すべてのおすすめ
まづはローズ・ティーのシャワーをどうぞ



いつの間にポケットの中にマロン・グラッセが?

シュークリームが頭の上にポテッ

レア・チーズケーキを握りしめて

ショコラ七段回し蹴 ....
ラブ&ピースという呪いが生まれたのは
それからしばらくしてのこと
僕たち、と言ってさしつかえないのなら
僕たちは
やはり
気づいていなかったのだろう
それが呪いであることに
ではなく
 ....
一番目の男が言った。
「彼はいつになったら来るのだらう?」
「いや、彼はもう行ってしまったのさ」
と、二番目の男が言った。三番目の男は黙ってゐた。
「それを残して行ってしまった」
三人の男達 ....
テレビのバラエティ番組は
基本的にいじめの構造で成立しているから
それを観ているぼくの眼からは
まばたきするたびに血がこぼれ落ちます

 言葉で世界を
 変えることができると思いますか
 ....
地下鉄に乗ると歌姫が現れて
美しく死になさいと耳元で囁く
死ぬことに
美しさも何もない
私は死にたいのであって
美しくありたいわけではない

DIVA
螺旋の先はいつも尖っている
さ ....
帰り道が
どこにも
繋がっていなければ
いい

口笛は
誰にも
聴こえなければ
いい

信号が
ずっと
青のままだったら
いい

買ったばかりの
スニーカーを
居酒屋 ....


真夜中ですら
ザラザラとした
大通りの
卑猥な笑いが裏返り
囁き合い
頷きを忘れるほどの
原始に出会う

骨が抜かれ始め
誰かが忘れていた悲鳴を
高々と上げる

町中 ....
大地が 少し 揺れた

ここはパリなので
それは夢だと分かった

モノクロのカーテンの幕が
ゆっくりあがるように
日を目覚めさせる そういう揺れだ


意識の向こうに
黒く流れる ....
「鬼婆の髪を見に行きませんか」
ローカル新聞社の記者から電話があった。
「或るお寺にですね、鬼婆の髪があるんですよ。そのルポを書いていただかうかと」
「インチキなんぢゃないの。拝観料とか取るのか ....
はじめは、見えなかった。


 それはファインダーの外に
 つまさきの下に
 暗がりのなか
 輪郭さえ
 ないところにあった


それから、見ないようにした。


 それは地 ....
朝早くにジョギングしてゐたら、急に雨が降ってきた。
最近の天気予報は、まったく当てにならない。
雨宿りするために歩道橋の下に駆け込むと、女が立ってゐた。
真っ赤なキャミソールを着た、痩せぎすの若 ....
桜色の腫瘍が


オー・ダーリン
僕の思ひは


揺らがぬ思ひは


混濁せるため息は


とめどなき摩擦は


極彩色の精液は



悲花蒼滝悪霊ラヴレタア朧 ....
子猫が一匹死にました
罪なき子猫よ
おまへの為に詩を書かう



公園の駐車場に、三匹の子猫が居付くやうになったのは一ト月ほど前
母猫の姿はなく、生後まもなく捨てられたのに違ひない
 ....
休日に公園で本を読むのが好きだ。
園内では、緑を眺めることより他にすることがないから、読書に専念できる。
解し難い本を繙(ひもと)くのは公園に限る。

今一つの楽しみは、公園に巣くふ野良猫たち ....
毎週末、私は長期入院してゐる祖母を見舞ふ。
今朝の祖母は、あまり調子が良くない様子で、口数も少なかった。
私は、いつものやうに、ポータブルトイレの処理をしたり、入れ歯を磨いたり。

一通り世話 ....
 だが
 落葉の時間をへて
 絶え間ない先送と 既了の境域へ
 戻るか
 コウシュの旅人

 蒼茫の中、
 一際
 あおく、沈んで
 そこで意味の果実は
 割れ、
 残照 ....
ショッピングセンターの、ひとけの無い屋上駐車場に、子どものすすり泣く声が響いてゐる。
・・・と言ふと何やら怪談めいて聞こえるが、そんなロマンチックな話しではない。
誰が泣いてゐるのかと思へば、可愛 ....
{ルビ掌=てのひら}にのせた 
{ルビ一片=ひとひら}の恋の花 
千切って夜風に放つ 

