お花畑に火をつけて
全部燃やしたら
火はどんな色だろう
どんな匂いがするだろう

甘い蜜に群がる虫も
燃えるだろう
めらめらと
静かに花畑は
灰になってゆくのだろう

海に火をつ ....
今でもそうだろう、布団の中が居場所なのさ
何人いんだろ、そして、何人が死んだんだろう
パソコンつけたら、いつものゲーム始めた
グングニル持った少年は、俺だけど、俺じゃない

ホントの俺は臆病 ....
ある朝ぼくは
独りであると気が付いた

ある朝ぼくは
泣いていたのかもしれない

ある朝ぼくは
君に逢いたいと思った

ある朝ぼくは
月を見つけた

ある朝ぼく ....
夕暮れの 空を見上げて ただ一人
らららと唄えば ただ一人

お星さま 夕焼け空に ただ一つ
きらりと光れば ただ一つ

田の蛙 蜩の声 ただ一つ
いつの間にやら ただ一つ
いつの間にやら ただ一人
額の汗を無造作に拭うあいつより
きれいに畳んだハンカチで汗を拭う
そんな男のひとに憧れてしまう
えっと…そんなひとなら
細い指先に挟んだボールペンを
くるくる器用に回したりして
わたしのこ ....
夢に、夢に向かう背景には
軽く弾んだ音楽が流れていくので
踊ります君が、君として充分になるまで
僕は待ちますが、待ち惚けるのは敗戦なので
緑色の空が綺麗だよと言うと
君は送ってあげるよ、と
 ....
夜を乗り越える呪文
古いノートの落書きから思い出す
詠み方を忘れた大人には
雑踏に落ちている足音に似て
あどけなく残酷な

季節を乗り越える呪文
変色した写真の束から探し出す
今日しか ....
パソコンの印刷のインクリボンが足りなくなると
いつものことだが
インクリボンを逆巻きにして
その場しのぎで印刷する
なにせカシオの共通インクリボンタイプSは
品数が少ないのだ

カタコト ....
バザールは活気に満ち溢れていた

女たちは色鮮やかな衣装を身に纏い
自慢の品々を並べて
旅人たちに朗らかな笑みを投げかける
すべては明日の命の糧の
マナトを稼ぐための軽妙な話術

 ....
あ、お帰りなさい
お疲れさま
シ、静かにね、うちの天使は夢の中です
あ、汗臭い手で起こしちゃダ、メ
今日は久しぶりに水遊びしたから
ミホちゃんはもうぐっすりなの
ほら、早くお風呂入っち ....
むんとたちこめる
空気の塊
固まりをほぐす
風のかざめき

きゅんとつきあげる
胸裏の高なり
耳鳴りをほぐす
指のゆらめき

一筋の広大な
天空の川のように
星ぼしはかがやく
 ....
もぐらが「こんにちわ」
芝が穴ぼこだらけ
抵抗のしようが無い
好き放題

そのうち餌がなくなるのか
いなくなる
子供に取っては嬉しい
ウキウキ、ワクワク。

自然は穏やかだ
徹底 ....
朝露が風に吹かれて踊りだし
その銀の光が草原を舞う
すべてが溶けてゆく
やわらかい朝

道を進めば
梢に止まる小鳥たちが
歌でぼくを迎え
自然の中とともに
あるべき姿の自分に気がつく ....
記憶の湖に小船を浮かべる
揺らぎの中を覗く

湖の底で幽かに白く
蜃気楼の様に
魚の影の様に
消えた世界が見える

あれは何処
あれは何
あれは僕
あれは誰
 ....
それには まだ
誰も 触れていなかった
息を吹き掛けると
勝手に 回りだした

動きだす日々
巡りだす季節
色とりどりの光
気分屋の雨

種を蒔いて
見つめた時間だけ
命は膨ら ....
雨に濡れながら 君の名前を叫ぶ その声さえも雨音で消えてゆく・・・・

晴れた日 君の名前を呼ぶ その声さえも風に吹かれて消える


ねぇ・・・ ねぇ?


君は今 何処にいるの?
 ....
不思議な声で
鳥が鳴く
梅雨の終わりに

わたくしはその鳥の名前を知らない


ワールドカップの順位表で
トリニダード・トバゴという国の存在を
初めて知った

わたくしはその国の ....
打ち震える涙が、立ちならぶ
忘れられた街景の片隅に、十代の足音を揺らして、
失われた向日葵は、いまだ声を上げて、
古い風の臭いに浸り、
枯れた夏を首に巻いて、
届かない空の裂け目を編んで ....
 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 あ



 花 ....
夜明けの窓は孔雀色
今年もまたうたうように
アガパンサスが咲いている

七月はわたしの中で
いちばん甘く実る果実
君はいつかそれを 別の名前で
呼んだかもしれない

少しずつ風がうご ....
『すこしだけ』

『ひとことだけ』

ちいさく幼い言葉をかわして

あの人はずっと遠くに行ってしまった

真珠を通す音だけが聞こえるような

目をとじただけのあかるい闇に


 ....
  ぼく みつめている きみを
  きみ みつめられている ぼくに
  いつまでたってもどこまでいっても
  やまびこしない ひとみのやりとり



  言葉は 言葉じゃない
 ....
生活をここから始めます
一つ約束事

頑張ります
きっと泣きます
くじけます

いつか
隣に誰かいます

知らない街へも
恐れず往きますね

広げて広げて
たくさん愛して
 ....
* 逢う魔が時 *

逢う魔が時に
夜が浸透してゆく

何も起こしてはならぬ
何も触れてはならぬ
何も感じてはならぬ

まなざし以外は
重ねてはならぬ

流されてはならぬ
逢 ....
硝子越しに見た世界の
何かに 憧れたのか
足下に限られた世界の
何かに 追われたのか

求めた水場に
たどり着く前に
力尽きたことは
確実で

黒炭に足が生えたような姿は
かつて ....
一. 

潮風が
子らの顔を
歓迎す

優しい匂いは
どこか懐かしく
私の心を
浮き立たす

楽しい思い出は
何年たっても
色あせぬ

わたしも
むかし
子供だった
 ....
さあ、消えていこう


ほんの少しの朝食を
僕と君とで分け合ってから
いつもの通りに鍵を閉めて、出かける
いなくなるという夢を見た
そう伝えると
青色の封筒を渡されて
そこだけは、確 ....
夏が来ると
波が立って
春の子供達が
息を切らせて
砂浜を駆けてゆく
走るのは
寒いからではない
嬉しくて走るのだ
水遊びに行くのだ
息を切らせて
水遊び?

今になり気がつい ....
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
僕たち
頼りなくも
この小さな灯りで
明日の方向くらいわかる
いつだって
踏み出す一歩は
小さなものでしかない

続く指針が
結果的に幅を描いて

そっと広がる
ランドスケープ
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