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凪沙の歌


ぱぱ
ぱぱはきのうおそくにかえってきましたか
あたしとままがねてるおふとんのよこに
もうふだけおしいれからだして
おきがえもしないでねましたか

ぱぱ
ぱぱはきのうば ....
 秋の連休の最終日に
 剣神社のほうらい祭りがある
 小さな町のことで
 老若男女こぞっての縁日というところだ


 小学校低学年の女の子がボールを投げ 
 オッチャンが外れ ....
すでに13,264回の公演を終え
僕は13,264回
僕を演じ続けた

誰よりも上手く
誰よりも正確に

ところで
この脚本を書いたのは
いったい誰なんだろう
時々、ありがとう ....
かつて滅びた文明
メソポタミア文明
それが今私の中で蘇る

ホットケーキは石で焼いて
チョコレイトは石で溶かして
ミルクセーキは石で泡立て

「石ばっかりやな」

私とあなたでは意 ....
幸せいっぱいなの、と事実を述べたら、
男Aは言いました。
「俺は夏にスキーをしないように、女はいらねー」と。

つまり、それは季節外れと言うこと?

馬鹿じゃないの。
ホントに愛を求めな ....
私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい

風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
あんなぁ、この町もいよいよなぁ、戦争っていうこわいやつが襲ってくるんさ。
若いもんはみ〜んな兵隊さんになっちまう。
いやや、いやや。って皆泣くんよ。
家族はなぁ、この子らにどうぞ生きてかえってき ....
あの夜
たしかに家出は決行された

両親が寝静まるのを待ち
荷物は何も持たず
ズボンのポケットに
ありったけの小銭と札
そして中也の詩集をしのばせたあの夜
たしかに家出は決行された
 ....
本当の空を知らず
生まれ死ぬる人

それでも心は
空だけを見ていた
 感情の吐露です
  それは美味いのですか
  脂がのってるのですか
  私は場違いではありませんか
  大将、
  はちまき ずれていますよ
  ずれているのは何だっけ
  そ ....
うすよごれた
鍋に
ぜんぶいれなよ
なぁ


あたたかいふりをして
わたしの隣を歩く魚
ララと呼んだ
われ鍋に閉じぶた


あれが鍋です
今はれきしのしゅんかんです
椅 ....
時代遅れにもわたしは、携帯を持っていません。
だから、あなたとの連絡手段は電話だけ。




最近、電話線をひっこぬきました。
君がいて
俺が存在してるわけ              
だから俺は君の忠犬
大切な人への手紙は
必要以上に 重い部分をを伝えてしまうから
僕は二通の手紙を作ります
さらけ出す文を一通作って
あなたに出す二通目のほうには
一通目の表面だけを丹念に ひろいあつめ
恥ず ....
永遠は流れ星
恋という宇宙を
ついとかけぬけて
儚い夢へ消えてゆく
もし私が死んだら貴方は悲しんでくれるのでしょうか?

もし、悲しんでくれたなら、死ぬ前に私のことを助けてほしかった
わたしは、男のおかあさんと暮らしている
男のおかあさんは、働いているので忙しい
男のおかあさんは忙しいので、わたしは留守番をする
わたしは遅くまでひとりで遊んでいるので、いつも眠い

男のお ....
とても偽善的なことを言うならば
今こうしてあなたといることはあの人達に対する裏切りであり
またあなたへの裏切りであり
そして自分自身への裏切りでもあるわけで
そんなジレンマに堪えながら
こう ....
ぼくらはかつて
遠ざかる気層であった
果てのない蒼い夜に灯る
淡い光であった
ぼくらの指先は
震える幼き稲妻
すべての吐息は
透明な表象となった
ぼくらはかつて
言葉以前の言葉
記 ....
カーテンを開けると大雨だった

ひどく気が滅入る日曜日だ

さらに気が滅入ることに

カーテンを開けたのは彼女の方で

私は外で立ち尽くしていた
「ばかね」
彼女が笑った。
俺は初めて、ばかでよかったと思った。
だって携帯電話の普及で電話ボックスがなくなったんだもの いくつもの季節が過ぎて
君の笑顔しか思い出せなくなっていました


田舎へ帰ったと聞いて
いくつものアルバムの中の君を探しているのですが
探しているのは笑顔ではないのです
悲しみを探 ....
嬉しいことがあるたび
大切な日記を出して
ペンで書き記す
何度もくり返し
消しゴムでこすって
消えないことを確かめる

怒りがおさまらない時は
許さない許さない許さない
鉛筆で書 ....
http://po-m.com/forum/upfile/418/070107232821.jpg 己の存在に疑問を抱いた時
一人の哲学者が生まれた

己の存在に恐怖を抱いた時
一人の悪魔が生まれた

哲学者は悪魔という疑問を追い続け
悪魔は哲学者という恐怖を追い続け
だが決して あ ....
指先を入れてみたらわかった
もう終わりなのだと
ぬるいけだるいこの温度
これから更に下がる温度
もう終わりましょう
水となって気体となって
後に残るものなどない
もう終わるのですね
熱 ....
この先の二週間ぐらいがとてもつまらなく感じたら
目をしっかりと閉じて
頭の中から全て
掃きだしてしまうのがいい

つまらなく感じるその原因も、楽しみな事も、
好きな人についても、信念もこだ ....
枯れた野草は毒を抜かれ。枯れた人は死を選ぶ。


疲れたあいつは、死神を呼ぶ。

そいつに、言う。

「おいらの枯れた魂持ってけ」
「イヤだね。何の価値もね〜。いいか、魂ってもんはなぁ ....
赤頭巾、ほんとうはね

狼さんに食べられたかったの



ある満月の夜、

窓から見えた狼さんはとても綺麗だった

毛並みが月光を浴びて金色に輝いていたの



お婆ちゃん ....
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