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　わたしはひそかにその人をガーベラさんと名づけている。
　月曜日の昼、大体同じ時間にやってきて、大体同じ内容の花束を頼んでいく。ガーベラと赤みの差す花を葉蘭で包む花束を。
　だからガーベラ　.... 　「新体詩抄」（明治15年）の序文は日本伝統の和歌や俳句からはなれ、平俗な日常語による自由詩への道をひらく契機をはらんでいたが、その実作は七五調中心の文語定型詩であった。それも作品の完成度からいうと、　.... 友人のＹは、ショッカーに所属している。
無論、悪の秘密組織に在籍している訳であり
人様に堂々と胸を張れる仕事では無い。
例えそれが女房、子供を必死に養う彼なりの生き様だとしてもだ。
だがマスク　.... 噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい


　2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨　.... 拝啓、とさせていただきます。
日々つつがなくお過ごしでいられますでしょうか？
貴方と途絶えて最後にお目にかかったのは何時かもうすでに忘却の彼方ではありますが、今まで二人でどんな時を過ごしたか想い起　.... 　食い違う夢　−『私たちの欠落(夏の日の)』藤丘　我流読解−


　批評祭に寄せて、ふたつの文章を書く構想でいた。ひとつは、フォーラムの
外で書かれたものについて、もうひとつはここに書かれたも　.... 　・


　僕は床におかれたビンに近寄った。
　男はまだごしごしやっている。僕はビンにひだり手でふれた。
　液体はとても澄んでいて気にいったから、しずかにビンを揺らした。空にぶつかったひ　.... 　アデン


　三日月の夜にケンカしてかけ出したら道にまよってしまった。
　どこをどうはしってきたのか、気づいたら公園がすごく大きくて僕はようやく立ち止まったんだけど、滑り台の下でしばらく　.... この連作「そろもん」は、五行というフォルムそのものがテーマでした。大局的には、それ自体が現代詩的構文のアンチテーゼとして機能することを目論んだと、とりあえず言っておきます。でも内実は、きわめて個人的な　.... http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=122465

　詩人は詩を書き始めるにあたって、一つの静寂、一つの待機状態に身を置く。詩人が詩の発端をつかもうとすると　.... 　一月の休耕田を、妹とふたり手をつないで歩いていた。

　灰色に塗り潰された空からは今にも雨かみぞれが落ちてきそうで、どこか雨宿りができそうな場所を求めて、ぼくたちは黙りこんで歩き続けていた。とは　.... 明日、現代詩フォーラムの会議室『関西好きやねん会』のオフ会があるわけですけれども。。。

祖母宅に行きまして、
「明日、現代詩フォーラムで短歌とか書いてる人たちに会ってくるねんけど」
と
話　.... こちらにいらしたあをの過程さん、がいなくなって、
私にはどうしてもどうしても、彼を、とか彼に、とかの詩や散文は書けない。
ただ、これから私が書いていく詩の中に、少しでも良いものがあったら、
そこ　.... 水在らあらあ氏　「最果て」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=123658

私はネット上にあるさまざまなサイトに自分の詩を投稿している。それは、いろい　.... 　眠っている時　港から船の汽笛が聞こえた　潮の香りが酷い
　白で統一された僕の部屋は洗練さで満ちていて　読みかけのトルストイの「戦争と平和」の文庫本が潮風に吹かれてパラパラとページを捲る　水差しが透　.... 先日、祖母の誕生日でした。
８０歳になりました。
「傘寿」というらしいです。
「傘」の略字が縦書きの「八十」に見えることから、そう呼ぶのだとか。
来年は「盤寿」だそうで、その後も「卒寿」「白寿　.... ｛引用＝短編小説。長いです。｝


僕は睨みつけた。この狭い視界の中から、猜疑心満載の眼差しを、ちらつかせながら、今見えている僕の居るこの世界に、差し向けた。

掴もうと手を伸ばしたが、こ　.... http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=119535

葬列の中に見る生の祝祭と、その列にまだ入ることができないが、何かを感じる自分。 そして、生のための詩を　.... 　?，河川敷


　熱を出した私の連れ合いが熟した果物がその表皮を裂いてガスを放出するような寝息を立てている。
　身につまされるような気持ちで風邪を訴える連れ合いに食事と感冒薬と冷えピタと　.... ｛引用＝長いのでお暇なときに読んで頂ければうれしいです｝



　reonさんの散文『フォーラムのポイント付与あるいは詩と批評についての考察』を読んで、「詩を描かない批評家がいない」ってのは、　.... 常に読み手の読みは一方的かつ独善的であるのだから、読み手として評（感想）を書くときは、その範囲で読んでいるのだという意識が必要で、それ以上は踏み込めない。

