すべてのおすすめ
引き出しのなかでちいさな人が読むおおきな人のつくる天体
鱗粉を撒く蝶々を姉が追いその鱗粉を舐める妹
珈琲の苦さも世界のおしまいもかみさまのサディスムだからごめん ....
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて
ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった
音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた
....
八月
がくる。別れの季節
を知らないままに。
二度と醒めない夢
を夢見ながら、二度と終わらないおはなし
のまんなかにいる。
失われたひと
によってうたわれた歌
を、誰
にも知られない ....