すべてのおすすめ
詩を書いていると、つまらないような感覚に襲われることはよくある。ひとりでぼんやりと絵を描いていても、眠気を感じることが良くあるように、すべては、きっとくだらない行為なのかもしれない。我々が行おうと ....
特にもう、何もしたくはなかった。景色だけが、私の味方なのかもしれないと思った。日が暮れていく。休みの日に満足できることは、ものを買うことだけ。無印良品やIKEAだとかを回りながら、色々なものを見て ....
辞職願には「一身上の都合」とだけつつがなく書いたものの、本当の理由は「生きることによる倦怠感」であった。生きる、という本質的な目的がわたしの中で、ピントの合わない眼鏡をかけているように、急にぼやけて ....
こんな事を言うと変に思われると思い言っていないものに
光があります。毎朝 神棚と仏壇にお水やご飯を供える
特別な宗教などはやっていない そんな私ですが。
まだ独身の頃 冬の夜でした。
....
いつか書こうと思っていたものに竜巻があります。
あれは何年前だったでしょう。
天気のいい日に 屋根に布団を干したのです。
家のすぐ裏が山になっていて日暮れもはやいので
午後三時前には部屋の中に ....
長い、長いあいだ一緒にいた。
何回も泣いて、何十回も中華料理を一緒に食べた。
何百回もわがままを言い合って、同じくらい抱き合った。
水族館。
おんぼろの原付。
昼間のコインゲーム。
は ....
あるところに、ある森に、ある森のちょっと原っぱになったところに、ある森のちょっと原っぱになったところのお花がちらちら咲いているところに(そのお花は黄色や白いお花です)、小さな小屋があって、それはクマ ....
彼女が電車に乗り込む姿すら見ずに、僕は真っ直ぐに東京駅のホームを歩き出した。たった数秒前に触れていた、細く熱い肩の熱を、空の右手にぶら下げたまま、約束通り、振り返らずに歩いた。中途半端な優しさが、衝 ....
空が高い日は、鼓動がおちついている気がする。雨のふる日は、だからきもちが落ち着かないのかというと、それはそうでもなく、落ち着かないというよりは、鼓動をきれいに落としてしまっているから、からだは空き ....
つまらぬやり取りにエネルギーが流れすぎたかも、という反省からこの際自分のセンスというものを再点検してみようかなと思い立った。
現在、このサイトでの私の「おすすめ」作品が671ある中で、1ポイント ....
「何叫んでんだ?」
海人が現れる
全部聞かれていた
私はもちろん
赤面
夜で多分見えちゃいないが
海人はわかってる
その事を
恥ずかしい
「じゃあ、俺も叫ぼう。おぃ、桜!! ....
早苗は歌を口ずさむ
衝動の歌
いわゆるロック
歌詞はわからない
だから
ホニャララ語
早苗は自分の名前が嫌い
あまりにも日本人すぎる
友人の海人は良い名前だって言う
カイトの癖に ....
余波を受け
船が転倒する
波間から富士が見える
富士は変わらない
100年前から
1000年前から
10000年前から
もっと
もっと
もっと前から
富士は富士のままだ
気泡 ....
要は生きる実感を売るのがお前の仕事だ
自分がどうすればいいのか大体わかってる
でも、そうすることのできない甘えてちゃんに鉄槌を下すのがお前の仕事
上にはそういう風に言われている
結局、僕は ....
依頼主の家は
元々が田舎の地なのだが
さらに
人里離れた所に位置している
ただその家は一見した所
一種の暖かみに満ちている
庭には色とりどりの花が咲いている
そこにはパンジーやスイートピ ....
草の茂みから
ノロノロと猫が這い出してきた
首輪を着けているため
野良猫では無いようだ
その瞳は淀み
焦点は定まっていない
コチラに向かって歩いて来ると
僕の気配を感じたのか
顔を ....
家の近くの公園は小さな森に隣接している
そこには斉藤さんという木がある
斉藤さんは他の木と違う所があるわけでは無い
ただ僕がその木を特別に斉藤さんと呼んでいるだけだ
斉藤さんは他の木と同じ ....
寒い
だから余計目は開かない
遠くの方から誰かが僕を呼んでいる
そっと
頬を叩いている
猫が空を飛んでいる
1匹じゃない
何匹もの猫が
鳥が飛ぶ代わりに猫が飛んでいる
僕は喉を鳴 ....
ハロルドはそのナイフで色んなモノを
裂いた
木の幹
近所の鶏
ナターシャの膿
リンゴ
タイヤ
土
そこには
善意も
悪意も無く
ただ衝動だけがあった
しかし
ハロルドは
....
僕は支度を始めた。パン、ランプ、毛布、ナイフ…必要だと思われる物をいくつか詰め込んだ。さぁ、ドコへ行こうか。
「君はドコにも行けないよ。ドコにもね。ココに住む事が出来たのだって黄色が君に話かけて ....
僕は紫。生まれた時から紫。だからどうしようもない。本当にそう思う。
赤と青の里から遠ざかり丘の上の藁葺き屋根の小さな家でひっそりと暮らしている。
時々黄色がやって来てスープを作ってくれる。
....
