すべてのおすすめ
○ 落花生の殻の温もり手のひらにかさりこそりと遠い日の鳴る



○ 寝付かれず旅の光を反芻す日焼けの跡も消えかけるころ



○ 三つ子の眼に土手の緑は果てなくて夢に飛び来るあの日の ....
○ 速達のお見合い打診裏返し機械仕掛けの神をさがす朝


○ 峠路見上げる雲を追いかける不採用通知届いた午後は


○ 空気、水、一日三食昼寝付き、週休二日 我がマニフェスト


○ ....
スーパーの花屋にひときわ目立つむらさきアスター求めけり

今朝もまたいつものごとく出でてゆく妻の車をそっと見送る
陽炎を踏み越え君は手を振って、あちら側へと行ってしまった


家じゅうを掻きまわしつつ探したが、あの日の記憶が見つかりません


路傍にはいつも死骸が落ちている、人かも知れぬ、見ない振りす ....
 売り出され地中海まで運ばれて回すつもりで回されて乙

 大海の波にのりのりサムめらがよんよんよんと単発で乙

 マリリンもマリンもサムと海賊に剥ぐ剥ぐされて露と散るかも
遠回りしているだけの放課後は
  ただぼんやりとただぼんやりと


キミノコトこっそり見ているようなこの目が恥ずかしくはずしたメガネ


横断歩道の渡り方などしりません
  陸橋の上に ....
空は澄み
ふたりを別つ
霧が晴れ
言葉が消えて
あなたも消える
銀縁眼鏡
磨く前から
粉が飛ぶ
廃墟百年
あるじは見えず
白雨や
ほつれたる心に
針千条
叶はぬ夢みし
罪咎めたり


村雨に
道を違へて
涅槃坂
逝きつもどりつ
吾にもかへらず


闇惑ふ
私雨に
濡れそぼる
褥よせたる
 ....
異国文読みいたる傍らに見れば謡を低く誦す翁いて

皐月きて半ばをすぎていまだにも冬の衣装をとり出して着る

今妻は何をなすやと思いては瓶に詰めける紅茶呑みつつ
模造紙を押さふる指のかはりなり『ニシノユキヒコの恋と冒険』


取り合へず触れてみる癖おそらくは核爆弾の制御室でも

          エンター
「えい」てふごと押すEnter Keyの ....
各々に謂れのありてうつくしき澄める大和の数多なる山

新田と名ある景色の一つなる池の面のしろき小波

絵は如何に上手に描くとするにしも神のみ手にはいや及ばざる
画布よりウィンクをマルガリータに。ヴェラスケス、ラスメニーナス。


教えてよ。あなたの愛した人は誰?女官よんめいだれにもないしょ。


ちちははは鏡の中なるひとにてや。ほの明るさに朧なる ....
北緯60度ロシアオロシア駆け回り。ピョートル大帝未だ健在。


雪とけて初蝶襲来まちのぞむ。昆虫学会会長代理捕。


アナスタシアアスタシアかもほととぎす。生きているのか死んでいるのか。
 ....
森深くハムレットなど立ち入れぬ。水に浮かべりミレイの乙女。


水清く流れし行方は知らざりき。アングル描くはだか身の乙女。


何を見て何を知れるか裸身の{ルビ少女=こ}。壺より落ちし水の ....
ケルンよケルン。かきくれて忘却のちまたに雨ぞふるなり。


ピンダロスダイダロス!不可思議な笛吹けよ大地沈むまで。


パン、ラパン、メロンパン田園に落雷ありていそぎ告げなむ。
夢の中
確かに僕は笑ってた
君の声しか聞こえなかった
月の下 あなたを思う 花の下 またねとつぶやき 小さく手折る 風ぬるむ 水ぬるむ 肌ゆるむ
光暖たむ

笑顔ほころぶ
破蓮の残骸の
真っ心に
空みつけて雪ぐ
ひとひらの君




※読み 空(から/くう/そら)
青空に舞い散る飛沫きらきらとプールに飛び込む少年の夏

呼んでいる遠い記憶の夏の声駆けて行きたいいつかの森へ

朝顔の花が咲いたよきれいだな笑顔も満開夏の絵日記

水平線の彼方に浮かぶ蜃気 ....
BSつけて チラ見しながら 授業案
腰をフリフリ いつしか号泣
 桜

僕たちの最初の声が本当に欲しがったのは何だったのか
{引用=羊水の中で足掻く胎児は
魚類に他ならない
僕たちが生まれたとき
本当に欲しかったものは何だったのでしょう
どうして ....
夕焼けに深い藍が沁みてゆく 君よ声を出さずに泣くな

寒椿体温混じるその時に二人一つの罪に散る朝

私の破片を集めても私にはならぬそれは君とて同じ事

知らぬ間に花なくなりし金木犀 時は ....
濁る世を
  我が身をもって鎮めれば
    いとも艶やかに
         花は咲きけり
ニャァニャァと 鳴く犬がいて メールした

ホントだってば ホンマやってば
雨の中
白いドレスに
身を包み
虹に嫁いだ
梅雨の姫君
ブルートレインに子と妻と共まだわが家に神の在りし頃

昨日本当の伝道をしたがしたくない残念だ神は無い

これからどうするって誰もそんなこと言ってくれん

鳩のすむ枝を見むとて妻しつらう椅子 ....
一面に広がる三つ葉のその中に
必ずあるさ君の幸せ


白摘の花編み飾る冠に
想いを隠し頭に載せる


幸せを探したあの日
夕暮れの色に染まらぬ僕らの心


四つの葉見つけた時の ....
恋しさにとまどう心シクラメン
    うつむく頬にそっと紅さし


今もなおあの日の夢にくちづける
    クリスマスローズ淡き語らい


冬を恋いうす黄に咲くはわが心
    いつ ....
アハウさんの短歌おすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠れぬ夜- 都志雄短歌509-11-17
雑詠五首- 都志雄短歌209-10-20
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_kill_time.- 吉田ぐん ...短歌1209-9-7
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空路遊戯- アイバ  ...短歌409-7-3
追慕の筆跡- 曳舟短歌109-6-8
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雨日和- 悠祈短歌3*09-5-25
座りておれば- 生田 稔短歌209-5-15
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バロック絵画館__五首- 非在の虹短歌2*09-4-30
まぼろしのろしあ__五首- 非在の虹短歌109-4-29
絵画変容__五首- 非在の虹短歌1*09-4-28
ケルンよ__三首- 非在の虹短歌1*09-4-28
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月と花と- サトキ短歌209-4-22
はる。- 長谷川智 ...短歌2*09-3-26
雪花- 夏嶋 真 ...短歌4*09-3-11
少年の夏- 未有花短歌16*08-7-23
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