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たったひとつの科白で終えるとき
誰もいない薄暗い部屋を飾ろう
もし手向けられるならば
二度と咲かない蒼い薔薇がよく似合う
使われない硝子が棚の底に
染み付いた煙は放置され
黒い黴が支配 ....
(大きくなったよな…) そんな風に
言わないと気がすまないらしい
、まわりのひとたち
もちろんわたしにだって
、気にはしてる 。

あの頃は誰しもから手をつながれた
(そう) ....
沈黙に支配された世界
太陽系を少しハミ出したところでボイジャーは動きを止めていた 。
joshu は船のピットを開き静かにボイジャーを回収する 。
様々な塵や宇宙放射線を浴び続けながらじ ....
(ちょっと聞いて
)大き過ぎて潰せないのが資本主義なら大きければなんでも許されるのも資本主義でしょ?
痒いわ
(え 、違うの ?
)はやく鶴を折れよ(笑)

大きければ確か ....
東口から西口を抜ける地下通路はいつも乗降客で溢れている。
比較的に混雑が少ないのは中央の広場から駅を跨いで裏側に出る南側の通路だ。買い物客で分かれるこちら側の通路は、通勤時間を過ぎれば人の足もぐ ....
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
なにも多くを語ることはない
ただ深く語ればよい。
それをむずかしく考えることはできない
生まれて一生を終えたときの夢を語ればよい。

選れた詩人は優れた批評家だという
ならば  ....
雛は眼に追われ
眼は口ほどにものをいう
鷹には爪があり
わたしには傷がある
だからあなたを見ない
あなたはわたしの近くをみつめるが、わたしはあなたの遠くをみつめる
これで苦しむこと ....
叶うのは月がすれ違う朝に
堕落した瞳は夜を溜める
染み付いた酵母の切れ端
拡げられた紙の虚しさ
わたしは痺れもしない
いつものように射精する
朧気なめまい
滲む墨の文字をたたみ ....
人類は忘れるという本能を繰り返し成長する。
成長とは常に新しさを追求するものだ。
新しさを求める芸術家の本能とは
、なんと浮気な性質だろう。
詩を書く行為とは常に新鮮なセックスを求める本能 ....
ある背景
それはひとつの主題による架空人物を創りあげること
しかし
君を忘れた
時は既に70年近く過ぎ去ろうとしているのに未だ未解決な題材を前にして
【拝啓日本人の皆様へ】いまになっ ....
詩を読んでいる

