幼い頃からいつも一緒でした

わたしとあなたは

いつしか

あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり

わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
夕暮れ誰かの輪回しが
カラカラカラと泣いていた
知らない少女の影法師
カラカラカラと泣いていた
だあれもいない街の角
人恋しいと泣いていた

街の広場の古井戸が
カラカラカラと泣いてい ....
花を摘んだ
小さな
嘘をついた
魚になりたい
そんなもの

月のない夜
寝返ると
水の底で
泡してる

パパも
ママも
いない
でんぐり返る
せかい

朝もやで
目 ....
今ではもう通い慣れたこの坂道を
少しだけそれて のぼっていく
平凡な昼下がり 

不意に現われた
ガードレールの向こうに広がる空の街

青の画用紙いっぱいに広がる白い雲
 ....
大胆不敵な夏に
まっかでアモーレな大輪の花を咲かす為に
春は薄紅色の風を巻き起こすのだろうか

季節はちょっとばかり懺悔の告白をする

春のそよ風にそそのかされて
一足早く終日のたり ....
あたしたちは
同じ模様を背に宿して
血の繋がらない双子のような
そんな気分で生きていたよね

くすくす笑ったり
さめざめ泣いたり
いつも一緒だったから
身を切るような孤独があっ ....
  前略、わたしは元気です



  {引用=
  苦しい時に、苦しいと

  つらい時に、つらいと

  言えるあなたであったなら

  わたしはあなたを愛しいと思っただろ ....
ある日
世界中で一斉に雨が降り始めた
それはずっと降り続き
海は荒れて
全てを押し流す勢いで

世界中の科学者や
偉い人たちが
毎日議論を交わしたけれど
それは一向に解消されなかった ....
雨が降るので家の中にいる
猫は寝てばかりいる
雨が降らなくても寝ているが
雨が降るとよけいに寝てばかりいる
猫は役に立たないと思う

思うが
冷静に考えれば役に立っているのだろう
と思 ....
すぐに

ブルーな気分に

まみれちゃう愛は

恋に恋した

ベビーブルー

愛は

いつだって

藍よりも深く

あなたの瞳に映る

空の色
 少しでも多くても不仕合わせ
 思うようにならないことが積もり
 この世で何より重力を増す

 叶わぬことが多すぎて
 願うことさえ忘れてしまった
 もう夢は夢でしか観ない
 ....
引越しの前日
大きな箱でいっぱいの彼の部屋で

「お前がいなくなったら、俺は自分の半分を失っちまう」
と、彼が言いました。
わたしも同じ気持ちだったので
「わたしもよ」
と答えました。
 ....
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が
すべてを その 色に 染めました

その 匂いを感じるようになったのは いつ からでしょうか


泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が ....
スパンコール散りばめたような
ビロードの夜

見上げればぽっかり浮かぶ
上弦の月


こんな夜は
お月さま たて琴にして
静かな森の湖に
音色をそっとながしましょう

銀の小舟 ....
ほとんど 売れないので
こまかく ちぎって
鳥たちに くれてやる
ごくまれに 心に
翼をもつひとが 買いにくる
甘い 甘い

苺を食べた

あんたと食べた

最初は普通やった

やのに

あんたがいきなり
あたしの口に苺入れて

にっと{ルビ笑=わろ}てから

「うまいやろ?」
 ....
君が読みたいって云ふのなら

 書かないことはない。 

  書けないこともない。


愛は 込めておこうか?
「なんか無性に逢いたいんだけど」って言ったら

「いつも逢いたいんだけど」って返ってきた。


あたたかいものが あふれてきて
 
こぼれないようにするのが 精一杯で

あんま話せな ....
郵便屋さんご苦労さん
手紙が十枚落ちました
燃やしてあげましょ
いちまーい
ボウッ
にーまい
ボウッ
さんまーい
ボウッ
よんまーい
ボウッ
ごーまい
ボオッ
ろくまーい
 ....
麗らかな春の匂いはどこにある
梢の先の小さなつぼみ

