アルコールと 朝が
溶けあって 光って
カーテンです


そこへ向かう明るい少女は
睫毛です カーテンに
きらきら きらきら向かう 明るい少女は


瞬きのたび ....
 
 
君が花を手折る樣に優しい安易さで、彼を愛でると好いのです。
何であれ私は人を遺体にしたことが無いものだから、
到底その節の冗談も言えませんが君、
そういった情事もまた春色の ....
きれぎれの雲 とうめいな空
あなたがここにいないということ

元気だよ
ちょっと
へこんでるけど大丈夫

いつか また
夜の密度を
あなたと感じられたらいいね

違った角度
違 ....
随分前から
分かっていた

崩壊、この先に
あるのは
崩壊だけだ

あの分岐点まで
戻る気力は
もはやない


守ってきたもの
すべてが崩れ落ち

その瓦礫の中を
進ん ....
夜店行くと いつも買ってた
友達と みずあめがついた二本の割り箸くるくるまわして
透明な みずあめが空気をふくんで真っ白に変わる
しろぉーくなったら もぅ一本貰える
もぅ一本欲しくて
 ....
非道な自分



わかってる

ちゃんと、わかってるんだ

……頭では、ね

心は別だろ?

そんなコトバアソビをしてみても

わかってるよ?

道に非ず、だろ

 ....
通り過ぎる車のライト
棘のように
瞼に突き刺さって抜けない

つめたい耳朶に
くちびるを寄せる

わたしは
誰でもなく
ここは
何処でもない

通り過ぎた車のテールランプの
 ....
死んだふりをするとざわざわする


沼地で溺れたんだ
遠くまでいってから帰ってきてそのまま眠るように
一つの魂からもう一つの魂へ手渡すように
死んだふりをするんだよ、解った?
と豚み ....
稲荷神社の境内は
屋台の喧噪が過ぎ去り
散り桜がふりつもる
静かな春の時間に
鳥さえずり子ども笑い

週末のドライブで
いつもあなたがかけた曲
あのカセットはすり切れて
CDに買い換 ....
扉しかない部屋で
君は朝焼けを食べている
朝焼けを食べ終わっても
朝焼けはなくならない
俺が隣で朝焼けを描いているから
なくならない朝焼けを食べ続け
そして君はまた扉を排泄する ....
ねえねえ




ぼくがね




ふみだしたひとつ




ふみだしたあしもとのひとつ




ふみだしたあしもとのひとつの
そのしゅんかん



 ....
― ふゆのひが蒸発していきます
空のあちこちでは春の光が芽吹いています
そうしてメールの中に春一番が吹いてます
あなたの文字もすこしだけあたたかくなりました ―

わたしはこの物語を折りたた ....
からっと空があがった

その色は首のあたりにすっと馴染んで 実に悠長に 時間が過ぎる

携帯をほっぺと肩に挟んで自転車に乗ると 坂道を転げ落ちる

きこえる君の声が 嘘のようで ここちよい ....
友達とランチ

この前の動物園でさあ。
ん?私行ってないよ。
えー、いたよお。
いないよお。
いたよお。
え?
ん?

・・・・・どっち?


そういえば、いなかったような・ ....
プラットホームの、長さは

その街に住む

愛の数で決まっている















たとえ

小 ....
空を

どこまでも飛んでみるということを
振り返った視線の、端のほうの夢の中
ほんの少しの香りで、漂っている

今、この辺りで



いつのまにか、梯子がなくなっている
あの木の ....
ある都会の交差点
溢れるような人混みの中で
オレは一人佇む
思いっきり息を吸い込んで


「ふとんがぁぁ〜〜ふっとんだぁぁぁ〜〜!!」


すべてが止まって
360度か ....
オバサン 
       檮瀬チカ
朝 ラッシュ時の改札をくぐり抜け
列車の扉を開くのを待ちかまえて
飛び込んでゆくのを
不器用に追いかけ押されながら
乗り込んだ朝
列車のつり革につかま ....
 
