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なでしこの花が
空のなかを、めぐる
そして空は
{ルビ紅=べに}色になる
雲は赤に
魅せられて飲み込まれて
自分の色を忘れている

さっき見た少年は
少し蒼を吸い込んで
大人になっ ....
 
ほら
泣いてたんじゃ
なにも
始まらない
 
目の前にある
困難っていう壁は
そうだよ
自分自身で
高く高くしていたんだ
 
ねぇ
笑ってみせて
この先に
何があるの ....
かたいものは冷たい

ノートに走り書き

それから探しはじめる

かたいけれど、

冷たくないものを

かたいってどんくらい?

それを考えるのも

おもしろいかも知れない ....
ソーダ水の泡
の ように
すばしっこく
立ち逃げる
夏を
この手に
捕まえようと
追いかけ
追いかけていたら
気が付くと
そこは
刺激のなくなった
ソーダ水
の ような
九 ....
窓を開けると
渇いた夏の風が髪を浚い
安らぎの匂いがした

教室の窓側の席
君はいつも遠くの世界を見ていた
何も変わらない風景
一年を通して見れば違って見える
君はそう呟 ....
即席のバーベキューセットで
思い出を焼いた
崖から海へ降りる際に
つかんだ植物さえ
根こそぎ収穫した
無人島生活は今日で
一ヶ月目になる
暦の上ではすでに
夏は終わっていたはずなのに
 ....
  「コンクリート・リゾート」


最後に僕がここに立った日
それはきっと、セピアンブルーの日
変わったものといえば
角のコンビニエンスストアの名前くらいで
もしかしたら ....
潮のせいでくちびるの端にこびりついた砂を噛む
違和感
そのついでに日記にも砂をかませる

八月はつめたい
指先で這った波の曲線は
私の中では体温を持たない

数 ....
何でだろう…
別れて一年も経つのにあなたに連絡を
取りたくなる


何だか未練がましいよね


あなたなら解ってくれると想った
あたしがホントに
愛した人だから


付き合っ ....
ポケットの中に
言葉が生まれる速度よりも
あなたの思いが
離れていく速度のほうが
少しだけ速かった
ポケットは口を開けたまま
言葉を失っていた
眠れない朝にあなたを思う


夜を通り抜けて
窓越しに出逢うあさやけは
そこはかとなくかなしい


あなたを抱きしめるだけの日々に
空で時を知ろうとしなかったから
この ....
かき氷屋さんに
立ち寄っただけで
わたしは
何も注文しなかった

高層ビルが
背中に日焼け止めを
塗りたがっている

背中は海岸線沿いに
長く伸びてゆくのに
あなたの足跡は
波 ....
何かをしたかったけれど
何もできなかったあの時の
あの空に
苛立つ自分の気持ちを投げていた
あの白い雲にもう一度

夢を持ちたかったけれど
何も描けなかったあの時の
あの空に
悲しい ....
何をするわけでもなく 自分の部屋に篭るのが好きだった
このままでいいと思っていたわけじゃなかった
だけど この生活を手放したくはなかった
だから インドアになろうと思った

わたしは玄関のド ....
合格をゴールとする人もいる

就職を目的地とする人もいる

結婚を終着点とする人もいる

または子育て終了や昇進、退職をそれにする人もいる




でも

地球は ....
アイタイキモチを結句に
歌えるようになったとき
恋が始まるのだと誰が言ったのだろう
2002年5月8日


あなたは今、幸せですか
リフレインしてやまない君の問いかけに
若 ....
ある日事故にあったぼくは
人間に助けてもらった
人間は親切にも
ボロボロのぼくを刺激しないように
そっと離れたところから
痛いところはないかい?
お腹すいてないかい?
寒くないかい?
 ....
夏が黄色くなってゆく
太陽の色に近づいている
夏をぎっしりとつめて
鮮やかな黄色になってゆく

黄色くなってゆく夏は
水に中に落ち
ぷかぷかと気持ちよさそうに
泳いでいる

近くで ....
眠りかけの夜に

キスをするしぐさの

芳しさ




ああ…




少女は

小さくため息して

壊れかけの夢を

抱きしめていた



 ....
楽しいときほど
思い出してしまうのは
あなたと過ごした夏が、きっと
あまりにも輝きすぎていたから
あいたい、と
そんなき持ちに自分の笑い声で気がついた
だって二年前、あ ....
 
