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唇が着くか着かないかくらい
斜め右から見るあなたの顔が好き

嫌なのは嘘ともつかない
稚拙な言い訳をする瞳の大きさ

背中を掻く時のあなたの顔は
母を困らす時の父の顔にそっくり

最 ....
服を着た悪魔 身を乗り出し覗いた先
ずぶ濡れの女がひとり歩く先に断末

声もなく花もなく ただただ枯らし泣く
気にすることもなく 過ぎる目の前

握りしめたポケットの中の最後の言葉
命を ....
かりそめの逆月のように
心変わりを繰り返す衝動は
裸足で歩く土の痛みにも似て
剥き出しの無垢なここを刺激した

病であるはずもない
まして重病ではない

ただ風になびく黒髪の
一本一 ....
階段の踊場の風 冷たい息 通り過ぎる冷静
君を想う気持ち 崩れる土壁 不安な情熱

握るコブシに一段と力の入る瞬間
まだ僕を知らない君が横を過ぎる

知らない君への妄想は普段の僕を壊す
 ....
狂い咲く雷の道を
まだ歩いているというのかね

わたしの脚は動かずにいる
ついには逢えず終いだ

若かりし頃の面影を
ぼんやり思い出そうとするのだけれど
暖炉の前の陽炎のように
ゆら ....
平原に骸の数だけ



流れた時の数だけ   

腐敗

幾重にも重なる蹄の史跡

行く場のない魂は
登ることなく漂よを水滴

鈴の音が導くんは  

清流 

傷 ....
父さんは何故嫌がることをするの
父さんは何故母を裏切るの
白い手袋が朱赤く染まる程
あなたが嫌いだ

憎いから誓った あなたを許さないと
水を抱かせたよう 巧みにすり抜けた後は
びしょ濡 ....
今 慟哭を以って歩くのは
雄叫び轟く サーカス団の群れ
黒い背景に 浮かび上がる
黄金の月

悲しみ隠した その顔に
笑化粧の厚塗りをした 道化師
悲哀の広告(チラシ) ばら撒き踊る
 ....
阿麻さんのmaumiさんおすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
好み- maumi自由詩3*06-1-11
身代わりの羽花- maumi自由詩1*06-1-11
☆☆☆☆☆- maumi自由詩2*06-1-8
吐息- maumi自由詩4*06-1-8
君へのおもひ- maumi自由詩2*06-1-7
戦う国- maumi自由詩1*06-1-5
少年回帰- maumi自由詩6*06-1-5
慟哭のサーカス- maumi自由詩1*06-1-4

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