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  膨らんだ真っ赤な少女が綻べば真綿の雪に椿がぽとり

  体内で春を待ちきれずに芽吹く血潮に染まった椿のつぼみ

  花びらを散らさぬように雪の上そろりと歩くも染みが点々
 
  赤い紅 ....
 瞼裏、無数に散らばる星のくず此処にも体内宇宙が在った



 行きますと勇んで飛び立つ君の性ロケット一台操縦者の君



 破かれた宇宙の入り口塞ぐ君リモコン押せ ....
泥のついたじゃがいもを手に取り
母さんはわたしへと目を向け
折り返し台所の窓に映った自分へと
そして再びわたしへと目を戻す

心なしかじゃがいもの泥を洗い流すときの
母さんの手は力 ....
  

  放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる

  揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群

  奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う

   ....
るかさんの容子さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭】赤いつぼみ- 容子短歌1006-12-20
【短歌祭参加作品】体内宇宙(遊泳)- 容子短歌205-11-12
じゃがいもの花- 容子自由詩1004-6-14
赤い月- 容子短歌1703-7-16

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