だけどまあ 愚かな思い込みも含めて全て　.... 　僕にとってペンや筆をとって「描く」ということは、何かしら後ろめたい感じを引き摺っていて、どこか淫靡な行為のような気さえする。
　それは、白紙に描きつけるものが文字であっても絵であっても変わりは　.... 　皆様今晩は。今日はあなたにとってどんな一日でしたか？僕は昨
日の日記で言い忘れたことがありました。昨日「サンジャックへの
道」を見た後に映画館を出ると、館内から出てきた見ず知らずの人
々が、映　.... 祖父が昨年末に亡くなった。
それから、祖母はひとり暮らし。
正確には、ひとりと犬一匹と暮らし。

僕の身内で詩なんて書く人はいないと思ってたのですが、
祖母が昔から短歌を書いていたことを最近　.... 自分の言っていることが「正しい」という言葉には気をつけよう。


「正しさ」は必要だ。矛盾しているだろうか。
誤解のないように慎重に言葉を選ぼう。
「正しさ」を希求するための言葉のや　.... 東京に来て八ヵ月が終わろうとしてる。
その実感が少しづつ沸いてきて、博多に帰る。
未来は確実に迫っている。
東京を総括する。なんて大げさなモンじゃあないが、いつも、九州代表の気分だったから、東京　.... １９８８年の秋に、私はそれまでの詩のかき方を精算すべく、個人詩誌「風羅坊」を創刊しました。コンセプトは、短く、平明で、身辺的であること。そこにはそれ以前に親しんできた現代詩的な構文への反発がありました　.... 　誰かの記した言葉を読むとき、自分自身がそっとその言葉の傍らに寄り添っているような気がすることがあります。詩集に頬を寄せるわけではないけれど、言葉のひとつひとつに愛しささえ感じるような想いで、その　.... 隠喩的な記述は、それがどれだけ通常の語法から離れているかによって、いくつかに分類することができる。

Ｍ１．社会通念上十分ありうる記述
例）桜が散った。
（受験に失敗したという意味）
Ｍ２．　.... 　詩誌「荒地」に所属していた詩人たちの中でも、北村太郎の存在は一種特異である。鮎川信夫のように出発時に先頭に立つこともなければ、田村隆一のように低空飛行しながら生き延びることもない。最初期にはいかにも　....
藤丘 香子さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト（35）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガーベラさん- 瀬崎　虎 ...散文(批評 ...709-12-18
詩人のシノギ（訳詩集「於母影」の巻）- みつべえ散文(批評 ...808-4-16
ライダーと戦闘員。- もののあ ...散文(批評 ...12+*08-3-23
●そろもん（あとがき）- みつべえ散文(批評 ...4608-2-17
向こう側の貴方へ- maynard散文(批評 ...108-1-29
批評祭参加作品■食い違う夢＿−『私たちの欠落(夏の日の)』藤 ...- 大村　浩 ...散文(批評 ...8*08-1-28
アデン＿二- soft_machine散文(批評 ...2*07-11-11
アデン＿一- soft_machine散文(批評 ...2*07-11-8
●そろもん最後の栞- みつべえ散文(批評 ...807-9-14
もりおかだいち「蜘蛛の内部にて」について- 葉leaf散文(批評 ...9*07-7-26
世界の終わりについて- 大覚アキ ...散文(批評 ...607-7-23
祖母のこと＿2007年７月＿〜_祖母からのメッセージ- 北大路京 ...散文(批評 ...31+*07-7-21
あをの過程さん- ふるる散文(批評 ...12*07-7-14
水在らあらあ氏・「最果て」に寄せて。- ワタナベ散文(批評 ...8+07-7-9
星空- 円谷一散文(批評 ...4*07-6-24
祖母のこと＿2007年６月- 北大路京 ...散文(批評 ...22*07-6-7
*浮き島- チグトセ散文(批評 ...3*07-5-25
濁音氏の批評C"＿より- リーフレ ...散文(批評 ...507-5-24
湧き水湧く流れ- 錯春散文(批評 ...2*07-5-21
松井浄蓮の垢を煎じて呑むべき人々へ- はらだま ...散文(批評 ...25+*07-5-20
評,単純に感想- リーフレ ...散文(批評 ...1207-5-9
描くこと、書くこと、カクコト- はらだま ...散文(批評 ...14*07-5-2
詩友への手紙_〜私達は草原の旅人〜＿- 服部　剛散文(批評 ...5*07-4-9
祖母のこと＿2007年4月まで- 北大路京 ...散文(批評 ...21*07-4-9
「正しさ」についてのある思い出- 熊髭ｂ散文(批評 ...1507-3-18
東京＿八ヵ月- soft_machine散文(批評 ...21*07-3-18
●そろもん第一の栞- みつべえ散文(批評 ...2305-6-30
言葉の距離- 嘉野千尋散文(批評 ...7*05-6-11
隠喩と論理形式- 葉leaf散文(批評 ...19*05-4-26
北村太郎（その詩と死）- 岡部淳太 ...散文(批評 ...12*05-4-17
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