そうして青年は 
破れた心のままに 
深夜の断崖の上に立つ 

目の前には{ルビ只=ただ} 
 ....
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように

というので
上を向いて歩いてみたけど
涙はこぼれおちるじゃないか
ちくしょうめ、

下を向いて歩こうよ
コンクリートは
私の泣き顔 ....
朝、いつもの時間に家を出る。
母さんの作ってくれたお弁当と、いれてくれた水筒。

いつもの電車で、持っていた文庫本を読む。

会社について、制服に着替える。
たかだか30分だけのために ....
残された わたしは
息をしなければならないと
ごぶごぶと
両腕で水をかきわけながら
溺レル

月も星もない
光なき空の下
コールタールのように
生き物の棲まない
真っ黒い海がうねる ....
今日 あなたが死んでも
明日 私は泣かないだろう

一瞬の悲しみは
空しい夜に飲まれてゆく


今日 私が死んでも
明日 誰も泣かないだろう

一瞬の衝撃は
儚い朝に吸わ ....
ちっぽけな わたし

だれも みていない

それでも わたし

ここに いるの

ないて いるの

わらって いるの

おもって いるの

いきて いるの




 ....
ナルコプレシーというのは簡単に言えばどこででも突然眠ってしまうもので
私がそうなんですがこれはたとえば
アフリカのツェツェバエから伝染する眠り病なんかとは違って
ウイルスみたいなものが原因じゃな ....
おかげで
その夜
人間は初めて
魂を分かち合った
誰もが泣いた
泣かない人間はいなかった

ひとしきり泣いたあと
その罪の重さに耐えかねて
誰もが死んだ
死なない人間はいなかっ ....
大きいおっぱいは
肩が凝ってたいへんだと思う
かわいいブラもないし
服を選ぶのもたいへんだし
そのうえ
男たちの好奇な
視線に晒され
見詰められるたびに
何か別のものが
磨り減ってい ....
それは
消えてしまうことではなく
お互いが
取り残されること
よく晴れた午後の
陽だまりの中
繋がれた手と手が
雑作なく削ぎ落とされ
その
痛みのなか
見つめ合うこと
見つめ合い ....
詩とか詩人とか 日常では使わない
子供の頃 学校の授業で出会い
宿題にされ 宿題でもないのに
書くようになって 憧れた

同人誌に入ってみたり
小さな詩集ではあったが
喫茶店 本屋さんに ....
ルーシーはたとえば
自分の名前の入ったあの有名な歌が嫌いで
ルーシーは
くそったれ
くそったれ
それが日課で

ルーシーは
やめて
やめて
言いながら空を見る
ルーシーは
ルー ....
熱を帯びた肌に触れる衣が
不愉快だ
ふくれた毛穴を逆なでする

ああ どうか
放っておいてください
できれば




___ここにいる、のはなぜか
       ....
アマル・シャタカさんの未詩・独白おすすめリスト(45)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋菓子ア・ラ・カルト- 三州生桑未詩・独白207-10-28
美しかった国- いとう未詩・独白1007-9-15
第四の男- 三州生桑未詩・独白207-9-7
赤い詩- 大覚アキ ...未詩・独白307-9-6
DIVA- いとう未詩・独白707-8-25
今夜、浄正橋あたりで- 大覚アキ ...未詩・独白407-8-9
君に会いたい- たけ い ...未詩・独白507-7-29
- もも う ...未詩・独白17*07-6-22
鬼婆の髪- 三州生桑未詩・独白307-5-25
反作用の風に吹かれて- まほし未詩・独白9*07-5-3
今朝マリエンバードで- 三州生桑未詩・独白2*07-4-18
オー・ダーリン- 三州生桑未詩・独白207-4-8
子猫のおとむらひ- 三州生桑未詩・独白4*07-4-4
子猫- 三州生桑未詩・独白3*07-3-3
祖母の肛門に指を突っ込んだ日- 三州生桑未詩・独白4*07-1-21
コウシュの旅人- るか未詩・独白16*06-12-28
私の手- 三州生桑未詩・独白506-12-12
涙ノ星- 服部 剛未詩・独白8*06-10-15
無題- ラプンツ ...未詩・独白306-10-14
長く、気が狂うような一日- 逢坂桜未詩・独白4*06-9-7
黒い海- とうどう ...未詩・独白10*06-9-4
遺言- ラプンツ ...未詩・独白606-7-27
かたすみ・・・『宇宙の塵』へ・・・- さち未詩・独白7*06-7-20
ナルコプレシー- いとう未詩・独白10*06-7-12
あたらしい武器- いとう未詩・独白15*06-5-25
おっぱい- いとう未詩・独白906-5-16
おっぱい- いとう未詩・独白606-5-12
いきてます- 砂木未詩・独白15*06-5-12
おっぱい- いとう未詩・独白706-5-10
熱の華- イオ未詩・独白4*06-5-7

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