すべてのおすすめ
「百万円といったら、大金じゃないですか。」
驚く私に、老女は、落ち着いた様子で笑いながら言う。
「ふつうだったら、そう思うかもしれません。でもこれで人生、やっと清算できた思いなのです。」
電 ....
わたしは十九歳頃から病気だ。高校から音楽にのめり込み(ピアノ)。クラシック。 病気に なっちゃった 。 高校時代は 自分でも 楽しかったのか と きかれたら 楽しかったけど 高校時代が あんなものか ....
常に読み手の読みは一方的かつ独善的であるのだから、読み手として評(感想)を書くときは、その範囲で読んでいるのだという意識が必要で、それ以上は踏み込めない。
だけどまあ 愚かな思い込みも含めて全て ....
ワーズワスの「詩とは力強い情感がおのずから溢れ出たもの」というコトバが示すようにロマン派の詩人達は人間を無限の可能性を持った湧き出る泉のような存在として考えました。それに対してヒュームは人間というのは ....
数多くいる詩人たちの中で、八木重吉ほど語りづらいと感じる詩人はそういない。何故だろうか。私だけの感じ方であるのかもしれないが、そんなふうに感じてしまう。おそらくそのあまりにも無防備すぎると思えるほど ....
僕にとってペンや筆をとって「描く」ということは、何かしら後ろめたい感じを引き摺っていて、どこか淫靡な行為のような気さえする。
それは、白紙に描きつけるものが文字であっても絵であっても変わりは ....
わたしのへやにはちいさな十字架がある。これを買うとき御店のひとに特にクリスティアンではなくてもかって部屋などにおいていいものでしょうかとお聞きしたが大丈夫だと思いますよ。といわれ購入した。値段は決断の ....
? God's story
あるとき、神は存在した。
人と共に暮らし、人と同じように成長した。
しかし、神は神であるがために、自分が神であることを知っていた。
ある日川へ行ったとき、 ....
カフカが並んだ僕の部屋の本棚を、君は丹念に本の背をなぞりながら、「一冊だけ足りないわね」と言った。
カフカは結局たくさんの未発表の作品を遺して死んだ。それはつまりカフカの作品数を正確に把握できな ....
王様を独占する
ずっとではなくて、偶然に2人きりになるささいな時間を、その時に話される言
葉を
朝の白いひとときを
恋をするわけではない
気持ちよい朝を布団と共に抱えて微睡む ....
「家政婦募集容姿端麗、声に特徴のある女性歓迎」
貯金はもう少しで底をつく。最早迷う術がないのはよく分かっている。だからと言って、これだけの新聞広告に飛びつくやつが私以外にいるのだろうか。と思っ ....
長い髪は黒く時折そのページにすがりつくように、さりげなく垂れる。少し邪魔そうに髪をかき上げながら、彼女はまた新しいページをめくる。
彼女は大きくて、少し茶色の混じった瞳をその一文字一文字に ....
昔から音楽が好きだったので、インターネットを始めるとすぐ、
この情報収集力を活用しない手はないと思った。
そのようにネットと共に趣味の世界により一層深入りするパターンは多いのではないかと思う。
....
A
ジャック・ケルアック「路上」を読む。
これは主人公サル・パラダイスが狂人ディーン・モリアーティに翻弄されつつ
各地を旅してまわるという、いわばDiscover Americaの物語である ....
書いてもいいし、別段、書かなくてもいい...。
それは深夜、友人とファミレスでお喋りするような内容でもなければ、日記帳に綴って記録に留めて置くような情報でもない。
元来、記憶にも記録にも残らない宿 ....
たぶん、ここの現役さんのなかで投稿された作品を一番読んでいるのは、ぴ@じゃないのかなと思っています。お名前を勝手に出して申し訳無いのですが、ここでの古参のおひとり、たもつさんが4187ポイント出して ....
人は「現実の世界」と「物語の世界」という二つの世界に住んでいるのだと、最近は思うようになりました。
しかもどちらか好きな方を選んで、好きな世界にだけ住むことはできなくて、
必ず二つの世界にまたがっ ....
自分で考えることが大切なんだって
きっと多くの人がそう主張しているし
わたしもそれが大切なんだって知っているけど
それでもずいぶん曖昧で 漠然としすぎている気がする
なぜ自分で考えることは ....
(再び偏った意見を述べるのかもしれない)
「愛」とは明治時代に日本に輸入されてきた言葉だという。それまで「愛」というものを日本人は、「恋」「友情」「情け」「仁」「人情」などで使い分けてきたそうだ ....
蛙は透明な籠の中にいました。
彼の王国の壁はひどく純度が高い透明で、
周りには大小様々の動物が自分と同じように首輪でつながれて、ひどく疲れた表情でおりました。
隣に居る犬が言いました。
『 ....
相田 九龍様 批評祭への招待ありがとうございます。
ですが、批評し紹介するほど冷静に分析した詩や短歌がありません。
詩や短歌に対する自分の価値観を僭越ながら示させていただきます。
それは批評祭に ....
