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ミクロになって

きみを見ている、感じている

きみが動く、おおきな風がおこる

わざとじゃなくても

ぶつかると、死んでしまう


きみは

ぼくに対して

無意識だっ ....
夢路誘うは十六夜に 
声なく花の散る姿
また立ち返る如月の 
思いは誰に告げるべき

黒髪{ルビ梳=けず}るいもうとの 
面影やどる花びらは
雪の衣も厭わずに
音もた ....
探していた
おだやかな光を
逢いたかった
カンヴァスを破って

手を、そっと
輪郭のない夜だから
影もなくて
震えを数えていないと
ここがサヨナラになる気がした

風の硝子越しに ....
悲しまないでください
たとえ私がひととき
希望を見失ったとしても
それは今年初めて触れた雪が
てのひらで消えるまで
きっとそれほどのときですから


私の瞳に映せる空は
決し ....
ぼくがしってる かぎりあるきみと
ぼくがしらない かぎりないきみ

ねえ それを
うちゅうにたとえたら
りっぱなしじんだというのなら
ぼくはそれをえらばない

ぼくがしってる かぎ ....
フィチカ、雨の国。

春には雨の花が咲き
夏にはきらめく雨がふる
秋には雨も紅葉し
冬には白い雨がふる

   (誰か)が「冷たかろう」と言い
   (誰か)が「寂しかろう」と言う
 ....
さよならの後で
僕は泣いた
別れるのが
つらかったから

君には
もう
逢うことはないから

君の笑顔は
消えることなく
僕の思い出の中に
いつまでも
残っている

君を ....
たとえば
信号変わりそうな横断歩道で手を引いてくれたり

たとえば
受話器の向こうからあなたの声が聞こえたり

たとえば
後ろからぎゅっと抱きしめてくれたり

たとえば
日記にコメ ....
貴方は、

私の、わたしたちの標の
星。



(悪魔の概念を指し示せ、けれども溢れ出る優しさは隠さず に)



ショッキングピンクの大気上、10代の熱狂を
詰め込めんだ12 ....
ただいま調整中 いっそ 四季を消してしまおうか
心地よい日に 均してしまおうか

曇天の雲 垂れ込め
視界は暗く
雨の混じる 歩道に足音

涼しげな日
空も街も
僕の好きな 
灰色に沈んでいる
 ....
東に開かれた 窓があった
ソファーにもたれて
書物に目を落としていた

部屋を採光された 光が
うねり 本を照らす

読み継ぐ事に 少し疲れ
目を空へと あげる

陽光は石をも貫き ....
桔梗のむらさきを聴く、と
夜の二歩手前が
どこまでもやわらかな鎖で
約束と小指を繋ぐ

硝子の鉢に浮かんで
むらさきは、鳴る
秋ですね と
ただそれだけを告げるために

桔 ....
明け方過ぎの国道で
辛うじて歩いている
あたしの足は優しくなれているのか
国境を探している
 
壮大なサウンドの中
口ずさんだ蛍光灯
静かな空気が痛みに変わる
地平線はどこにある
  ....
灯を見ていた
小さな 小さな
夏の灯

揺れた
ちろちろ ちろろ
なぜか 見つめられなかった
それほど眩しい光でもないのに
それでも見ようとつとめた

何を見ていたというの ....
だんだんと 昼陽の短くなって
朝な 夕に かじかむ手
はぁ って 息かけるんだけど
なんだか やっぱり 冬が来るんだなぁって
お寒いのは お好き?

お日さまも昇れば 暖かな部屋
少 ....
プール前の花壇に
コスモスを見つけて喜んでいた そのくせ
君は、緑色のため池に沈んだ季節を
あまりに切なげに指す
わかってる 
君も、僕と同じ色が好きなんだろう
空のいろ、でもなく ....
ぼくはやくそくをやぶってはしった
うそつきのきみのまちへ
いきがきれるほどに

さめないでよ
ねつ
ぼくはかぜになるんだ
さめないでよ
ゆめ
ぼくはヒーローになるのさ

きん ....
洋楽のラブソング。

何言ってるかは、ちゃんとはわからないけど、

寂しかったり、愛してたり、懐かしんだり、悲しんだり、

さまざまな形を唄ってる。

やさしいメロディは、

僕に ....
切符を握った手が濡れてきたから
てのひらを上に向けて解放してやった
そうしたら切符は川になって
行き先はすっかり見えなくなっていた

川は
僕だけが感じる速度で流れ
薬指、から滝 ....
誰かは私を知っている
あなたが私を知っている
あなたじゃない誰かも
きっと私を知っている

私は誰かを知っている
あなたを私は知っている
私じゃないあなたも
きっと誰かを知っている
こ の 靄がかった 何か
私 の ために 何 に 役立て られるか
解る ようで 解ら な い
解らない ようで 解る よう な
奇妙 な
感 じ
「本当に望むなら、この手でちゃんと殺してやる」


あなたは言った


「だからまたサッカーしよう」


あなたは言った



どんなに変な方向に蹴ったって

あ ....
誰も知らない薄闇の部屋で 
鏡を見ると 
虚ろな瞳で呆けた人が 
消えかかった足で立っている 

虚ろな人の背後に現れる 
黒布で覆い隠しにやける 
{ルビ朧=おぼろ}な{ルビ髑髏=どく ....
大雨、にワイパーを動かさずぼんやりする信号待ち
君が隣にいないと「この雨男」って怒れないよ
私が運転席なら君は助手席にいなきゃ嫌
好きなお買い物も写真だって君が居ないと楽しくないよ

…変な ....
   かそけき風の香音(かのん)を連れて
   秋宵の橋を渡る
   あふれる水の数を
   わたしはしらない


   契る言葉の薄紙
   序(ついで)を忘れた指先で鶴を折る ....
言葉が捜せなくて

見つける迄の過ぎる時を
ただ車で走った
駅に近づけば
長い別離になると
知っている二人は
マリーナを何度も越えて


夜の海に溶けてしまう程の
貴方の純粋さを ....
焼け蒸したアスファルトの
ざらついた風が人を攫い
ぼくを独りとり残す

カラン カラカラ
下駄が鳴らした残響に
道に落ちた綿菓子の
わりばしに集る蟻々に
砂利で跳ね  ....
月の瞳に
海が映るのか
海の鏡に
月が潤むのか

旅立ちはいつだって
こんな夜の、ブルー

マストを背にした
ひとつひとつの心に
青はなにを
語りかけるのだろう



 ....
髪と声をほどきひもとき
あなたから生まれ出るものを
得ることなく得ようとしている
羽と鱗が 同じもののようにまたたく


夕日と虹といかづちを
分けることができないまま
 ....
アイバ シュウさんの自由詩おすすめリスト(249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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