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引き出しのなかでちいさな人が読むおおきな人のつくる天体





鱗粉を撒く蝶々を姉が追いその鱗粉を舐める妹


珈琲の苦さも世界のおしまいもかみさまのサディスムだからごめん ....
百星霜 未来に生きる人々は
この開拓をいかに想うか

この身体 明日をも知らぬ命ゆえ
わずかな草も惜しむことなく
ハローCQ 誰かいる?
僕だけを残して世界は滅亡します

片隅に隠れていましょう
おせっかいな神が僕らを見つけないよう

{ルビ蒸留酒=ラム}で胃に明々と灯を点す夜
「そんな飲み ....
噴水になった孔雀の面持ちでブルースハープ吹きをり吾は (詠題「水」)

この度は離婚おめでとう!
御祝いに純白マシュマロぶつけ合おうよ (詠題「マシュマロ」)

神様に添い寝してます
 ....


珈琲の苦さも世界のおしまいも飲み干せばやわく浸透してく


* *


爪を噛み 吐き出してみた そのかたち すべてこの世のひらがなみたい


鱗粉を 撒く蝶々を 姉が追い ....
月曜日赤子の代わりに「うを」を飼う子宮の中でひれがたゆたう


「うを」のかげ腹の中より出でにけりお祝いをするの火曜日の夜


水曜日部屋の窓辺を遊泳す私の「うを」はきれいな人魚
 ....
 まどろんだ夜明けに新しい希望を探す 過ちの過去時と共に薄れてゆく

 ありがたし我を案ずる人がいる 期待に答え今日も生きる

 煩わしい日々のストレス身に感じ 耐えて埋ずもるこたつの温も ....
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて




ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった


音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた


 ....
義父方の祖父の従兄弟の名を忘れ日がな一日オスカルの刑


慣れもせず言う事聞かずつちふまず必死で探す猫の住む家


「ナタデココ下から読んでチェブラシカ」守りたくとも解らぬ家訓


 ....
 わたくしの髪をくすぐる寒風に
     ゆれた気持ちはときめきなのに

 
   あの頃の夢見た時は永遠の零度の夜空キラリくっつく


 こいびとの櫛をいざなう輝きは
    ....
すきだとか きらいだとかと いうけれど もとはといえば みんなおんなじ。  眠れぬ夜すがりつきたくてうたを詠む取り残されし寂しさ身にしむ

 静けさに想いが頭にのしかかり忘れていく日々迫る来る明日

 安らかに眠るあの子の見る夢を静かに見守る深夜のひととき

  ....
 瞼裏、無数に散らばる星のくず此処にも体内宇宙が在った



 行きますと勇んで飛び立つ君の性ロケット一台操縦者の君



 破かれた宇宙の入り口塞ぐ君リモコン押せ ....
髪手足もえるもえるわあたしたち 赤やオレンジや黄色になって




べにをさす ゆびでまぶたをとじてやる 花にかこまれて きれいよあなた




Я ворона Я же,  ....
認知症 笑われつづけ 希望した その内はてる 真っ白な顔


鬼の顔 美容整形   やつれ顔 出来る腫れ物 口にしつつも


浜辺でね 帽子を脱いで 浮かべれば どこか異国へ 落ち沈み行く ....
遠い日に君がこわした子供椅子座せばぐらつく脚も変わらず




リモコンを人魚に渡すもう何もほろぼさないで漂っている




かえりみちポケット忍ばすスプリングみちくさしてもま ....
{引用=さっき見た夕暮れさえもほんものか千年あっても知るすべは無く
                                ETOILE}


木漏れ日の揺れる街路でまばたきの ....
破裂する宇宙服からこぼれ出すはるかな草原駆けゆく少女


一片の光は遂に熟れ過ぎて落下してゆく宇宙の果実


むらさきの虚無が飛来す青空の上で吐血す宇宙飛行士


太陽のひかりときお ....
手が二つ入る背広のポケットに 父は誰をや隠したりけん

夜泣きする猫抱き上げて窮屈に 慰められず謝罪する父

台所一人立ちたる母 一人湯飲みの口を無心で洗う
 
 強情な父にも歳月ふりかかり ポツリとつぶやく 弱音ひとこと

 幼き日 父に連れられ行く公園 涼しき口笛 吹き進む道

 口数の多き母にもうなずいて 男の生きざま 背で語る父 

 ....
死?も鎌砥ぎに出す夜なればカルモチンとて修治は死ねず

私の名を呼ばずして荒波に沈みし女給はシメ子なりしか

紅の扱きをもちて枯れ松に縊死企てし鎌倉の夜
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています

我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
ラジオから 母の青春 恋の歌
        流行(ハヤリ)は無縁 かなしい恋は

