すべてのおすすめ
森また森のハイウェイを何時間も 走り
高台の
道なき道をガタガタ進む


観たいと願ってやまなかった
あの風景があった


森の上から見える
広い河
霧に霞む
その先の緑



禁断の恋に落ちた
ふ ....
ここ丸の内
日本の中枢企業のある街

久しぶりに訪れた
皇居の緑は深く

街は整備され
喧騒渦巻く 企業街とは
思えないたたずまい

かつて あたしも
OLとして営業マンの補佐を ....
だらだらしちゃうから
サイゼリアで一仕事

はじめは焼肉屋に行ったんだけど
ランチで満腹になった後
炭火の七輪の前で書き物は無理だなと
今更ながら思い立ち場所を変える

煮詰まるとフォーラムを覗き
ペ ....
じっと見つめると
あなたのようにあまく
とけてゆく夏を

シロップのように
かき氷にかけると
ひんやりつめたい


つまりね。

あなたに向かって
ただ今咲いています
そういうメッセージ
{引用=憂鬱な目覚まし時計、日常へ旅立つ自転車のペダル、決曜日


ぽっかり空いた胸ポケットに立葵を活ける、華曜日


眠れる森に訪れたファーブルたちの欠伸、睡曜日


静かなく ....
雨が似合う日に
とっておきの
憂鬱を着て

雨が似合う道を
お気に入りの
傘をさして

雨が似合う花に
こっそり
逢いにいく

雨が似合う人には
なかなか
なれそうにないけれど

もう雨は
嫌いじゃ ....
ただの鉄塔を見つけた

ただの言葉を思った

傷つけたり不信がらせた

さっきのただの言葉

あとなんにち人間やれば

まともなただの男になれるんだよ

おーい、東京タワー、

おまえは、来年あたり、 ....
あおい蕾が
春の嵐にぽきん、と折れて
公園のくずかごに捨てられている



花の命のありかがわからなくて
こわごわ抱いて家に帰る



光に翳すと
やわらぎながら
ほどけてゆく部屋



輪郭をも ....
# プロローグ

太陽の陽射しとご主人様の肌触り
どちらもあたたかい
ひざの上で寝たふりをする特技は
生まれついたもの
薄目をあけて見わたす庭はいつも
かがやいていて眩しい
さあそろそろ出かける時 ....
無名のままでいい

無名のままでいい

ありのままで、あるがままに、俺は人生の脇役で構わない

もうウンザリだ…有名になんてなりたくない
なったらなったで舐められる

だって相手と上手く話し合えないか ....
ジャングルジムでの遊び方を忘れたのは
威勢が良いだけの雄叫びが、もう通用しなくなったからで
不安定な足場で怪我するくらいなら
帰り道でつまずく方がカッコいいと思っていた
汚れを知らない白いスニーカーが ....
{引用=銀色の月を砕いた細雪
虚飾の街にも、しんしんと
上野発カシオペアはふるさとゆき
すれちがう旅人のなつかしいアクセント


耳の奥では遠い遠い子守唄
かあさんの声、 ....
ぼくは高校卒業まで叔父叔母に育てられた
母さんはぼくと妹にいちども会いに来なかった
誕生日にはお金が送られてくると叔母は言っていた

叔母ぼく妹で買い物に出かけると
きまった店でよく服を買っ ....
私の手は冷たいの
冷え症なのかもしれないわ

でも
心がそうなのかもしれないわ

だから私は手袋を買ったの
暖かい色にしてみたの

でも
ちっとも暖かくならないの


私を呼んでいるのは 何
偉ぶっ ....
霜月、師走、お願いしますと人は走り続けてる
しもしもしもしもしも〜
しわしわしわしわしわ〜

FLY,FLY,FRIDAY NIGHT
戦士の休息…街を歩けば、四六時中よく見掛ける12月のマ ....
森に行こうよ
そんな口約束覚えていますか


桜の花が広げた両手
こぼれる夕陽
つくられた
寄り添うシルエット
春風に流され
漂泊の想い
今だわからず


四季を忘れた
私 ....
母のことが なぜあんなに嫌いだったのだろう
殴られたことがあるからでもなく
押入れに閉じ込められたことがあるからでもなく
蹴飛ばされたことがあるからでもなく
わたしは母の愛情に満ちた視 ....
果たして、このままで良いのか悪いのか?
いつまでも携帯メールをメモ帳代わりに使ってられる筈がない
いつか絶対に壊れてしまう
それまでの記憶が消滅してしまうかも知れない
パソコンよりも寿命が短い
明日、 ....
嗚呼、俺も5000万位貯めてセカンドライフを過ごしてえ
だけど、んなの夢のまた夢
正義が負ける そんな味気ないこの時代
借金、借家、釈然としない
灼熱のどん底の闇の中で
悪魔に魂を売って何ボ ....
もしも下北沢が下北であり続けてたら
あの頃の思い出も残ってたと思う

ひしめき合う狭い街並みの中ザワザワと
鎖ジャラジャラ安全ピンチャラチャラと昼夜問わずプロアマ問わず
カラス達がカーカー鳴きながら
 ....
神戸からただ何気なく訪れてみた紀州・和歌山
そこに意味なんて何もなくて、ただ18切符の旅のついでにふらっと寄ってみたかっただけ
此処も1度は来てみたかった紀伊国・和歌山
蜜柑、そして、和歌山ラ ....
何だかんだで 何だかんだで
何だかんだで 4年目なんだね
何だろうね この空白感は
何も知らずにお前と共に過ごした48ヶ月の歳月

レールもルールもない銀河鉄道の流れに身を任せっきりで
此 ....
金曜ロードショーや
日曜洋画劇場で
「教育にいい」ような映画を
放映する日は
子どもはコーヒー牛乳を飲んで
映画が終るまで
観てもいいことになっていた
たとえば「ローマの休日」や
 ....
昔から
隅に居るような子供だったので
かくれんぼでは
何時も鬼をやらされた
両腕で眼を覆って
だけど
じゅう数えるまでは
どうしても待てない

いち、に、もういいかい

すぐ振り返ってしまう
隠れ ....
白い部屋の
白い窓辺のあなたに
向日葵を届けたい


朔の闇夜の月を
輝かせるほど
明るい向日葵を贈りたい


七色の虹が
黄色であふれるほど
たくさんたくさん贈りたい


あなた ....
{引用=地上では
夏を散らす風
恋しくて水面をみあげた
なぜかしら
感じたことのないものを
わたしは知ってる


水面には
ひかりの乱舞
銀が背に降り積もり
手のひらの ....
厚く



熱の積層する
太陽の谷間で


流水を浴びたいと


切望の淵



地虫は揚力を手に入れて

夏の途中、



蒸す草いきれは陰を追い



木々の葉をひるがえす

風もなく

 ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの 
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
 ....
蜻蛉が雫に映るとき、
雨の一粒一粒に
空は宿る。
濡れては飛べぬその羽は、
悲哀の純度で透きとおる。


雨の最後の一滴が
蜻蛉の羽に落ちるとき、
無数の空は連なって
ひとつの空を ....
例えればあなたは
この砂漠に育った


風の紋様のように
年輪を刻んだ



太陽の灼くように
苦痛と恵みとがあって


月の照らすように
癒しと哀し ....
あおばさんの携帯写真+詩おすすめリスト(202)
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