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階段は夜よりも昼のほうが暗かった、上下左
右に伸びた立体駐車場が、がりがりと音を立
て始めている、埃のかたちをした日差しは鉄
柵で刻まれて、誰もが忍者かシマウマのよう
なシルエットになっていた ....
大きな鳥の声がうるさい
顔を向けても曇り空しか見えずに
また声がして雲が増える
辺りが暗いから誰も上を向かない

ディスプレイに珍しい生き物の写真
赤黄色、そして青、

寒いときは
 ....


6キロ先に 機影がみえます
 所属不明機 おーとーせよ
とどきますか 信号 にほんご
くりかえす
 所属不明機 おーとーせよ
にほんご

現代

古代の 断絶

影  ....
二本目に火をつけても咽せなくなった。
屋上は広い部屋に過ぎず、
大きく見える飛行機も壁紙のようなものだ。
カッターシャツが二枚、
影を落としている。

(羽虫がまったく入ってこない。
四 ....
あさがきつづけている
まどのうちがわにひびきだす
こなたかなたのかげほうし

まったきへいげんに
たつものなどない
よこたわるかぞえうたのこえは
おびえるでもわらうでもなく

ゆうぎ ....
 縦に長い大部屋の中
に、並べられた寝台、
おおぜいの男と女が寝
ている、昏々とねむり
に落ちている、灯って
いる照明はひとつもな
く、奥まで見渡せない、
暗闇よりあかるく、薄
闇より ....
纏わりつく感触の群れに足を止め
アスファルトに革靴を叩きつける
ごぼごぼ夜が沸きたつ

燃え尽きる花火の匂いに
車が一台、点滅する信号
止まり、あるいは駆けて
生まれる空行と

なつ ....
 走らなくて良い。そう言った男は走っていた。雪の少ない地域であるということは、気
温の高い地域であるということとイコールではなく、早い日没を経てすっかり宇宙が透け
ている。星々の吸熱を、誰も止める ....
ちいさな頃書いた、日記のように
空を何度もみた
いそがしいんだ、私

匂ってくる
なにもない、があるよ
との言葉に
泣きたくなる
こんな、ありきたりで、

罵ってください
むかし ....
狩心さんの月見里司さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十二月の階段- 月見里司自由詩508-3-17
キロトンまたはメガジュール(ショートムービー)- 月見里司自由詩208-3-13
、雲海(計器越しに)- 月見里司自由詩107-12-9
遠景- 月見里司自由詩307-11-12
音叉- 月見里司自由詩507-9-22
合わせ鏡- 月見里司自由詩207-8-11
熱砂- 月見里司自由詩507-7-29
げんとう- 月見里司自由詩207-7-25
さかさま電柱の海- 月見里司自由詩907-7-24

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