのようなお月さま
あのお月さまを食べたら
どんな味がするんだろう

月は恋の果実
それはきっと恋 ....
涙ひとつぶん
あなたに
私の叫びは届かない

いつもの私でないと
気づいていながら
あなたは
何があったかさえ
涙ひとつぶん
わからない
震える指先が凍りついて
いつか口に含んでも動かなくなったとき
幾度も自分を納得させる言葉を吐いた

私は人より多少不自由なだけ
壊れた右耳は機械の力で補える
動かない指先は動く片手で補える ....
夕焼けの頃)

机の上、広口ビンの透明な壁面には
「真空」と書かれている

私はただ、じっとそのビンを見つめているだけだった
あなたはそんな私を若かったのだと笑うだろうか
あるいは、 ....
学級委員のももちゃんは、
いたずらっ子の男子をこらしめます。
今週は7人の男子が女子に謝罪をしました。

青島君はめげません。
ももちゃんのスカートをめくりました。
はじめて、めくってもら ....
その子はとても純情。
世間の穢れを知らずに今まで17年間生きてきたの。
とても皆に大事にされていたの。
その子がとても輝いて見えたのはきっとあたしがだめなやつだったからだろうね。
今でも彼女は ....
布団を干したかったの。
どうしても、今日干したかったの。
お母さんは言いました。
「濡れてもいいなら干せば〜」

一気に気持ちは萎えました。

ブーツを履くのもやめとこ。
 感情の吐露です
  それは美味いのですか
  脂がのってるのですか
  私は場違いではありませんか
  大将、
  はちまき ずれていますよ
  ずれているのは何だっけ
  そ ....
こたつの中でぼくは、猫を見つけました。
その猫はこたつの中であっちへ行ったりこっちへ行ったりしていました。
ぼくは、こたつの布団をめくりつつ、尋ねました。
「何してるの?」
「今日と明日の境目 ....
あきれたことに
男の料理のうるさいこだわり
重症であるとみた
牛の脛肉やすじ肉を
すりおろした梨で煮込むビーフシチュウ
たった2時間で出来るのだと
得意げな彼

不吉なオレンジ色の月が ....
 
わたしのせなかというものを
つくっていただけるのであれば

どうか車輪の跡を忘れずに

しあがりのまえに
たっぷりと日干ししたものに
あなたというものを
ペダルにのせて
し ....
君と水族館

巡る巡るマグロたち


とまらない

もう とまらない
今更 こんなこと言えない
あなたのその優しさが
あなたのその笑顔が
ひとつ ひとつ
私の心に降り積もって
あの時も あの時も
泣きたい心 泣けない気持ち
からまわりする言葉と
壊れたヴィオラ
すりきれた指に
伝う涙
みんな みんな
淋しさに傷つく
憧れは
いつまでも
追い続けていたいから
完全な憧れなど
持たないんだ
金色の雪のように
散ってゆくのは想いの絵葉書
とんでけ
とんでけ
雲の上まで
空の果てまで
あの人のもとへ届くように
僕のなかには、爪のはがれた音だけが響く。

愛とか恋とか絶望とか。聞こえない振りを。


爪のはがれた音が聞こえる。悔しくて爪をかんだからだ。
恐くて泣いたからだ。

辛いことも悲しい ....
魂が燃えて。かすんでって。消えたのを見ました。
一生懸命、生きていました。
泣いたらだめだと思い、こらえたけど。


何か、私はできたでしょうか。あの子に何かしてやれたでしょう。
届かない ....
言葉は羽根のはえた
心のようなもの
ときにその翼はやわらかく
ときにその翼は鋭く

もし
人が言葉を失ったら
それは
鳥が翼をもがれるのと同じこと
己の存在に疑問を抱いた時
一人の哲学者が生まれた

己の存在に恐怖を抱いた時
一人の悪魔が生まれた

哲学者は悪魔という疑問を追い続け
悪魔は哲学者という恐怖を追い続け
だが決して あ ....

