☆☆☆☆☆
maumi

かりそめの逆月のように
心変わりを繰り返す衝動は
裸足で歩く土の痛みにも似て
剥き出しの無垢なここを刺激した

病であるはずもない
まして重病ではない

ただ風になびく黒髪の
一本一本が見える気がした

交差点沢山の人だかり
輝くのは一人だけ

 ああ 恋しちゃったのね

ふざけた言葉が出るほどの
インスピレーション

通り過ぎる輝きは
かりそめの恋の終わりのよう
二人を引き離す

振り向く僕
  振り向かない君



哀愁をもって

一目 惚れ


自由詩 ☆☆☆☆☆ Copyright maumi 2006-01-08 23:57:18
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