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にゃはは♪
我輩は猫である
たまには笑っても見せるのさ
僕が望むのは
夏の太陽なんかじゃなくて ....
なぜ
こんなに
落ち着くのか
このグラデーションが
この雰囲気が
僕の心を優しくつかみ
一時の安楽に
導く
超高層の120階に呼び出された
社長室までの道のりは
美人の秘書と共に在る
淡い恋とは別種の鼓動
「明日から来なくていいよ」
最悪のビジネスパターン
妻と子の笑顔が遠ざかる空想
「落ち込むことはない ....
独りだとときどき
夜空と自分の境界線が分からなくて
不思議
我輩は狛犬である。
うん。
口元はきりりと締まっているのである。
うん。
だらしなく口あけた相棒とは違うのである。
うん。
だが百年に一度くらい口あけて吠えたいのである。
うん。
....
石の上に三百年。
諺の覚え違いじゃない。
多少誤差はあるが、
この山のなか何百年。
山桜は今年も咲いたが、
最近は子供がこんのでつまらん。
{引用=静岡県掛川市高天神社の狛犬}
いましめられても
檻のなかでも
土あれば
花咲く
あなたがその花の名を
知らなくても
青い桑の実に
はつなつの強風
続々と生まれくる
カメムシ
シャクトリムシ
ウリハムシ
今年はどうか
お手柔らかに、ね
許されたものだけを
焼いて
猛るものは
まだ残るか
誰も助けてくれません
地震でも
事故でも
ありません
キノコの生える梅雨がくるまえに
逃げちゃおう
澱まず
濁らず
明鏡流水
僕の窓に一石を投じる
君があけた穴は塞がないで亀裂
空がひとつに見えなくなったよ
とりあえず、そこから新しくのぞいてみます
まだ目には眩しいけれど
カーテンがにっこりするほどの朝
青空が透けておはよう
今日のわたしにおはよう
リセットされた空気が
太陽から製造されてわたしに届いています
窓ごしでもわかるほどに
さぁ コーヒーをもらおうかな
ブルーの空 いれたての春
風にとけるまえにほら、
冷気のようで
霊気のようで
炎のようで
誰かに似てる
どこかでお会いしましたでしょうか
そのとき私はどんな歌を口ずさんでいた?
引き出せない記憶の方が多いんだ
竹の子は
まだとてもやわらか
おはよう
小さな眼が見上げる
小さな空
あなたを見つめる私を見つめる街角の眼を見つめるあなた
掌に乗る
生命の記憶の
なんと軽いこと
青を受けて光る細く
短い暖を夜へと繋ぎ
長く長く伸びゆく冬
駅のホームに
オクラがひとつ
おはなしは
あなたが考えて
(夜勤前に愛野駅にて)
鉄の箱の天上に
はりつけられて
どこにも飛ばぬ
翼たち
(境港にて)
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