文字を眺めては書いている

言葉は巧みに扱えるが詩は巧みには扱えない

それは人を育て上げる教育にも似ている

鏤骨

生まれる 。



 ....
ならぬ日に
ふくしまを通りゃんせ

傘は開いたまま


ヒロシマは暑いけえの


海が見えるじゃろ


沖縄はもっと遠いけえ
)))))ゴキブリが這いまわる
((目がまわり
)夜がまわる
助けてよ
熱がまわり
わたしの部屋の時計が止まる

風がまわる
猫もまわる
壁は空と
屋根に止まり
花の咲き ....
冷房の効いた部屋では落ち着いて眠れない夏
棚に置いた幾つかの花瓶には底のある大きな口が空いていて
這い出そうと暗い肌触りの途中で待ち構えている
ずる賢くて冷たい虫たちの気配を感じる触手
使 ....
その遠くない昔
南に安い島があったよ
熟れないマンゴーの実
渡り鳥も気づかない
それは青い人が見捨てた島だよ
きっとさよならを告げたのは波
※ココニ、オイデ、アル、ココニ、 ....
景色は遠く雲は近くに留まっている
このアパートには僕だけが居て他に誰もいない
誰もいない階段を途中まで降りては引き返す付け爪の先
膝頭が薄い壁を突き破り
部屋から聞こえてくる確かな物音に ....
いつも物思いに耽っているではないか
夜が明けるときの音が嫌いだ
それにしても静かな音楽が聴けなくなっている
もちろん騒音に酔いしれることもない
鼓膜は伝わる息を避けている
要するに ....
驚きもしない
、中庭から羽ばたく音に耳を奪われる
素麻のキャンバスには西日が翳り
餌を求めに鴉が飛来して来たのだ
立て掛けた鏡の中で時間だけが立ち止まる
瞳の奥には一瞬の戦慄と震え
 ....
!やっぱり今日から生たまごにしようか !
溶いてご飯にかけたらレンジで!チン
(コレステロールが高かったの ?)
茹でたまごにしようかな ?
(一日一個は守ってる? )
おまえ ....
あるとき学校で飼っていた鳥が逃げ出した。
教室の渡り廊下から
、屋上の手すりを伝い
校庭の門の下をくぐり抜け街路樹の上
(まてよ、鳥かごが何処にあったのか)
、まるで覚えてはいない。
 ....
…ジム 。 …「きみはまだサルの野生に拘り続ける気かい」?
「人類がもっとも人類らしく人種交配の統一に成功したのはそれら感覚器官を変化させる目的のためだろう」?
「一体そのために我々の祖先 ....
たまに歩けばにょろにょろと這い出し止まれば肩をめがけて落ちてくる毛虫
驚くのは勝手だよと百足が道を遮れば、ここぞとばかりに網を張る蜘蛛の糸
気分がいい日には何故か嫌な奴にもよく会うものだ ....
ないだけ金髪の見透けた青に濡れる紫こそ滲む
境界線をまたぎする病葉(わしらば)は踏み込めず
テケにても履けるパンツ白地のまぶしくて汚れ落ちず
気持ち高ぶればうつつ
更に先の橋擦り過ぎた灯籠 ....
エストニアから驢馬がやって来ても使えないな
アフリカの野生動物って
水をやりたくても届かない
花首を刈り取られたオランダのチューリップのことだろ
(はぁ〜い!)チンピラ二人を引き連れて戻 ....
見失った目的を嘆いても始まらないのに笑えない茜色の雲ってさみしいし
見誤った人生を後悔すればまた諦めきれない陽が昇るってつらいけど
そんなことはないと慰めてくれるひとも必ず居ることを忘れない ....
重苦しさは蒸発しない空気のせいだろう
冷めた首筋の脈を促す気配に、昼と夜の違いなんて在りもしない
「凶器を手にしたまま祈る人間は信じない」
彼は地と空へ向けて強く言い放った
引力から ....
潮の流れにまかせたまま
目的は回遊魚が釣りたかったからだ。
迷うことのない無色の水脈が苔藻の両面でぶつかり立ち止まるところ
こんな汽水域にもはぐれた奴の一匹くらいは居るだろう
餌さえあれ ....
どこまで脳漿を吸いとられたら気がすむのか
黄ばんだ朧気を引き連れて男は歩いている。

水色のペットボトルと大きな菓子箱を2つ置くと、若者は知らんぷりを装いながら携帯をじっと眺めていた 。 男 ....
おそるおそる下を覗いています
建物の数だけ見渡す世界がちっぽけなものに見えてきました
ちっぽけな暮らしのなかで夢はいつも大きくふくらんで浮かびます
汚いアパートですね
レースに隠れたゼラニ ....
殿上 童さんのアラガイsさんおすすめリスト(369)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
終幕の薔薇- アラガイ ...自由詩16*13-9-17
小娘- アラガイ ...自由詩1*13-9-15
アース_ミッション_3- アラガイ ...自由詩2*13-9-13
紙本主義- アラガイ ...自由詩3*13-9-13
つるはしと亀おんな- アラガイ ...自由詩3*13-9-12
青黄黒緑赤- アラガイ ...自由詩18*13-9-10
語れない詩評を語る- アラガイ ...自由詩4*13-9-5
視線- アラガイ ...自由詩7*13-9-3
瞳孔- アラガイ ...自由詩5*13-8-30
HONNOU- アラガイ ...自由詩8*13-8-22
【リンダ】- アラガイ ...自由詩7*13-8-20
- アラガイ ...自由詩7*13-8-6
通りゃんせ- アラガイ ...自由詩2*13-7-30
)_))が- アラガイ ...自由詩8*13-7-30
夜と静物- アラガイ ...自由詩7*13-7-28
オウム- アラガイ ...自由詩9*13-7-7
風バイ花- アラガイ ...自由詩11+*13-5-20
長い休符- アラガイ ...自由詩8*13-5-18
自画像- アラガイ ...自由詩6*13-5-16
生たまご- アラガイ ...自由詩1*13-5-15
青い鳥- アラガイ ...自由詩5*13-5-15
条令「第07219号- アラガイ ...自由詩2*13-5-14
占う鏡- アラガイ ...自由詩213-5-13
五月の空- アラガイ ...自由詩2*13-5-13
陽まわり- アラガイ ...自由詩3*13-5-10
月と哭け- アラガイ ...自由詩7*13-5-9
- アラガイ ...自由詩2*13-5-7
棲魚_Ⅱ- アラガイ ...自由詩5*13-5-1
使者_(充電池切れの為に)- アラガイ ...自由詩2*13-5-1
高所恐怖症- アラガイ ...自由詩5*13-4-28

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