 
しろいよこがお
 
くろかみおかっぱ
 
ゆううつのとき
 
いぬのなげきは
 
とこしえに
 
ぐるりとまわった
 
がんきゅう、ひとつ
 
ほろりほろり ....
チャイムまでゆっくり刻め次の一秒 
  授業の合間ふたりだけの輪・・・kaz

時の音に掻かれた誰かの声がして 
  指で秒針すすめて笑う・・・issey
  
  数学より ....
初めてラムネを飲んだのは
確か5歳のときだった

ママとパパに連れて行ってもらった
近所の夏祭り

小さなベンチに腰掛けて

ガラス玉を落としてくれたのは
パパだった

ビンに口 ....
汚れた雨が蹂躙する街角で
傷をかばいあうために手を繋ぐ
傘を持たない日だけ、どうしようもなく
君の手があたたかくて
切れた指先が痛みを増した

僕の手は
どんな温度で君に ....
耳に雨音
瞳に滴
触れるたび
肌はやわくなってゆく
身じろぎもしないで
硝子一枚に隔てられて
雨に囚われているのだろう

雨を除ける力など
もってはいないから
ここでじっとしている ....
夏が、また―――
怖いですか
あのひとの抜け殻だから

まひるの世界はあまりにも眩しく
夜の世界は、私には暗すぎる
いつからか
瞳が捉える色彩は
こんな風にゆるぎはじめて
 ....
ほたるがりしたら

おりひめとひこぼしをつかまえちゃった

うちではかえません

とママの怖い顔

しかたがないから

どうぶつえんにあげた

来園者数はうなぎのぼりで
 ....
あの日から気づいていた

いつまでも見過ごしているわけにはいかないって

すべてを咀嚼なしに飲み込むことはできない

瑠璃色の壁で護られてる貴方には

ひっかき傷さえつけられないから
 ....
夜遅く 
仕事から帰ると 
ぴたりと止まった扇風機が 
床に影を伸ばし 
{ルビ俯=うつむ}いていた 
また会えるからサヨナラと言った
雪の残る街
いつものように見送った僕を
覚えていますか

赤いコートの裾が揺れ
乾いた風に凛と鳴る
あしたもきっと青空だね
ふたり信じていた
 ....
アイバ シュウさんの自由詩おすすめリスト(249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紅色ラプソディ- ゆうさく自由詩4*07-9-1
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夏休み- 吉岡ペペ ...自由詩407-8-24
夏避行- 明楽自由詩207-8-23
約束- 海月自由詩307-8-23
光速の美夏- 小川 葉自由詩4*07-8-18
スクイグル交錯点(こうさてん)*コンクリートリゾート- Rin K自由詩40*07-8-17
砂の栞*八月の日記- Rin.自由詩16*07-8-7
忘れられない想い- ばーびぃ自由詩107-8-5
ポケットに速度- 小川 葉自由詩6+07-8-5
眠れない朝に_- Rin K自由詩39*07-8-5
真夏日- 小川 葉自由詩107-8-3
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インドア- 楠木理沙自由詩207-7-26
まんまるちきう- むむ自由詩307-7-22
40ページの手帳日記- Rin K自由詩38*07-7-22
人間とぼく- hiro自由詩2*07-7-22
黄色い夏- ぽえむ君自由詩15*07-7-20
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伝えるすべなんてないから- Rin K自由詩33*07-7-20
ことばあそび- ゆるこ自由詩5*07-7-20
■共同連詩■_________六時間目のモノローグ_〜はいす ...- Rin K自由詩10*07-7-20
らむね- まりも自由詩10*07-7-16
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紅い魚- LEO自由詩34*07-7-15
空蝉の夏が、また- Rin.自由詩2007-7-13
*げっくゎん「どうぶつえん」*- かおる自由詩16*07-7-11
おねがいごと- まりも自由詩4*07-7-7
(_無題_)_- 服部 剛自由詩307-7-3
雪の残る街_〜季節とココロの裏側で〜- Rin K自由詩27*07-7-3

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