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止まっているように
スイスイと流れる
蜻蛉の秋
確かなものなど
なにもないのだ
人は時に狙われて
ものみな静かな夜の中
時という
まだ固まっていないコンクリートに
自分のしるしを残して
ブランコの音だけが
コキー
コキー
時に思いを馳せたとき、
夜だ ....
私が本当に知りたいことは
学校で叩き込まれることじゃない
友達や先生の言うことは
どれも最もだが
どれも私にとってマチガイだ
縛られるのは大嫌い
邪魔されるのも大嫌い
もっとカン ....
伝えたい心は
たくさんあるのに
言葉にすることが
できない くやしさ
人はみな 悲しい{ルビ詩人=うたびと}だ
何にも見えない黒い空も
何にもないわけじゃなくて
ただ見えないだけで
たくさんの星
あの夜空
どこからかきっとここも
あの夜空などと呼ばれている
追いかける夢が好き
手の届くところにあって
手をのばせない
そんな夢が好き
多くは望まない
高くは望まない
それでも
追いかける夢が好き
夏が行く もう届かない 青春の テッペン目指して キラキラと行く
私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい
風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
本当の空を知らず
生まれ死ぬる人
それでも心は
空だけを見ていた
永遠は流れ星
恋という宇宙を
ついとかけぬけて
儚い夢へ消えてゆく
己の存在に疑問を抱いた時
一人の哲学者が生まれた
己の存在に恐怖を抱いた時
一人の悪魔が生まれた
哲学者は悪魔という疑問を追い続け
悪魔は哲学者という恐怖を追い続け
だが決して あ ....
波立って
静まるように
心に浮んで
消えた言葉
足跡が
行ったり 来たり
来たり 行ったり
続く砂浜は
潮に濡れて
――見失った
君は覚えているかな?
あの日の約束を。
会えなくなっても
ずっと忘れないで
ケンカして
傷つけたこともあったね
あの頃みたいには
もうなれないけれど
まわる世界は
みんな大人にな ....
風にのせて しゃぼん玉 とばそ
くるくるまわる 青 赤 黄色
神様のとこまで 飛んでゆけ
あの人のとこまで 飛んでゆけ
天までのぼって はじけとび
大空 架ける 橋になれ
もし
私が死んでも
悲しんだりなぞしないで下さい
むしろそれは
私にとって幸せなことだったのだと
喜んで下さい
私の死はとても
小さなことです
今このときに
死んでしまっている人は
....
優しい気持ち思い出すよ
この大きな空を見上げれば
何もかも投げ出して
泣きたくなったりもするけど
ウスムラサキの空の果て
届かない
君の声は聞こえてる
流れる涙 心で止まれ
君 ....
おとぎの国で幻を見て
今も私は夢の中
涸れるほど涙を流して
その海に溺れて
月さえ隠して
闇夜を呼んで
みにくい私をかき消すように
疲れ果てていませんか
行きずりの毎日に
ひとりぽっちでいませんか
暗い部屋の中で
かすれながら流れていく歌
深い海の底から
あなたにあてて歌っているよ
いつまでも ねぇ聞こえますか