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輝くものはいつも
はるか遠くに置かれる
届かないとわかっていても
暗闇の中で
求めてしまう
温もりのない光とわかっていても
そこで燃えているものを知っている
そして永遠を誓ったりする ....
夜を乗り越える呪文
古いノートの落書きから思い出す
詠み方を忘れた大人には
雑踏に落ちている足音に似て
あどけなく残酷な
季節を乗り越える呪文
変色した写真の束から探し出す
今日しか ....
水面のやさしさを信じ
身を投げる木の実の
沈んでいく運命の先を
知らないかのように
綺麗な音色だと
美邪気に笑う君に
かなしくなる
西の雲は入り日に
焼かれるからかわいそうと君 ....
透明は恐ろしい
隠すことを拒むから
透明はずるい
隠さないふりをして
その深みに秘密
透明が重なってできた
その暗闇に
失ってしまったと
知らせに突かれて
霧雨の中へ飛び出したから
取り込み損ねた洗濯物のように
さびしく湿ってしまった
時計は無慈悲に
時を奪っていく装置
刻んで ....
本を捨て風を追え
光の鉄筆を持ち
刻むがいい
化石となり残る言葉を
考古学者が
その意味を追うだろう
ノートを捨て雨を打て
声にならない慟哭を
写すがいい
降り積 ....
バーボンだ、もっと
バーボンを焚け
今日 なにを焦がそう
もう 骨しか残っちゃいない
それでも
小さな炎で
じりっと炙れば
ピシ ピシと
春の芽吹きの ....
きりえしふみさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(7)
タイトル
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カテゴリ
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日付
今夜、輝くものは遠く
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たりぽん ...
自由詩
16
06-9-7
驟雨の足音、あどけなく
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たりぽん ...
自由詩
17*
06-7-29
ホタルブクロ
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たりぽん ...
自由詩
16*
06-7-2
とうめい
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
15*
06-6-8
湿った夜の回折格子
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たりぽん ...
自由詩
15*
06-5-13
無題___(本を捨て風を追え)
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たりぽん ...
自由詩
11*
06-5-12
蛍よ、焦がれては
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たりぽん ...
自由詩
12*
06-4-28
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