poem5
山田せばすちゃん
seba_yamada@hotmail.com

はためくもの

ネパールの
いや、みんながよく知ってるサガルマ ....
僅かに 僅かに
凍てつく指先
冷たい土に埋もれ
血も通わぬ
涙を流す
色を映さぬ
瞳をぬらす
ただひとすじの
泪色 その心
激しかった雨も
いつのまにか やみ
気がつけば
ひとすじの虹
片想いが
やっと通じたように
空から空へ
ひとすじの虹

ただ
追いかけても届かない
ひとすじの虹
風にのせて しゃぼん玉 とばそ
くるくるまわる 青 赤 黄色
神様のとこまで 飛んでゆけ
あの人のとこまで 飛んでゆけ
天までのぼって はじけとび
大空 架ける 橋になれ
空を一直線にかけのぼる飛行機雲
くすのきに登っても
時計台にのぼっても
そのしっぽさえ つかめない
「おーい!」叫んでみる
「どこまで行くのー?」
優しい気持ち思い出すよ
この大きな空を見上げれば
何もかも投げ出して
泣きたくなったりもするけど

ウスムラサキの空の果て
届かない
君の声は聞こえてる

流れる涙 心で止まれ
君 ....
おとぎの国で幻を見て
今も私は夢の中
涸れるほど涙を流して
その海に溺れて

月さえ隠して
闇夜を呼んで
みにくい私をかき消すように
疲れ果てていませんか
行きずりの毎日に
ひとりぽっちでいませんか
暗い部屋の中で

かすれながら流れていく歌
深い海の底から
あなたにあてて歌っているよ
いつまでも ねぇ聞こえますか
風が強くて
笑うほどはためく
せんたくものたち
この体も
飛べたらいいのに
 みずうみの底に咲く花
 そのように
 抱かれたい夜もある

 深いあいいろの
 一重の花びら

 湖上の月はどこまでも細く
 微かな光さえも
 さざなみに散らされて藍きに染まる
 ....
折釘さんの自由詩おすすめリスト(122)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋の果実- 春日野佐 ...自由詩203-12-7
涙ひとつぶん- 春日野佐 ...自由詩303-12-6
指先と神様- 竹節一二 ...自由詩503-12-6
夜明け前に- たもつ自由詩1803-11-25
芽生え- 浅野 す ...自由詩503-11-23
ピュア- 千翔自由詩103-11-20
泣いちゃえば?- 浅野 す ...自由詩303-11-20
寿司屋にて- 嘉村奈緒自由詩6003-11-18
こたつの中で。- 千翔自由詩203-11-18
梨_(二)- Six自由詩403-11-16
おもいあと- Monk自由詩803-11-13
巡回水槽- Monk自由詩303-11-12
泣きたい心_泣けない気持ち- 春日野佐 ...自由詩203-11-10
淋しさに- 春日野佐 ...自由詩103-11-10
憧れ、未完成- 春日野佐 ...自由詩203-11-9
絵葉書- 春日野佐 ...自由詩303-11-9
はがれた。- 千翔自由詩103-11-8
猫が死んだ朝- 千翔自由詩303-11-7
言葉の翼- 春日野佐 ...自由詩303-11-4
- 春日野佐 ...自由詩403-11-4
はためくもの- 山田せば ...自由詩803-11-4
泪色_その心- 春日野佐 ...自由詩203-11-3
ひとすじの虹- 春日野佐 ...自由詩303-11-2
しゃぼん玉のち虹- 春日野佐 ...自由詩203-10-25
飛行機雲- 春日野佐 ...自由詩4*03-10-21
心の虹を- 春日野佐 ...自由詩303-10-17
Gute_Nacht- 春日野佐 ...自由詩303-10-16
nocturne- 春日野佐 ...自由詩303-10-15
強風・晴天- 春日野佐 ...自由詩203-10-14
みずうみの花- こん自由詩6*03-10-9

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