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あしたのことを
考えていました
今が今でしかないことや
過去が過去でしかないことは
そっと忍び来るあしたにくらべれば
ずっと簡単なこと
あしたはいつも単調 そんな貌で

あなたのこ ....
土と肉の熱を計る
なかば眠りながら
蝉の幼虫がさくらを吸っている
土をほじくり返し
あやしたすずめをその手ずからうずめ
いらなくなった枝を突けば
まるでそこだけが日溜まりのようです
 ....
それに
包丁を当てる夢を見る

それは
四角いスイカ

グロテスク又は滑稽
転がらないそのかたちは
妙な不安定を感じさせる
むしろ丸いスイカより

どこへも行けない窮屈さが
そ ....
うんこ


メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ

活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの ....
わたしを定義するもの
今朝齧ったトーストの歯形

わたしを定義するもの
会社のデスク

わたしを定義するもの
そこに転がったボールペン

わたしを定義するもの
配達員に捺したハンコ ....
ハリウッドの
アクションヒーローに
憧れる
誰かをカッコよく助けたい

まるでアメリカン・フットボールのスターのように
子羊たちを脇に抱え

「WAR」

かけ声勇ましく突進する
 ....
ジョギングの
夜明けに自販機の前で放心する

「青春投入口」

ポケットから青春を取り出し
入れる
カショカショと飲み込む
ボタンのランプが寂しく灯り
押すと
びっくりするくらいの ....
静まれー 静まれ−!
俺はこの世の中に魔法をかけたい
水戸黄門のように悪を成敗したい
いや、水戸黄門ではダメだ
権力を傘に着て戦いたくはない 権力の方が悪っぽいし
大体俺が悪代官だったら 葵 ....
いつでも急いで履くし
履きかけで何歩も歩いてしまうので
かかとから靴はいつでも痛んでしまう
妻も老いた母からも
もっと大事に履けとか
みっともないから止めろと言われるが
そういうことに構う ....
     一

 細かな枝をつたう幽かな震え
 桧皮色の樹皮を湿らせ
 梢を這う、自動律たる水の脈動 )))
 沁みゆく荒地の渇きへ
  一滴、
 地球システムを孕んだ涙のかたち

 ....
寝たきりの祖母が一週間の大半を
天井を見て過ごすことがかなしい
私の顔も忘れた瞳が
時にきれぎれの記憶を思い出す
その輝きが
新しく覚えることがらを無くしても
ふと寂しさを宿して見える ....
その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。

その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。

 ....
おおはばきん
新しい言葉を一つ作ると
世界から一つ言葉が失われていく音を聞いた
それはながいながい車の衝突音に近かった


下半身が老人ホームにいつも向いている青年
後ろを見たければ目を ....
どうしても飛べない
おくびょうな紅葉はふるえて飛べない
もうすこしだけ力が欲しい
繋がりのない空が
きっと冷たくて
誘う紅の涙の貌を
冬はじっと見ていた
どうしても飛べない

山 ....
聴こえるかい? プーチン、

 /////(ノイズ)。

私は詩人たちの口をとおして
今も尚、歴史を変えることが出来る・・・・

ウラジーミルは一九二四年一月二十一日に死んだ、
旧い日 ....
  1
嗚呼、私が死んだときは
どうかその骨を散骨してください
海でも山でもいいから
散骨してください
海に溶けた私は
きっと儚いクラゲになることでしょう
山に埋もれた私は
きっと密か ....
僕を作った女の子は

満足そうに、駆けていった

僕はなんのためにここにいるの?

なにをすればいいの?



動くことも話すこともできないし

寒そうにしてる人を ....


6キロ先に 機影がみえます
 所属不明機 おーとーせよ
とどきますか 信号 にほんご
くりかえす
 所属不明機 おーとーせよ
にほんご

現代

古代の 断絶

影  ....
 詩を書こうとすると
 どうしても足がついてしまうから
 事実という名の警察がやってきて
 私のえんぴつに手錠をかけてしまうから
 だから私はいつも
 原稿用紙を前にえんぴつのオシリを口 ....
昨日、往きすぎた駅――

マイホームは地図に載ってない。 )))

疲れ果てた大勢の人たちが、
十二月の憂鬱なプラットホームで
蜜柑の載った赤外線炬燵と
逃げ場のない積みあげた日々の
 ....
即興で書いた
デタラメな絵みたいに
世界を、粉々に壊して欲しい
――悪魔と死神。
そして彼らよりも、
さらに残虐非道かつ悪辣な僕・・・・

