ふたしかな水を生きて
行方のどこにも底がない
くうかんを蹴りあげて
足音を確かめる
ひかりは、
柔らかくかげを踏んで
どこか遠い国になった。
水
どこまでも水。
ぼく ....
会議室を人が歩く
金属や樹脂などでできた
冷水機のようなものがあって
その向こうに浜松町が広がっている
どこまで行っても僕には体しかないのに
ポケットに突っ込んだはずの
手だけが見つ ....
葉っぱたちのとがったきっさきをさっきから風がはげしくゆらして
じべたに並べられた各種弾頭のことを考える
雨上がりのひんやりとしたゼリーのような中を
ゆっくりと自由に空気を押しながら
あたしは記 ....
タイトルに「あなた」なんて使って気恥ずかしいのですが、
なんかそういう気分なので(笑)。
さて。
蘭の会(http://www.orchidclub.net/)の「ふみばこ」というコーナーに ....
カラビナ、切っていくんだろ
お前の自我が燃えている
こちらの電車が燃えている
スタンダードな鉄柱の
かすれた声は裏側に
山手線の内側で
正しい摂理を殺したら
徐に雨が降っていた
足 ....
よしこちゃんは ピアノをもっていかなかった
彼女が五十一のとき のこっていたじいさまが死んで
よしこちゃんはもう 親のない子になった
その家は 彼女が大人になる頃に建って
夏と冬の休み ....
{引用=
金色が ふる
まちがすこしずつ
つめたいもようをかさねた ゆうがたのこと
きみが
道路の真ん中で
おおきく手をふっている
さけぶ声はきこえなくて
きらきら ....
だいたいポイントもらうために詩を投稿するってのがまず本末転倒だし、
ましてやポイントのために詩を書くなんて言ったら
それこそ何考えてるのか全然わからん。
つかさぁ、こんな小さな限定された場所 ....
27日
多分知っていることだった。
今日のニュースで、中華街に泊めてあった自動車が突然爆発す
28日
首が回らない。お菓子を食べよう。そう言えば昨日は。私は松井です ....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
1.
男の精液ってさ タンク一杯の梅酒みたいだよね
タオルを集めていると香恵ちゃんがつぶやく
なにそれどういうこと
上の部屋に オーナーがおいてった梅酒があるんだけど
....
写真が嫌いだ。風景写真は好きだが人間が写り込んでいる写真が大嫌いだしじぶんが写り込んでいようものならその写真を処分するためにおまえの妹の身柄を確保して交換条件にしたいぐらいに嫌いだ。思い出は必要 ....
戦争のあとにはいつも
殺されなかった死体が転がっている
それが君の言うところの
正しさなのだろう
ぱたりと本を閉じる
車窓の外へと目を移せば
淡い色の田畑が広がっている
「次 ....
フリースタイルで
リラックスしながらラブをつぶやくとか
なんつーか、
無理
ちんこちぎれて
死ねっつーか
おい、貧乏人ども
めぐまれた子供たちが
ラブをつぶやくなら ....
いつのことか ハマヒルガオが 群生していた
ような気がして 彼が思わず 発語したのを
彼女の発語が 相殺したので はじめから何も
なかったのと 等しい時間が 末永く続いた
規則正しく 連なって ....
Is that a banana?
No,it isn't.It's a gorilla.
あれはバナナですか?
いいえ あれはゴリラです。
俗にいう一人の少年が英語を見限った瞬間を
....
一行で勝負しようぜ僕たちの愛する言葉がグーチョキパーで
駅前でカップチーノを飲み干して横山剣からギャラを受け取る
君は何故毎年秋に亡くなるの、紅葉だからよ、 ....
議事録 01
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=67405
まぁいい、わかった。
ご主人様→(雇う)→メイド
という構図ではないわけだ。 ....
「なんかTさん、メイド喫茶行ったらしいよ。年末に」
なんですと。 (※Tさんは会社の同僚)
そりゃ、あれですか。ご主人様おかえりなさいませ、のあれですか。
「あーそうらし ....
初出:
ウエノポエトリカンジャム3 公式パンフレット「Iu(イウ)」(2005年夏)
(http://www.upj.jp/)
「詩なんかよく知らない人にネットの詩について伝えるメッ ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡
(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
....
