すべてのおすすめ
ひとりで食べる夕食は
いつものように
電子レンジでチンして3分
たった3分
それでも3分
どうにも待ちきれなくて
電子レンジの前で腕組みしながら
ながめるタイマーは
永遠にカウ ....
雨は降る
無情の
恵の
日は注ぐ
旱魃の
神の
一本の幹に触れる
真っ直ぐな
曲がりくねった
別れた妻を想う
不肖の息子を想う
置いてきた過去 ....
額の汗を無造作に拭うあいつより
きれいに畳んだハンカチで汗を拭う
そんな男のひとに憧れてしまう
えっと…そんなひとなら
細い指先に挟んだボールペンを
くるくる器用に回したりして
わたしのこ ....
鉢植えの花が咲いていた
色とりどりの花々が咲いていた
しかし どいつもこいつも嘘っぱちに思えて
可憐な花びらをえいっとばかりにつねってやった
花の香りに誘われて蜜蜂が飛んできた
蜜蜂が耳の周 ....
ハナミズキが総苞に
厳しかった冬の名残を残すように
ひとのことばの端々には
生きてきた人生の痕跡を引き摺って
それは醜さの現われでもあり
それはしがらみのようでもある
引き ....
あなたが大声で「ロバの耳」
とか叫ぶ意味が判ったわ
解き放つのね 何かを
解き放ちたいのね 何かを
あなたはこの町一番の床屋
それは誰もが認めていて
あなたが決めた髪形に
誰も逆 ....
春は優しい素顔を何処かに隠し
コートのすそにまとわりつく
うつむいて
泣きべそかいているのは誰のせい
そんな街の片隅でも確かに芽生える
やるせない泣きべそ顔の奥で
見つけたもの
....
ふたりは出会う
雛連れの野鴨憩う山郷の水面は茜に染まり
ほら手をつなご
これから暫くふたりして
同じ水脈を流れ行くのだから
ふたりのささ舟は
透き通る冬の気象 ....
きりえしふみさんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
くるり
-
恋月 ぴ ...
自由詩
39*
07-7-21
正誤と言うこと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
24*
06-10-28
ハンカチ王子はお好き?
-
恋月 ぴ ...
自由詩
29*
06-8-23
ろくでなしの詩
-
恋月 ぴ ...
自由詩
14*
06-5-12
対話
-
恋月 ぴ ...
自由詩
14*
06-5-10
ときはなつもの
-
恋月 ぴ ...
自由詩
14+*
06-5-3
ふわり感じるもの
-
恋月 ぴ ...
自由詩
20*
06-4-8
冬空の輪舞曲
-
恋月 ぴ ...
自由詩
29*
06-1-18
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する