「なつかしい」 「子供が言うな そんなコト」
        そろそろ似合う? いつかの夕暮れ


 ....
サーカスのテントの影で泣いている道化になれない侏儒は俺だ サツマイモもらった。ついついさっきまで土の中にいたサツマイモだよ

サツマイモ食べるよ。土から掘り出したばかり、今度は体に入れるよ

サツマイモ、アルファー化した澱粉の色かな。きれいなレモン色 ....
紫の灯りめがけて飛ぶ虫を 笑うあなたと笑えない吾と

 
そんな字がやさしさにだって欲しかった 高圧電流さわるな注意


君はいう 川面に映る街は幻 私はつぶやく 恋もいっしょだ
 
 ....
月が月こぶ月の憑き月浸かれ点きし月の輪突刺す月の眼



酒と詩と歌う口からごあいさつ草の上にも眠れ夜の獏



探すのかさすらうのかはこの樹にもたどる葉脈花弁の夏日
 ....
いつだって取り分け用事はない手紙暑い夏ですお元気ですか


熱き息傍らに聞き盆送り今日の日の人毎日の君


にわか雨染み入る砂浜のごとくのどかに揺るる稲穂のごとく


便箋の印に沿い ....
背後から透き通る肌突き刺せば抗う素振り切ないままに



開いては閉じるうなじに絡ませる甘い言葉は罪に震えて



道ならぬ道に染まれば後ろ手にかかる手錠は愛のしるしと



 ....
八月の暦に耳を押し付ける少年いつしか海原のうへ


生い茂る真緑の原に埋もれゆく廃工場に響け恋歌


遠回りで帰る夜道に横たわる近道えらびし野うさぎの母


飛行機を追うてふもとの村 ....
るかさんの短歌おすすめリスト(127)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【mix&remix】かみさまのサディスム- ピッピ短歌1006-1-11
チェーホフに- 馬場 こ ...短歌106-1-11
ハローCQ- 山田せば ...短歌206-1-10
題詠会より- 山田せば ...短歌106-1-7
『MIX&REMIX』浸透率- 汐見ハル短歌8*06-1-2
彼女のへやに魚のうろこが落ちているわけ- ミゼット短歌3*05-11-25
短歌十句- 炭本 樹 ...短歌2*05-11-24
w_-_(inter)_(hite)- ピッピ短歌11*05-11-20
新妻カナコ(仮名)- ヤギ短歌16*05-11-20
浪漫シンドロォム- ヒビノナ ...短歌205-11-19
すきときらい- くしゃみ短歌2*05-11-18
わずかな一歩- 炭本 樹 ...短歌305-11-13
【短歌祭参加作品】体内宇宙(遊泳)- 容子短歌205-11-12
ある断片- ミゼット短歌1*05-11-10
初めて挑んだ四句- 奥津強短歌1+*05-11-7
はりぼての宇宙- はな 短歌8*05-11-5
灯台に棲む夢を見たんだ_- 本木はじ ...短歌12*05-10-31
宇宙葬前奏曲- 本木はじ ...短歌1505-10-13
他の女(人)- 杉田蝶子短歌5*05-10-12
僕の父- 炭本 樹 ...短歌605-10-11
太宰治歌集(になるといいなあ)- 山田せば ...短歌105-10-9
はらから/御中ではなく、言葉そのものに- 小池房枝短歌14+*05-10-1
「なつかしいね」- 逢坂桜短歌5*05-9-19
_- 大覚アキ ...短歌305-9-19
天高く- 小池房枝短歌905-9-3
電気ナマズの夕暮れ- umineko短歌11*05-8-27
過夏_掬いの水口- 漁夫の利短歌405-8-17
消息の文- ヤギ短歌9*05-8-17
Spiral(螺旋)Act.2- 恋月 ぴ ...短歌4*05-8-16
八月生まれ- 本木はじ ...短歌1705-8-15

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