バスターズ
信号が変わって 足早に歩き始める。
通勤途中の人の列は 流行のインフルエンザの影響で
マスクをかけている人が目立つ。
少々苦しいが 感染したくないので我慢してかける。
しかし ....
むかしむかしと言っても、きのうのきのうくらいカマキリ一家が仲よく草むらの中でくらしていました。今日も父さんカマキリがかりにでかけていきます。「いってらっしゃい。」と母さんカマキリ「いってらっちゃーい ....
じぶんの書いたものを、信じてあげる。
泉からきれいな水を掬いとるように、
これはじぶんにとってかけがえない詩なんだ
と心にきめて、じぶんの書いたものを信じる。
それが、じぶ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=182801
睡蓮さんの文章を読んで思ったことを書いてみます。
なるほど。セルフ・マスキャリズムについて、勉強になり ....
よねたみつひろ氏は、現代詩フォーラムでは「みつべえ」というお名前で沢山の詩を発表しておられます。みつべえさんが発行なさっている「風羅坊」という個人発行の詩誌の配布を申し込みまして、そのご縁で詩集を分 ....
論争スレを読んでいて思ったことを書きます。
私は自分が男しかやったことないので、異なる性の気持ち、存在状況とかそういうのがわかるといったら嘘だとは思う。
けど、どんなジェンダーにいてもね、欲望 ....
10年ほど前から、わたしはネットで詩を書くようになった。単純に、保管できる場所が欲しかったからだ。
それから今まで、たくさんの人に出会った。詩を書く人、詩を読む人、両方の人。
彼は、その中の一人だ ....
少女は生まれつき目が見えなかった。そのかわりに耳がとてもよく、例えば村中の猫たちの鳴き声を聞き分けることもできた。
毎年春先になると村には薔薇鳥がやって来たといううわさが飛び交い、若者たちはそ ....
わたしの母が病に倒れたとき、
もう、
何年も昔のことだけど
わたしの母が病に倒れたとき、
わたしの
不安や曇りや
行き場のない怒りを
おまえはどんな思いで聞いていただろう ....
唐草フウさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(80)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩を書くことの壁
-
番田
散文(批評 ...
4+
11-12-22
ABCマートからの帰り道
-
番田
散文(批評 ...
1
11-11-11
ゆるやかな生活
-
豊島ケイ ...
散文(批評 ...
18+*
10-10-18
目撃したもの_光
-
砂木
散文(批評 ...
8+*
10-9-23
目撃したもの
-
砂木
散文(批評 ...
4+*
10-9-22
すこしむかしのこと
-
はちはち ...
散文(批評 ...
1*
10-8-27
クマさんのパン屋さんとウサギさん
-
ふるる
散文(批評 ...
5*
10-8-5
東京タワーで彼女が泣いていた事を僕は知らない
-
虹村 凌
散文(批評 ...
2*
10-7-13
雨のこと
-
はるな
散文(批評 ...
4
10-6-14
1ポイントの至福
-
まどろむ ...
散文(批評 ...
13+*
10-5-18
メロディ_後
-
Oz
散文(批評 ...
2
10-5-16
メロディ_前
-
Oz
散文(批評 ...
1
10-5-15
終息の渦
-
Oz
散文(批評 ...
2
10-4-25
how_(for_cat)_to_die_下
-
Oz
散文(批評 ...
1
10-4-19
how_(for_cat)_to_die_中
-
Oz
散文(批評 ...
1
10-4-18
how_(for_cat)_to_die_上
-
Oz
散文(批評 ...
2
10-4-17
斉藤さん
-
Oz
散文(批評 ...
4
10-4-13
Flying_Cats
-
Oz
散文(批評 ...
4
10-4-8
腕とナイフ
-
Oz
散文(批評 ...
1
10-4-4
harmonic_simulation_(for_Leo_a ...
-
Oz
散文(批評 ...
3
10-3-16
harmonic_simulation_(for_Leo_a ...
-
Oz
散文(批評 ...
3
10-3-15
バスターズ
-
砂木
散文(批評 ...
6*
09-12-6
(子どもが書いたお話です。題名はないそうです。)
-
ふるる
散文(批評 ...
4*
09-6-12
じぶんの詩を信じること
-
白井明大
散文(批評 ...
5
09-5-5
人が自由を奪われるってのはね、生きていても生きている感じがし ...
-
石川和広
散文(批評 ...
5*
09-4-9
よねたみつひろ氏『鬱曜日には花を刈って』によせて
-
ふるる
散文(批評 ...
8*
09-4-5
忘れたらなんか困ること
-
石川和広
散文(批評 ...
4*
09-3-30
夭折の歌人に捧ぐ。
-
あ。
散文(批評 ...
11*
09-3-27
薔薇鳥
-
ふるる
散文(批評 ...
6*
09-2-20
■千羽鶴
-
千波 一 ...
散文(批評 ...
3*
08-12-3
1
2
3