もふもふ もふもふ もふもふ

ふわふわ ふわふわ ふわふわ

ころころ ころころ ころころ


   ねぇ〜 シロ〜


 今日は何して遊ぼっか?
あなたの髪に触れるしずくは
花びらのように
キラキラと咲いて散っていく

あたしもそんなふうに綺麗に映ればいい

住み慣れたはずの町が
やけに他人行儀に感じた
折れた傘が
歩道の脇に ....
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった

雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ....
どんなに視力が良くても
目に映るのは水平線だけ
行き先を見失わないように
まっすぐ突き進んでいこう

あまりにも広大なこの世界で
頼りになるのは己の力だけ
そう言って颯爽と飛び去った
 ....
君の中の炎は
常に形が定まらず
消えることなくむしろ
どんどん燃え盛り
竜巻となって
全身を駆け巡る

その炎はいずれ
君の中の情熱を燃やし
そこから生み出される蒸気によって
君は ....
はじまりは
とても単純なことだった
猿に似た生き物が
仲間の餌を奪おうとして
その喉笛に噛み付いた

立ち上がって歩くことで
両手が自由になったその生き物が
最初にしたことは
足元に ....
海なんか大嫌いだ 幽霊が泳ぐ異界
海なんか大嫌いだ 凡てを飲み込む

 足がつく地面と清さが欲しい
 夢中になれる楽園が欲しい

競争主義、格差社会、全知全能、無能、猟奇犯罪
 ....
暮れかかる
陽の手は伸びて
居ならぶ雲を
染めあげる
夜の扉をひらくため
灯された
あかりのように

瞬き、
という行為の
間に間に見える
人と人を結ぶ
曖昧な影
「優しさ」 ....
水が流れる
水車が回る
水が回る
僕は僕の血液で回る

風が吹く
風車が回る
風が回る
僕は僕の呼吸で回る

陽が昇る
地球が回る
陽が回る
僕は僕の意志で回る

星が輝 ....
おかもと君は
わたしの初めての人に
なってもいいと思ってたのに
夢ばかり語って
てんこーして行ってしまった
手紙を書くよと言ったきり
年賀状もこなかった

おかもと君の夢は
とほうも ....
好きなことは好ましいけれど
好きなことをしているだけでは
時間が進んでゆくだけで
自分は進んでゆかない

楽しいことは楽だけど
楽しいことだけをしているだけでは
身体が進んでゆくだけで
 ....
人は
他人の幸せはよく見えて
自分の幸せはよく見えない
もしかしたら
他人よりもずっと幸せなのかもしれない

だから
自分が愛する人を
自分よりも幸せにすることが
自分を幸せにするこ ....
今日一日を生きることで
精一杯だったので
寒い日だったことは覚えているけれど
空が透き通るような青だったかどうかは
わかりませんでした

今日一日を生きることで
精一杯だったので
温か ....
わたしがその昔
まだ若くて
眠り姫だった頃のお話

お父様は
わたしの婿選びに
わたしを目覚めさせた者だけが
その権利を得ると各国の王子たちに御触れを出した

わたしは ....
水素原子と酸素原子だけが
一定の割合で結びついてできた水は
確かに純粋な水であろう
綺麗な水なのかもしれない

では美味しいのか
答えは否であろう
純粋な水ほど美味しくない

ならば ....
彼は
勝つためだけに生まれ
勝つことだけしか許されなかった

勝つ論理しか与えられなかった彼にとって
勝ちとは
強いとは
定義や疑問をもつことすら許されなかった
彼は
勝ち続けること ....
利口じゃない駆け引きも
一夜の夢ならそれもいいのかもね
{引用=膨らみだした欲望の箍を外したなら
君の中渦巻く深海に飛び込んでみようか}
欲張りなくらい求めるのは
退屈な日常の裏返しかい?
 ....
これといって意味はないけれど
コーヒーカップを買いました
ただ買っただけなので
無駄遣いでしたが
人と話がしたくなりました

