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あなたが 空が大好きだから
わたしも 空を見上げる機会が増えました
空の色とか 雲の形とか
興味なかったけど
あなたが 嬉しそうに語るから
いつのまにか わたしも
空の 表情や 機嫌が 気にな ....
ひとにぎりの世界しか生きていなくて
端と端が繋がって
わたしからは
到底、端が見えない
いつの間にか
周りには繋がりだらけで
端にいないわたしたちは
宇宙の端が見えなくて
....
みみをすましてごらん
きこえる?
そ の おとは なんでしょう?
うたっても いいよ
たのしめばいい
美味しそうにゃ
食べたいにゃ
空 高すぎるにゃ
にゃごなぁ
このへんで一番高いビルの屋上からジャンプしようかにゃぁ
近所のスーパーに忍び込んで サンマを頂戴するほうが早いかにゃ
秋だからに ....
渡すまで
気づかなかった
2と3を間違えてつけたケーキ
隣あってたから
間違えたんだよ
なんて言い訳を
笑って聞いて
おいしいって
お世辞言って
ろうそくは
点けず ....
窓の外を見ると
宇宙だった
宇宙船に乗った船員が
私の姿をして
窓ガラスに映っていた
どうしようもなく
地球が恋しくなった
この景色を君に見せたくて
写真付きメールを
ここから送るよ
あおいそらと
しろいくもと
とうめいなひかりが
わたしのあたまの
はるかうえで
たのしそうに
おどっていた
すん、と
せすじをのばしていない
そらとくもとひかりは
ほんとうに
たのしそうで
....
欠けた月の前を
白い
大きな鳥が
西へ
通り過ぎてゆく
どこへ行くの?
お前は
急いで
呼んでいるの
みんな
帰る場所があるの、ね
西は
羽根を ....
君が笑う度に 新しい恋をする
命が輝きすぎて
あまりにも掌が汚いものに感じる
呼吸は
もっと尊かったはずだ
去年は、フェンスの内側から、
桜を見ていた。
今年は、フェンスの外から。
たった一年で、なにもかも変わった。
「この桜さえもなつかしく思い出す」
去年書いた文章。
....
こんなに小さいのに
まるで豪華な花束
私の好きな
道端の春
もうすっかり大人の息子が
小学生の頃
買ってあげた筆箱
こんなのいらないと言われ
喜んで
私が使っている
いや決して
わざとじゃないけど
それにしても
壊れないもんだね
けっこう
....
帰り道に
かきたてられる
漠然とした
不安
生きていくのが
辛いわけでもないのに
猫と一緒にぼーっと外を見ていた
ふと猫を見るとこっちを見てる
どうしたの?と聞いてみると
横になってごろごろ転がる
ここがあったかいよと言いたげに
きっと猫はそこに春の温かさをみつけたんだ
桜も咲 ....
ざらつく壁に背を預け、
微熱に浮かされてとろんとまどろむ。
あかつきの風を待ちながら、
差し伸べられた手につかまったとき
白に包まれた私は
安らぎに満ちる。
ボクの呑んだ薔薇色が、
腹の中で幸福の音を弾き出す。
何も
聞こえないふりをした
何も
見えないふりをした
周波数が合わない
自分だけじゃないだろう
頭の中のノイズ
消したくて
カーラジオのボリュームあげる
優しすぎる歌声に
そんな頃もあったね ....
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