清らかな春の光はどこにある
川に流れる小さな雫

ゆるやかな春の動きはどこにある
日なたで伸びる子猫のあくび

新しい春の心はど ....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている

朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
猫になりたい
と思った
近所の公園に行った
が、逃げられた
ので不採用
 
魚になりたい
と思った
海に潜った
が、溺れた
ので不採用
 
学歴はあった
求人雑誌ひろげれば
 ....
「もこもこと旅に出るんだ!。」

そんな寝言をきみが言うので、
ぼくはすこしだけ、
もこもこになってみる。
もこもこになったぼくは、
きみの夢に潜り込み、
 ....
朝のファンファーレとともに
花が撒かれ
食事が始まる
プールには水が張ってある

王冠かぶって
朝風呂に入る
毛皮を着て
外出だ

ベンツのs500に乗り
今日の予定を聞かされる ....
寒いけど3月だからためらった手と手袋の果たされぬ恋 「種を蒔く」


種を蒔こう

花とか野菜とか植物の種を

ひとつでもたくさんでもいい



もし花なら、花束にして恋人に贈ろう

母の日には母にも贈ろう

それから大切 ....
大講義室で机に突っ伏し熟睡
ようやく目覚めてもまだ教授は話をしている
大学の講義はやたらと長い

君はすこし呆れ顔で
顔に寝あとついてるわよって
解読不能な文字が並ぶ僕のノートに ....
お前がいまいちばん食べたいものは?

ハーゲンダッツのチョコバー。

なんで?

とりあえずいいお天気だし、
とりあえずおなか空いてないし。
ぱりっとかじりつきたい。
ああ、
ハー ....
薄紅の花弁に

そっと口づけをして

ほのかに貴方を想う

日曜の朝



至福のひと時
きみのなみだと
 
ぼくのなみだ
 
まぜたら
 
きっと
 
きょひはんのうを
 
おこして
 
いおうのにおいが
 
するだろう
 
ぼくは
 
きれいなきみを ....
ちとさんのおすすめリスト(191)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ふるる自由詩20*07-4-3
夕暮れ誰かの輪回しが- 未有花自由詩22*07-4-2
淡水魚- 夕凪ここ ...自由詩1207-4-2
空の街- 青の詩人自由詩2*07-3-27
*春の告白*- かおる自由詩13*07-3-25
キス- ロリータ ...自由詩5*07-3-25
あなたへ<あなただけへ- 逢坂桜自由詩8*07-3-24
言霊- 自由詩707-3-24
Don't_give_up- 佐々宝砂自由詩9*07-3-24
*あいは*- かおる自由詩10*07-3-23
濁り水- 詠乃自由詩607-3-23
表裏- たのうち自由詩307-3-23
か_ぜ_の_に_お_い- ヒロセ自由詩707-3-23
月のたて琴- 渡 ひろ ...自由詩10*07-3-23
そろもん(雲のパン屋さんの話)- みつべえ自由詩1107-3-22
- 愛心自由詩9*07-3-21
お望みとあらば- 北大路京 ...自由詩12*07-3-21
電話の向こう。- 空 春色自由詩7*07-3-21
なわとび- ロカニク ...自由詩407-3-20
初春の歌- ぽえむ君短歌16*07-3-20
あした、春- LEO自由詩37*07-3-20
就職活動- 倉持 雛自由詩1207-3-20
「_ぬくりもこ。_」- PULL.自由詩11*07-3-19
夜明け前- ペポパン ...自由詩5*07-3-19
すれ違い- 下門鮎子短歌4+*07-3-19
「種を蒔く」- ソティロ自由詩6*07-3-19
追伸- ささやま ...自由詩8*07-3-19
ハーゲンダッツのチョコバー- ふぁんバ ...自由詩5*07-3-18
ローズティー- 優飛自由詩4*07-3-18
かがくはんのう- 倉持 雛自由詩5*07-3-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7