ふいに質量を奪われて
儚く、空に飛んでゆくビ ....
調子が悪い奴らに言いたい
出口のないトンネルなんてないぜ
出口がなかったら国土交通省に文句を言え
俺たちは生きのびるために税金払ってるんだぞ
全ての道はローマに通じてはいないけど希望に通じるべ ....
――夢だ、
霧氷に覆われたトパーズを砕き
経血に染まる白鳥の羽を散らして
辛気くさい柄の絨毯に零した
グラスの割れる夜の激しい物音。

イミテーションパールの首輪を、
女は掻き毟るように ....
大事なことはすべて5秒以内に起こる

5秒で決めろ
5秒で話せ
5秒で捨てろ
5秒で殺せ
5秒で走り抜けろ
5秒で骨の髄まで
5秒で愛せよ
5秒で自分の存在
5秒で定義せよ
5秒 ....
二本目に火をつけても咽せなくなった。
屋上は広い部屋に過ぎず、
大きく見える飛行機も壁紙のようなものだ。
カッターシャツが二枚、
影を落としている。

(羽虫がまったく入ってこない。
四 ....
はんがわきのスカートのつめたいひだがぶらさがりゆれてるのがみえる
道端にぶた草がさかんに咲き誇りきいろくあかるく
きめのこまかい空気を満タンに吸い込んで肺がふくらんだ
ガラス窓にぽっかり灯るアド ....
自分自身という言葉の群れが後頭部から溢れ側頭部をなぜて前頭葉のひかりをあびている
フルに満載の瓦礫の山がくずれそうだ
カーブする轍
傾く我々で
ゼロにたちきることができず
目をとじ ....
時に、西暦1988年


小生、小学校2年生


あのとき理科のテストで


「たいようはどちらの方向からのぼり、どちらの方向にしずみますか」


という問題に
 ....
天のかみさま

毎日

食事をお恵み下さって

ありがとうございます

























食べ ....
白い柔肌にそっと触れるや否や
とつぜん狂った発条みたいな
青白い器官が左右の外耳道から飛びだして
先ずは目玉をふたつ、
声もなくポロンと落とし
詩人である若い女の頭部はみごと分解した

 ....
狩心さんの自由詩おすすめリスト(349)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
考えていました- soft_machine自由詩16*08-2-22
胎動- soft_machine自由詩16*08-2-20
四角いスイカ- 餅月兎自由詩5*08-2-17
活字「うんこ」- 餅月兎自由詩9*08-2-16
ビー・ゼア- 餅月兎自由詩2+*08-2-16
ヒーロー- 餅月兎自由詩2*08-2-13
完成せぬまま- 餅月兎自由詩3*08-2-11
水戸黄門- 新守山ダ ...自由詩408-2-7
創書日和「靴」_靴はいつでも痛んでしまう- 大村 浩 ...自由詩9*08-1-31
炭素循環_☆- atsuchan69自由詩13*08-1-25
かなしみ- soft_machine自由詩14*08-1-23
ありし天文所の休暇- もも う ...自由詩28*08-1-20
おまあじゅ- THANDER BIRD自由詩507-12-28
どうしても飛べない- soft_machine自由詩5*07-12-24
シベリアン・スウィートハーツ- atsuchan69自由詩6*07-12-20
臨終- 麻生ゆり自由詩4*07-12-19
僕はゆきだるま- むむ自由詩407-12-14
、雲海(計器越しに)- 月見里司自由詩107-12-9
蛇足- THANDER BIRD自由詩307-12-5
二番線ペーソス- atsuchan69自由詩8*07-12-4
地獄の詩人- atsuchan69自由詩8*07-11-25
トンネル- 新守山ダ ...自由詩107-11-21
青く煙立つ祭壇- atsuchan69自由詩5*07-11-20
5秒で怒る- udegeuneru自由詩2*07-11-19
遠景- 月見里司自由詩307-11-12
ユーノウ- モリマサ ...自由詩13*07-11-5
やわらかく毛穴がひらき世界が- モリマサ ...自由詩707-11-5
理科は難しい- むむ自由詩307-11-3
食事の前のおいのり- むむ自由詩207-11-1
黒の墓標_(18禁)_★- atsuchan69自由詩6*07-11-1

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