 この電車は
 各駅には止まりますが 
 貴方の目的地には
 止まりません
 
天井に頭がつきそうなあなたと
どてっ腹に穴のあいた私は
どこか浮かれた心地で手を繋ぎます
やがて日暮れて
子どもたちはそれぞれのミノに潜りはじめる
私たちも
アンゴラのマフラーを身につけま ....
おおきくて

たったひとつのものは

ない とおもうので

ゆるしも ありません


つながらなかった 

きれはしは

あおく もえています


しずかに すこしずつ ....
公園は散らかっていて、とてもきれいだった
それにさくさくと音まで付いてくる

紅葉も黄葉もその他いろいろも
カラフルで
道を進めるのが楽しい
何のいわれもなく
常緑樹がつまらなく思えて
 ....
触れ合うこころが欲しかっただけ

伸ばした手を引いてくれたのは

あなた

届かぬ想いを拾い集めてくれたのは

あなた



何がいけなかったというの

そっと寄り添いた ....
君がシャワーを浴びる間に即興でできあがるパラレルワールド。

着信がメロディーで看板が歌詞でぼくらの街は音楽になる。

風景はマルチなシマシマにすりぬけるスピードのカラフルな焦燥。

街路 ....
沈む
沈んでいく
もがいても
あがいても
手をかかげ
上に向かい
わらを掴む
意識のそこ
葛藤の果て
沈殿
静寂
暗闇


津々と

夢をみた。
おばあさんはとて ....
パパが死んだ
太陽がすごくまぶしくて
私は赤い靴がほしかった
ママはセックスをしていた

   ねえ、おじいちゃん
   あなたの人生はどんなだった?
   どんなキスをしたの?
   ....
  おや、河をめざしていたのではなかったのですか


           はい、ここは河です


  どうにも、ここは海、のようですが
  その証拠に、
  こんなにも広く、青い
 ....
はあと は ぎりぎり
うめられ そこねた めまい

つい に はしり
とれいん れん あま だれ

はれた め の うら ない
のど ごし ごし

だ から 
かぶり つか ....
夜が終わろうとしている
真夏午前四時半の空は青ざめて

ほのかに光るシリウス
さっきまでは見えていたプレアデスは
もう見えない

コオロギが鳴いている
いちばんよく響くあれは
たぶん ....
胸に黒い塊を飲み込んで
眠りにこの身を委ねよう

言葉にできない
どろどろした想い
弱さ
みんなみんな飲み込んでしまえ

吐き出せば誰かが傷つく
自分も傷つく
せっかくの青空も濁っ ....
かわさんのおすすめリスト(113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少女光景- A道化自由詩1106-2-13
文集_うららかに- 未詩・独白206-1-9
きれぎれの雲_とうめいな空- umineko自由詩5*05-6-22
分岐点- 043BLUE自由詩205-6-21
みずあめ- piyococco自由詩7*05-5-18
自分に酔う- 綿花自由詩105-5-11
フラッシュバック- 大覚アキ ...自由詩505-4-22
死んだふり- スローラ ...自由詩305-4-17
出入橋きんつば- 385自由詩205-4-15
- たもつ自由詩1305-4-3
ふみだしたひとつ- 捨て彦自由詩105-3-17
折りたたんだ後に- tonpekep自由詩3*05-3-15
欅と辛夷の路- 吉原 麻自由詩2*05-3-11
昼のこと- ふるる自由詩5*05-3-10
【_プラットホーム_】- 豊嶋祐匠未詩・独白3*05-3-10
いつか、忘れるという日のことを- 霜天自由詩1605-2-13
時の中心で- YAMA ...自由詩105-2-9
オバサン- 梼瀬チカ自由詩2*05-2-1
巷でよく見る警告- 煙と工場自由詩605-1-24
トーチカ- 嘉村奈緒自由詩1505-1-3
ここで- こむ自由詩2*04-12-11
変化- 半分自由詩2*04-10-31
「_冷たい闇の中で_」- 椎名自由詩404-10-7
液体のルール- nm6自由詩804-9-1
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変形したママ- 初代ドリ ...自由詩5*04-8-22
ミシシッピ・ブルー- 望月 ゆ ...自由詩4*04-8-20
く_もン- 砂木自由詩5*04-8-11
夜の秋- 佐々宝砂自由詩3*04-8-10
「_月の子守唄_」- 椎名自由詩304-7-26

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