どんどん沈んでいく太陽が

真っ赤に燃えていた

見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた

今日が終わり明日が来る

今日も何もしなかった僕にも明日が待っている

ほとんど空 ....
あら。

また泣いてるの?

何かあったのね。

辛かったんだね。



いつも

綺麗に着飾って

その大きい瞳で

世界を敵視して

頑張り屋のあな ....
ぼくは詩人

自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている

今日もまた

朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました

野生に生えたその花 ....


































 ....
ため息は
紅茶の香りとともに
茜色の椅子ににじんでいく

夕日をスプーンでかき混ぜたら
もう一度新しい夕日が
生まれ変わる

角砂糖は
白い四角い砂のお城
きらきらと輝くけど
さ ....
ぼくは詩人

難しく考えるよりも
簡単に考えた方が
わかることもある

今日もまた

朝の散歩をしていると
お坊さんに出会いました

 お前は何者か

詩人です

 詩人 ....
嗚呼もう
栗の花が咲く時期なんだろうか さくらは
もう終わったんだっけ
そう 5月だ
鯉のぼりも しまう日
四十を前にして
耄碌したものだ
お弁当を忘れたのも
あさってに気づく
たと ....
祝日 新宿の午後は人波に{ルビ溢=あふ}れて 
逃れるように僕は古びた細い路地に入る 

道の両脇に{ルビ聳=そび}え立つ高層ビルの壁に挟まれた 
細い空を見上げると吹いて来る向かい風 
ア ....
 なんでもみている筈なのに黙っている
               大樹ょ
 あなたの望む空をわたしもみつめたい
あなたのささやく声もわたしはききたい
       のびやかに息づいている
 ....
知らなかったの

海がこんな色だなんて

こんな青と碧だなんて

いままでホントに知らなかった

だからあなたの言葉も
聞き逃してしまったの

もいちど言って?

すきって言って?

あたしをすきっ ....
僕たちの住む世界には
沢山のものが溢れ過ぎて
何を選べばいいのか判らない
手に取っては捨てて
また違うものを探して歩く

どれも輝いて煌いて
何も劣ってはいないのに
この中から一つだけ ....
寂しさは忘れてしまえる
それが怖くて 怖くて

犬を撫でていると
怯えた体が小さくなっていって
首輪の鈴になります

だから寂しくなかった

一人で生きていけることを知ったとき
夜 ....
ぼくは詩人

明と暗は
それぞれ逆があって
はじめてわかる

今日もまた

朝の散歩をしていると
朝影に出会いました

朝日の光の方向と反対に
ぼくがつくる自分の朝影

い ....
(冒頭に云って置きますが、この文章を不快におもう人は正常です。なぜならこれから書く事は、ある人達にとってははっきり云って誹謗中傷と取られることを覚悟しているからです。ただし、勿論、特定の個人に向けて書 .... 少女は長い間 
窓の外に広がる海を見ていた 
{ルビ籠=かご}の中の鳥のように 

時折 
人知れぬ{ルビ囀=さえず}りを唄っても 
聞こえるのは 
静かに響く潮騒ばかり 

( 浜 ....
閃光を浴びる波打つ腕を貫く
静脈の彼方から、疲弊した虹彩がため息を吐く。
朦朧とした街は、たえず銑鉄を溶かして
都会の人々の苦悩の鋳型を作り続けている。
すべての窓には、水がなみなみと注がれて ....
あなたが大声で「ロバの耳」
とか叫ぶ意味が判ったわ
解き放つのね 何かを
解き放ちたいのね 何かを


あなたはこの町一番の床屋
それは誰もが認めていて
あなたが決めた髪形に
誰も逆 ....
ご先祖様の温もりが
土に宿っているから
日本は大丈夫なん

命の糸がそこらじゅうにめぐらされてるん
太陽の恵みには そうしたもんがこめられてるん

そう言ったおばあちゃんが
交差点のま ....
置いてかれたっていいじゃないか
前を向けば誰かがいるだろ

転んだっていいじゃないか
地面の暖かさに気付けるだろ

泣いたっていいじゃないか
夜の風が気持ちよく感じるだろ

歩いたっ ....
ぼくは詩人

孤独を感じたとき
それは自我への認識である

今日もまた

朝の散歩をしていると
少年に出会いました

1人ぼーとして
土がむき出しになっている
広大な畑を眺めて ....
 羽をたたんで天使が降り立った

 悩み事 弱音を語っても

 天使はニコニコしている

 なんだか悩むのもバカらしくなった

 いずれすべての人は一つになる

 まばゆい光に ....
ぼくは詩人

静は動の中にあり
動は静の中から生まれる

今日もまた

朝の散歩をしていると
雷雨に出会いました

家を出たときから
ゴロゴロと遠くの方で聞こえていた

ちょ ....
追いかけてきたものは、何であったか
追いかけるべきものは、何であったか

あの蒼々 あの爽々

届くはずもないと{ルビ諫=いさ}められても
羽ばたく自由まで
奪われたわけじゃない

 ....
雪の街で眠る君よ
すっと前を睨み
歩きなさい

何も知らなくてよい
ということはなく
何枚もの鏡が重なる夜

退屈な日はお泣きなさい
その大きな身体を震わせて
いつか来る日のために ....
 

 昨晩の友人とその妻きたりて
 私と妻と4人で囲む団欒に
 花も喜び猫は寝たふり

 お日様が玄関口までやってきた
 ポカポカポカポカ
 うれしいな
 ワクワクするな

  ....
 ふうせんに様様な想いをつめた
 この手ににぎりしめ
 今青白い朝やけの中に放つ

 いずれ誰かが見つけるだろう
 この想い届いたらいいなぁ

 時の流れは天使の人形に
 降り積っ ....
 手のひらになじんだ約束は 紅茶が来る前に冷めてしまった
 切り刻まれた家族写真 バス停のベンチの下に散らばって
 あつめても元に戻らない 砂塵舞う風に消えた


  ....
 
   バーボンだ、もっと
   バーボンを焚け

今日 なにを焦がそう
もう 骨しか残っちゃいない
それでも 
小さな炎で 
じりっと炙れば

ピシ ピシと

春の芽吹きの ....
ぼくは詩人

挨拶は言葉と言葉を結び
心と心をも結ぶ

今日もまた

朝の散歩をしていると
アゲハ蝶に出会いました

バタバタ パタパタ
大きな羽の音が聴こえてきそう

まず ....
こらえても ゆがむくちびる ふるふるふる
うるみ零れる おかっぱの髪

パパあげる 玄関先で 待ちわびて
握り続けた シワシワの春

負けないぞー きいろい声は どこいった
頭ならべて  ....
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