夜
佐藤伊織
ぴーちゃんが夜にきてから
楽しくなかった部屋の中も
楽しかったんだ
窓が割れるように
ぴーちゃんがなく
ぴーちゃん
なんでそんなに
大きな叫びを
あげるの
溶けて
なくなってしまう
前の
氷のように
ぴーちゃん
お願いだから
また
自由詩
夜
Copyright
佐藤伊織
2015-08-06 00:27:23