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花の咲く日に
その花の名を忘れた

下校途中に
わたしたちの放たれた
はっきりと記憶する)
ぼやけた影のように
無数に咲く花の名を
因果が 眼鏡をかけた男の統計的手段によって
幾何学的なネットワーク構造に編まれている

秩序だって組立てられたものも
カオスも情緒も彼にはいらなかった。

不合理と不可解
つまり必要なの ....
ちゃんとお葬式はすませた?

そう だって もう死んだんだよ
死んだんだ

だからお葬式



望遠鏡買ってもらえたの?

月を
見ていた

はじめて知った
夜って宇宙だ ....
海で眠っていれば
起こされるんだよ

水平線が
空にあるのは
海が
銀河に流れていくから

船の上で
そう思ったとき

ぼくは
信号機の音を
聞いた
奥行きがあるとはなんだろう

そこには私の視点ある
見えない眼球を通して

目が覚めたら3億年が過ぎていた
生まれたことを思い出せば
何が時間であるのかはわからない

向こう側に扉が ....
noteにたまらない
心は身体と一緒だから

無数の収束点に
落ちていくだけの
小鳥達

羽はもう身体と一緒だから
混濁した向日葵の裂いた黄色い舌
無数の小さな
子供達

 ....
仏像を掘り続けて何が起きたか。何も起きなかった。
全くの無意味。そして無意味でなく。それで無意味だとしたら。
まるで空みたいだ。

乾いたように笑う。空みたいに。
それでいいんだと笑う。空み ....
水滴がバスタブで凍る
湯が流れている雨でなく雪だから
ガスが家全体から吹き出して雲を作り
 水滴 がバスタブ で凍り付くので
煙の中で雨が降っている みえないくらい 明るい
光が 窓全体から ....
「ぼくら「ぼくらの空」を見て」空を見て」

真空にぽっかりと浮かぶ月はなぜ吸い取られないのか

「ここにはいない「「

」それはもう終わった
あ 思い出した
( き に )

まっすぐに 引き出しては
まわる まわる

階段


歌 音階もない

この雪のない冬に
朝からみえる

きっと

(思い出せない) ....
肉体の裏側 芽で
脈打つ つぶれる位の
 落ちてきたら 
みんなで 
花火を 脈打つ
くらいの 裏側で
つぶれる位の
花火を
ぎりぎりの範囲でありがとうと言
う。
裏返え
って

 目
  で
   飛び退く
       から
驚いてい
るよ


けど
実は
一人だ
「ある」

どこに?

「どこか」

世界に?

「ある。」



じゃあそれは実在する。

「なにが?」

それが

「それのなにが?」

なにかが

 ....
包含されたものや
可能態であるものは
いらない

東京は詩的には
未だ生まれてもいない

「いま、ここ」
そんな言葉はいらない













 ....
ひとはみな おわりがすきだ
おわらないものはない
それが やわらかなものをひきよせ
ときには むかしに
かつて ほんとうは じぶんは
すくわれていたのだ

という
ささやかなゆめを
 ....
また会おうよ
宇宙は回帰する

あたしの身体は
太陽にあげた

だから
眩しくて
みえない
すべてを
告白することは
祈りと一緒なんですね

死者の
煌めき

空が沢山の命で満ちているので
海はこんなにも静かで
空に大穴があいていて、そこから誰かがのぞいている
糸を垂らすなら
おまえもこっちにこいよ
子供があるひ
自分と世界がわかってしまって
踊りだすように

わからないのだ
死が
ひとしくわたしたちを
迎えて

こころではなく
むきだしの神経が
都市の隙間を覆う

いっ ....
消化腺のすみ
縁側のみすぼらしい光
「わたしがここにいる」という額縁
唾液は光を溶かす

 わたしがここにいることを
 わかってほしいとねがうけれど
 それはみなおなじで

そんな文 ....
(うごかない)
そのまま
わたしはうごいている。

円の隙間から
光 漏れる 「」


あ いのちだ

いのちがふっては さわいでいたんだ

どうしよう うごかない

 ....
ありがとー
ごめんねー
じゃあ
ちょっとそこどいてね

(風)

空間の穴を抜けた
轟々と吹く
舞い上がる粉塵

あのさ
今日
これ全部燃やすんだ

手首
暗い光
足 ....
私から切り離された言葉を
書き留めて意味のあるのは君だけど
私には意味がない

伝えるために言語が存在するなら
言葉が誰かを必要とするなら
それは言葉ではない
色と味覚が分離して
信号機の電気がきれかけている

幾何学によって分断された町を
1μmの精度ではかってまわる警備兵

地上に添えるように腕を挙げる若者の
焼身する身体を焦がしていく ....
全部嘘でしたって言おうよ
本音なんてない
ただ
この建前だけが
本当でした
ありがとう
三歩さがって

クレパスを
飛び越えた

黒い谷は
(どこまでもは
いかない)
屋上は
(いつだって)
柵に囲まれてるから

わたしの
喉です

絞られたひ ....
おおきな おおきな 木を 想像して
それが 
あなたを 守っていると


街に根をはり
ビルを突き破り
どこまでも どこまでも
果てしなく おおきな木が

誰も知らない
あなたを ....
なにもないから
窒息する
なにかがつまっているから
息苦しい

部屋のなかの空を
見上げている

満天の
星空だ
「あれは何ですか」

あれは、づ じょうに ある。

「あれは何ですか」

紙が丘のうえに たてた

高い高い柱の先を

ただ 黙々とのぼっていく 小僧の
姿が

眩しくて
 ....
そうして静かに笑っている
打ち寄せる波が
無数の誰のものでもない顔の寄せ集めだと
気づく


波に囲まれてフワフワと飛沫と共に
浮かび上がる髪の隙間に
微細な空気の雨滴


笑っ ....
殿上 童さんの佐藤伊織さんおすすめリスト(137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花の名- 佐藤伊織自由詩214-5-4
メモ- 佐藤伊織自由詩514-3-29
葬列- 佐藤伊織自由詩414-3-22
- 佐藤伊織自由詩414-2-27
扉を開ける- 佐藤伊織自由詩514-2-18
Note- 佐藤伊織自由詩414-1-10
まるで- 佐藤伊織自由詩113-12-21
流れて- 佐藤伊織自由詩213-12-16
- 佐藤伊織自由詩313-12-9
階段- 佐藤伊織自由詩113-12-7
花火を- 佐藤伊織自由詩413-12-1
- 佐藤伊織自由詩213-11-24
ある- 佐藤伊織自由詩113-11-22
ない- 佐藤伊織自由詩213-11-6
祈り- 佐藤伊織自由詩213-10-26
祈り- 佐藤伊織自由詩513-10-17
- 佐藤伊織自由詩313-10-3
大穴- 佐藤伊織自由詩413-9-5
神経の子- 佐藤伊織自由詩613-8-25
しょうかせん- 佐藤伊織自由詩213-8-25
- 佐藤伊織自由詩113-8-10
- 佐藤伊織自由詩213-8-6
伝える力- 佐藤伊織自由詩313-7-11
分断せよ- 佐藤伊織自由詩413-6-26
告白- 佐藤伊織自由詩413-6-25
夜空- 佐藤伊織自由詩313-6-12
- 佐藤伊織自由詩213-6-4
夜空- 佐藤伊織自由詩313-6-4
- 佐藤伊織自由詩113-6-2
雨滴- 佐藤伊織自由詩213-5-14

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