詩のおっさんは夕暮れ帰り道を歩いていると後ろからちゃりんこで
追い抜いていく。そしてしばらく進んでから「追い抜いたらあかん
がな」とひとりつぶやくのだが再び戻ってくるほど律儀ではない。
....
この文章も第四回になりますが今回でおしまいです。
最近また少し詩のようなものに興味が向いてきたので5個目の詩文
集「劇場アルゴリズム」をまとめました。ちなみにタイトルはいつ
もてきとーで ....
「ここから飛び降りるって言ったらどうする?」
「やれやれ。気まぐれなお姫さまだ」
「なによ、その棒読みのセリフは」
「感情がこもっていないんだよ」
「あのねー」
屋上、 ....
あの頃、君に告げられなかったことを今
***
ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ
ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
ささやくようにはいりこんだ季節は
坂の向こうで風をふくみ
かがやいている
いつも背中に手をふれ
たしかめながら
もうずいぶん歩いて
彼女の手には ひまわりが一輪咲 ....
八月
がくる。別れの季節
を知らないままに。
二度と醒めない夢
を夢見ながら、二度と終わらないおはなし
のまんなかにいる。
失われたひと
によってうたわれた歌
を、誰
にも知られない ....
− 素子へ、特別版 −
子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
詩を読んだり批評書いたりするときの話。
その作品に対して「それはどこで笑うのか」って思う。それはどこで泣くの
か、それはどこでグッと来るのか、それはどこで頬を染めるのか、どう言い換
....
夜の星から
マヨネーズが出ればいいのに
☆
↑から
マヨネーズが出ればいいのに
溢れ出ればいいのに
....
れつらさんのおすすめリスト
(85)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生き抜くために死んでいる/きんいろの森/きんいろの波
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石田 圭 ...
自由詩
35
08-10-14
恋
-
たもつ
自由詩
33+
08-10-3
夏至
-
モリマサ ...
自由詩
28*
08-5-16
詩という“表現”を選んだあなたへ
-
いとう
散文(批評 ...
59+*
08-3-17
カラビナ、切っていくんだろ
-
ピッピ
自由詩
18
08-2-11
よしこちゃんのピアノ
-
縞田みや ...
自由詩
9*
08-1-24
ドーナツの星
-
はな
未詩・独白
12*
07-10-14
ポイントポイントうっせぇなぁ。
-
いとう
散文(批評 ...
21+*
07-5-17
error
-
ピッピ
自由詩
3*
07-5-11
書店で働くということ
-
吉田ぐん ...
自由詩
73*
07-4-25
よるにとぶふね
-
haniwa
自由詩
14*
07-2-19
ポイントについて
-
黒川排除 ...
散文(批評 ...
23+
07-1-8
1両編成
-
Tsu-Yo
自由詩
20
06-12-26
ラブとつぶやくやつらを殺せ
-
構造
自由詩
5
06-12-11
遠泳
-
砧 和日
自由詩
5
06-9-23
センチメンタルレッスン
-
ヌヌヌ
自由詩
26
06-9-9
一行で勝負しようぜ
-
ピッピ
短歌
19
06-4-21
メイド喫茶検討会_議事録_02
-
Monk
散文(批評 ...
11
06-3-13
メイド喫茶検討会_議事録_01
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Monk
散文(批評 ...
10*
06-3-5
Hello----,Hello----._私たちは、つながっ ...
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いとう
散文(批評 ...
41
05-12-19
ここでは宇宙を
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ふるる
短歌
50*
05-10-19
詩のおっさんのこと
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Monk
散文(批評 ...
24
05-9-19
こんなものを書いてきた_04
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Monk
散文(批評 ...
9*
05-9-13
やきそばパンはいかにしてなくなり、夏はどのように始まったか
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Monk
自由詩
29*
05-8-31
君に宛てて
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Monk
未詩・独白
187+*
05-8-29
帰途
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はな
未詩・独白
15*
05-7-26
どうしてここには生きてるものしかいないのってこと
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ピッピ
自由詩
18
05-7-22
スタンダード
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大村 浩 ...
自由詩
55*
05-5-4
それはどこで笑うのか
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Monk
散文(批評 ...
37
05-4-2
☆
-
ピッピ
自由詩
12*
05-1-6
1
2
3