これといって意味はないけれど
車で県内を一周しました
ただ ....
複雑な感情を うまく説明できないんだ
名前のない衝動や 感覚が幾つも絡み合って 

本当は自分でも まったく解ってないんだ
難解なコトバ並べて それらしく それらしく

  う ....
時に逆らって
時計を上下逆さにしてみた
秒針の動きは変わらないので
結局
今日の予定が頭の中を過ぎてゆく

時に逆らって
時計を裏返してみた
時を見ることはできないので
結局
次の ....
毎週土曜日に
公園のベンチに座って
いつも本を読んでいるあの娘

しなやかに伸びる黒髪
透き通るような白い肌
どこか寂しげな横顔

時々となりのベンチに座って
本を読んでみた ....
僕は簡単に逃げ出す性格だ。

そして薬を飲んで
簡単に死んでしまったみたい。

気が付けば
真っ白な雲の上だった。

あらら。
マジで死んじゃった。

頭をポリポリかいてると
 ....
それって秘密だよ
思わせぶりに微笑んだ
あなた
ドラえもんじゃないくせに
ポケットから何やら取り出しては
桜の木に振りまきはじめ
(まだまだ寒いよと眠ったままなのに
まだかまだかと貧乏揺 ....
星を見つめれば
今までの自分が
とても弱く見えてしまうけど
それは自分の心が広くなったから

海を見つめれば
今までの自分が
とても狭く見えてしまうけど
それは自分の心が深くなったから ....
月のしずかを詠むほどに

月を
寡黙に封じ込む


 聴きそびれていたかも知れない
 のに

 細い肩には雲をのせ
 風をたよりに
 風さえも
 去り


物云わ ....
こぐまの尾、
ちかり、ちか、り

天空いっぱい夜は溢れて
地上で凍った吐息は
瞬く銀に吸い込まれる

星灯りの舗道に
靴音を響かせ
きみの声を思い出すと
辿る道程は冬の密度が融 ....
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう

ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う

ひとひらひ ....
夜、冬空の下に魂は凍る
武器を持たない戦士は
凍りついた魂を削り
剣を作る

悪魔の肉を切り裂いて
真っ黒な血が夜を濃くする
凍りついた魂は
月に照らされ
黒々と輝く ....
今の季節に合わせて
色の神が
世界を白くする
僕も白くなってゆく

そして
今の風に合わせて
音の神が
世界を奏でる
僕も音になってゆく

その後は
今の心に合わせて
{ルビ ....
高崎駅のロータリーで
道に迷っているおじさんがいた
丁寧に地図を書いてあげたら
お礼一つ言わず走り去っていった

駒形へ向かう電車の中で
携帯で話すおばさんがいた
勇気を出して注意したら ....
南 翔さんのおすすめリスト(297)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダイスキ!- 優飛自由詩9*07-1-18
置いてきた傘- ku-mi自由詩16*07-1-18
雨に打たれた紙がぼくを見つめていた- ぽえむ君自由詩11*07-1-17
カモメ- 1486 106自由詩8*07-1-17
心は熱く頭は冷たく- ぽえむ君自由詩8*07-1-17
あいなきせかい- 大覚アキ ...自由詩4*07-1-17
【母海】- 穢土自由詩2*07-1-17
あかり- LEO自由詩31*07-1-17
僕は僕の夢で回る- ぽえむ君自由詩15*07-1-16
おかもと君の夢- ふぁんバ ...自由詩35+*07-1-16
束縛が自由を創り出す- ぽえむ君自由詩8*07-1-16
自分の幸せはよく見えない- ぽえむ君自由詩9*07-1-15
精一杯の一日なので- ぽえむ君自由詩10*07-1-15
眠り姫の目覚め- なかがわ ...自由詩5*07-1-15
純粋な文章ほど美味しくない- ぽえむ君自由詩15*07-1-14
常勝することよりも上昇したかった- ぽえむ君自由詩8*07-1-14
金星の女神- 優飛自由詩6*07-1-14
これといって意味はないけれど- ぽえむ君自由詩10*07-1-13
うっすら- 北大路京 ...自由詩9*07-1-13
時に逆らって- ぽえむ君自由詩22*07-1-13
マリア- 優飛自由詩5*07-1-13
じいさん- ごまたれ自由詩22*07-1-13
さくら- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-1-13
君を見つめれば- ぽえむ君自由詩11*07-1-12
月歌- 千波 一 ...自由詩28*07-1-12
冬の夢かたり- 銀猫自由詩21*07-1-12
ひとひらひとひらと- ぽえむ君自由詩14*07-1-12
魂を研ぐ者- なかがわ ...自由詩5*07-1-11
神々の力- ぽえむ君自由詩11*07-1-11
烽火- 1486 106自由詩11*07-1-11

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