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何の間違いか
朝にこの世に出てしまった
しかもよりよって
大都会の大きな駅の改札口にだ

どういう原理でなのかは
こっちにいる科学者たちでも
解明できていない

ともあれ
普段は生 ....
せっくすの意味を知ったのは、
煙草を覚えた日だった。
せっくすの女が吸っていたのを、
もらってはじめて吸った。
だけどはじめてせっくすしたのは、
その日じゃな ....
腑で発酵する咎

苛立ちは他人に向けたほうが楽だ

優しくては稼げない

悲しみは他人に向けたほうが楽だ

連帯責任を丸抱えする

責任は他人に向けたほうが楽だ

偽悪者になり ....
おい貴様!
貴様と言っても誰に対して言えばいいのかわからないけど
とりあえず叫ばせろ貴様!!
俺の 俺の透明のビニール傘を返せ!
そうだ 安いからとか、どんなファッションにも合うからとか、
 ....
 獰猛な夜が
        虹の谷を蔽う、
         ラベンヌの香りを
           「あっ
          という間に消し、

        タムナスをこえて
 ....
 涼しげにながれる声は
     緑陰のひぐらし

  川床で 大鉢に盛った
    豪華な鯛そうめんを抓み

 冷酒を
  ちびり ちびり
       と、いいもんだ。

 料 ....
翼を広げ 翔び立て
蒼窮に淀む闇を撃て
殺戮の天使よ
{ルビ己=おの}が運命も焼き払い
壊れた世界を呼び戻せ


どうせ不様に生きるのならば
この命をくれてやろう
誰にも叶えられない ....
君は僕をほったらかしにして
傘ひとつで何処かへ行った
そしたらその後虹が出て
{ルビ慈=めぐみ}の雨が空から降った

雨なんていらないから
僕と一緒にいてよ


君にわかる筈がないん ....
{引用=
もっと 水 き ナ
 どっと ☆ か 菜

  加奈 かな 香奈」

もっと オナ れ モ
 どっと ★ み 諏

          魅ク 魅ク 魅ク)))

((リ ....
誰にも言っていない秘密
君だけには教えてあげる
実は僕は
{ルビ人間=ヒト}のフリしてる
衛星なのです

生まれたての君を
見守るのが役目

{ルビ宇宙=ソラ}を駆け上がって
眺め ....
濡れている地面を
数を数えながら一歩ずつはじいていく
はじくたびに足の裏がわから波紋がでてくる
地上という大きなかがみの湖にどこまでもひろがっていくどこまでも


やるかやられるかみたいな ....
世の中には
味を感じさせない味
があるという
甘さを感じさせない甘さ
苦味を感じさせない苦味
人はそれを
かくし味という

同じ料理であっても
どこかが違う
何かが違う
どこかや ....
みんな1.5リットルペットボトルいっぱいに
メロンソーダを詰めて来るなか
ひときわ量の少ないメロンソーダがあった

ぼくは、ほんの少し
なにか起きることを期待した
前線が
ぼくらを踏みつけにして
粘着質の雨を停滞させる
内臓は肋骨にぶら下がったまま
くるくると渦をまいて
今日の天気に反応している
こみ上げてくる葡萄の粒、
胸で弾けて
お気に入りの ....
 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 あ



 花 ....
母なる海は

生み出した子供たちによって
その身を引き裂かれる


生み出された子供たちは

その母を喰らうだけでは
飽き足らず
互いの肉を貪り合う


生き物が地球上で
 ....
今朝一番のニュースキャスターは
5歳の少女が
首を刺されて殺されたと言った

「何だそんなことか」と
いつものように家を出る

別にいつもの出来事
いつもの“ただの”殺人事件
それが ....
時として僕の空気には
亀裂が入る
自然の摂理に従って
その裂け目はそのままだ

だけど吹き込む風の中から
君が少し顔を出す

それならそれで
どんどん裂ければいい
そのスピードで裂 ....
なんてくだらないんだろう
思考回路も
趣向 意向も
風に舞って絡まる
生じる風圧は計り知れなく
予想以上に凶悪だ

オトナなんてそんなもんで
僕らは搦め捕られて生きてる
飲み込まれ ....
海を眺望するために
首筋の汗をタオルで拭き、
どこまでも蝉の声に染まる山道を、
ふたり まだすこし歩く。

