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都議選の宣伝車が姦しく徘徊している。「お
願い」であるのなら人に迷惑をかけてもいい
らしい。名前の連呼。連呼。夜に働く人たち
の票は必要とされていない。連呼される名は
誰に名付けられたもの ....
なんでそんなことで引っかかるのか。
この辺りにきたら
もう
どうでもよくなってきたのだけれども。
簡潔に言うと、
なぜ、
洗濯物は
女が干さなければいけないのか。
とい ....
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている
夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
どうしたって平衡にはならない
出力系統の不備により
アウトプットが上手く出来なくなっている
サンプリングレートが低いのか
それともキャパが足りないか
言葉が上手く喋れない
シー ....
精神病にならないために
適度にいい加減に忙しいのは
良いことなのだろう
皆が
隣人に多くを望むのは
なぜなのだろう
望んでも愛などもらえないのに
背負いきれなさを感じつつも
す ....
人の前に出ない
自分を棚に上げない
私のいけないところなのだろう
落度があるとすれば
忘れているだけ
そんな
罪のないことを
私にも悪いところがある
ごめんなさい
あ ....
すすんでゆく先には
行間が待っていて
いつも 立ちどまってしまう
深呼吸、する
( ふかく、ふかく、吸って、
( ゆっくり、ゆっくり、吐いて、
ふりかえる
ふりか ....
わたしはひとを大切にするために
詩の中にわたしではない誰かを登場させることは致しません。
"わたしではない誰か"という存在を
空想の中で自由に操ることは
他者存在への非 ....
あおいの野に吹く風を追いかけて
転ばぬ 先 へ
君は風になり するり 水面の音に
消ゆ
そばだて て
それだけを拾おうとして 風は
流る る
けれども
身じろぎもせず息をひそめて
眠ったふりをとおす
それがきみのためになればいいのだけど
夜が終わるのを待つあいだ
カーテンの裾からもれる淡いひかりに
痙攣するまぶたでこたえなが ....
銀河の片隅で
宇宙は小さな膨張から始った
化学は破裂することなく
世界を束ねては爆発させて
ひとつの塵を生み還す
綺麗な流星を眺む人も
擦り切れながら火花を散らす隕石の光子
美しい変 ....
公園のの木のように
いつも笑ってゆれているなんて
できるものか
寒い寒い
私は空気の足の裏に突き刺さる
一本の小さな氷の針だ
針を踏んで驚いたか
朝日こぼれました
もうすぐ ....
赤い傘を、どうしても、心持ち高く掲げました
救われない愛らしさが骨を伝い腕を伝い無意味に流れてしまい
雨景色を溺れ終えた傘と掌が打ち上げられた上がり框にて
ああ、と言ったらそれ ....
(遠くで星のトランペットが聞こえている)
ここに至ってなぜと考えるのはあまりにも無意味だ
だからといって世間並みのセンチメンタルな風情でもない
焦がれたような焦げたような
言葉の反照でのど ....
はじめてこころのなかに
さいたたんぽぽのはな
かぜにからだをばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように
たびにでるたび
かけらひろいあつめるたび
(霧がする ....
きれいな
“まる”を
描ける人は
幸せです
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