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手に持った小刀に
夕暮れの陽が映り
火をくべる黒ずんだ手が
土の匂いを部屋に広げる
何度も繰り返される
木を削ぐ夕闇色の摩擦
窓からは無秩序な黄金色
顔をそれに溶かしながら
黙々と ....
山から駆け下る
細い川沿いに
置き忘れた人形が
初めての記憶
あまりに強い夕暮れが
記憶の中を暗い黄色に
染めて そして
歩いて返す道で
私は誰と一緒に
どうやってここまで
歩いて ....
彌月さんの及川三貴さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜を削る
-
及川三貴
自由詩
10*
07-2-19
手を握りあう
-
及川三貴
自由詩
5*
07-1-25
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