水気を含んだ草の色にさわぐ虫たち
土の匂いの蒸す、マテバシイの並木がつづくと
 ....
溶けて無くなるんだ
バターみたいだ
僕の理性なんて
所詮ただのコルク

そんなのもう
哀れでしかないね
少し揺さ振りかけられただけで
もう圧力に負けてしまう
吹っ飛んでさよなら

 ....
十五歳

お前が八号線を転げまわって
廃棄寸前の原チャリを粗大ゴミにしている時
僕はひどい喘息でネブライザー突っ込まれて
吐きそうになっていた

十九歳

お前が土砂降りの中
ふや ....
雨が走り去ると
レンズになった大気が
緑を浮かび上がらせ
耳の輪郭を追う

待ち望んでいたタオルケットが
部屋をすっかり包みこんで
静かに反省をうながす
今夜のニュース

鐘の、音 ....
コウノトリは泣いた
ほろほろと
その子の運命を

誰に言われることもなく
彼女は勇敢でした
海に飛び込みました
人を 助けました


カエルも泣いた
けろけろと
その子の人生を ....
この世界は醜い
しかしそれ故に美しい
破壊と創造を繰り返し
完全に滅ぶのを待ってる

限られた時間だからこそ
壊れると知っているから
その時々が愛しい
切ない
恐ろしい

お互い ....
詩になることで
一歩ずつ押しだされ
ひとつ
またひとつ
人間になっていく

詩になれなかったぼくが
水溜りに転がって
ぼんやりと
道行くサラリーマンに踏み潰されるのを待っている

 ....
どうしても答えが欲しかった
「自分」という答えが

「生きる」理由が欲しかった
何処に行けば
この手に掴めるの

眠れなかった
それを持たない僕は
罪を背負っている気がした

そ ....
風呂に入るとなめくじがいた
たいていの人はここでキャーあるいはギャーとなって
塩か砂糖か胡椒か何かを持ってきて
ヤツを殺しにかかるのだろうが
俺は別段気にならないし
こんな生き物でも殺すのは ....
1.shot

夕焼けの赤が落下して三千の感染者を私に預けた、煤けた部屋に広がる
暗い雲の帳、茶色い染みが広がるミシン台にタイルを剥がす幼児がいる
手放しの賛美歌が土を耕し無差別の悪意 ....
{引用=
ひだ間 reeeeeeee 位(ぃ)の
いや、陽だまりのマリーと書いて 削除。

陽だまりの
縁側で じいちゃんが
俎板にのせ 愛を
IO(アイオー) 捌こうとしている
刺身 ....
狩心さんの自由詩おすすめリスト(349)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝に出た幽霊- ぽえむ君自由詩10*06-8-28
「_せっくす。_」- PULL.自由詩20*06-8-28
僕は正解だけ欲しい- ヌヌヌ自由詩106-8-24
俺の透明のビニール傘を返せ- 新守山ダ ...自由詩1106-8-23
ペテルナモヒシカ_★- atsuchan69自由詩5*06-8-18
そうめん_☆- atsuchan69自由詩5*06-8-12
殺戮神話- 宙空 心自由詩1*06-8-9
狐の嫁入り- 宙空 心自由詩1*06-8-8
落ちてきた場所/異言/童謡バージョン- atsuchan69自由詩6*06-8-3
artificial_satellite- 宙空 心自由詩1*06-8-2
アクアダイバー- モリマサ ...自由詩2406-7-31
かくし言葉- ぽえむ君自由詩17*06-7-30
〜■メロンソーダ世界選手権■〜- よだかい ...自由詩806-7-25
低気圧- iloha自由詩7*06-7-25
花びら- 木賊ゾク自由詩9*06-7-23
サガ- 宙空 心自由詩1*06-7-20
Today's_News- 宙空 心自由詩1*06-7-19
ウサギとカメの条件- 宙空 心自由詩2*06-7-13
ピーターパン症候群- 宙空 心自由詩1*06-7-11
入道雲_★- atsuchan69自由詩8*06-7-9
金と銀の- 宙空 心自由詩3*06-7-9
Kへ- ヌヌヌ自由詩206-7-9
囁き- iloha自由詩9*06-7-7
此岸花- 宙空 心自由詩2*06-7-5
the_beautiful_world- 宙空 心自由詩1*06-6-30
つなぎ- iloha自由詩18*06-6-29
the_answer- 宙空 心自由詩1*06-6-28
梅雨時- 新守山ダ ...自由詩606-6-19
暗い日曜日- 六崎杏介自由詩406-6-16
恐るべき残照_☆- atsuchan69自由詩7*06-6-16

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