ふと考えてみると
最近自分の畑が石ころと草だらけで、何も収穫できない所になっていた、
そりゃそうだ、
近所にはスーパーにコンビニに産地直送市場まで何だってあって、
ちょっとこまめに足を運べば
....
『春にして君を離れ』
http://www.amazon.co.jp/dp/4151300813/gendaishiforu-22/
シェイクスピアのソネットからそのタイトルをとったこの小説は ....
西脇順三郎は『雑草と記憶』というエッセイのなかで、
{引用=
私など自然の風情を愛する気持ちは全く vision であって thought からでない。ワーズワスと違いそれは何等神に通ずるすべ ....
夢であなたに会いました。
とても久しぶりに会いました。
夢のあなたは元気そうで
あなたに触れられないわたしを不思議そうに見てた。
わたしはそれが嬉しくて泣きそうなくらい嬉しくて
もう ....
もしかしたら「私は詩人ではない」とおっしゃる方もおられましょうから、「詩人かもしれない」と書きました。詩人でも、詩人でなくてもどっちでもいいんですけどね。そんなの単なる言葉ですから。詩だかなんだかよく ....
{引用=
ぼくはこの家でうまれた。赤い屋根の二階だての家だ。庭にはシュロの木がうえられてそだち、げんきに葉をのばしている。
朝、父さんがクルマにのってこの家を出てゆくと、母はきまって化粧をはじ ....
{引用=
太陽があたまの真上で燃えていた。
学校のかえりみち、ぼくはいつもの場所でジュースを買うためにポケットの十円玉をまさぐって立ちどまる。
あれ? 五十円しかないじゃない! セミの ....
「ポエ根ドラマがあってもいいかもしれない」
(註:これはサブタイトルであって小熊秀雄から学んだことではありません。)
昨日、とあることがあって「罵倒する」ということについて考えてみた。罵倒する ....
♪おかげでさ、するりとな、ぬけたとさ‥‥
江戸時代に幾度となく起きた「ぬけまいり」「おかげまいり」とよばれる現象。
熱狂的な、イナゴのような大群集による24時間街頭ミュージカルとでも ....
生田 稔さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(213)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
投資
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小川 葉
散文(批評 ...
2*
07-5-11
_少年老い易く学成り難し。一寸ノ光陰軽ンズ可カラズ。__
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すぬかん ...
散文(批評 ...
2*
07-5-10
評,単純に感想
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リーフレ ...
散文(批評 ...
12
07-5-9
ヒューム「ベルグソンの芸術論」(3)
-
藤原 実
散文(批評 ...
3
07-5-8
近代詩再読_八木重吉
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
14*
07-5-6
描くこと、書くこと、カクコト
-
はらだま ...
散文(批評 ...
14*
07-5-2
信仰随想。宗門と南無阿弥陀佛_。_
-
すぬかん ...
散文(批評 ...
1*
07-4-26
The_soft_feather_story_Ⅰ
-
優羽
散文(批評 ...
1*
07-4-19
【超短小説】不揃いカフカ
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なかがわ ...
散文(批評 ...
2*
07-4-18
屋根裏_つづき
-
猫のひた ...
散文(批評 ...
1*
07-4-15
【小説】老紳士の秘密の部屋
-
なかがわ ...
散文(批評 ...
4+*
07-4-11
【小説】読書
-
なかがわ ...
散文(批評 ...
1*
07-4-7
マニアは誰か
-
んなこた ...
散文(批評 ...
1
07-4-6
「路上」から始まるABC
-
んなこた ...
散文(批評 ...
2*
07-3-10
僕が詩を書く理由
-
ツ
散文(批評 ...
3*
07-3-10
素敵だなと感じさせてくれる詩作品って…
-
恋月 ぴ ...
散文(批評 ...
34*
07-2-27
「現実の世界」と「物語の世界」
-
相良ゆう
散文(批評 ...
2*
07-2-12
おもったこと
-
相良ゆう
散文(批評 ...
1*
07-1-30
見えてきた友情について
-
結城 森 ...
散文(批評 ...
2*
07-1-23
蛙と首輪(長調)
-
R
散文(批評 ...
2
07-1-15
■批評祭参加作品■詩は詩で、短歌は短歌で表現を。
-
歌乱亭カ ...
散文(批評 ...
1*
07-1-8
ネロウルフの誓い
-
茶釜
散文(批評 ...
1*
07-1-6
■批評祭参加作品■_Poor_little_Joan!または ...
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佐々宝砂
散文(批評 ...
10*
07-1-4
ヒューム「ベルグソンの芸術論」(2)
-
藤原 実
散文(批評 ...
5
07-1-3
夢で
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はるこ
散文(批評 ...
3*
06-12-22
繊細で心優しい、詩人かもしれないみなさんへ
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10+*
06-12-19
午後の日ざしの庭
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atsuchan69
散文(批評 ...
4*
06-6-3
あやしい一円玉自動はんばい機
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atsuchan69
散文(批評 ...
3*
06-6-2
小熊秀雄に学ぶ_その1_
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降旗 り ...
散文(批評 ...
5*
06-5-14
カオスの反逆
-
atsuchan69
散文(批評 ...
4*
06-5-11
1
2
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4
5
6
7
8