くちびるを閉じると
世界とわたしは
分かれます
くちびるを開くと
世界とわたしは
またつながります
分かれたり、つながったり
くりかえし、くりかえして
わたしはまた少し
遠くへと ....
あのビルは
誰の羽なのでしょうか
あんなに高くて
空に届かない
見上げるわたしたちは
いつまでも
一枚の写真でした
周りが綺麗に見える日がある
みんなが綺麗に見えてくる日がある

そんな時
自分がとても醜い生き物のように見える
自分がとても汚れた生き物のようにも見える

どす黒く
心の奥底まで侵され ....
誰彼も ムリ無くソツ無く ツツガ無く 
    {ルビ他人=ひと}の振り見ず 我が振り直せ

{ルビ物=もの}{ルビ人=ひと}{ルビ事=こと} 繋いで{ルビ渉=わた}る 言葉なら
    その ....
細い月をなぞる
何も言わないで
綺麗な言葉はうそばっかり

今日は見えないあなたの影も
光があたれば宝石の輝き
影ってそういうものなのね

細い月
あなたに言葉が無くて良かった
暗 ....
君の姿が見えないと
遠い街からメッセージ

いつも笑っていたから
いつだってふわふわしていたから
貴方は心配ばかりしてくれた

ちょっとだけ眠ったふりしてるだけなんだ
たまには疲れるこ ....
気持ちいいことしよう
だから早くこっちにおいでよ
恥ずかしがることないよ

遠くに見える森
意外に近いよ
暑い日差しを避けて
日陰の小道へ

通ったことない?
そう、大丈夫、案内し ....
俯きがちという言い方は生ぬるく
人々の首は、方角の違いはあれど
完全に折れています


それぞれに掛かる負荷の為に
多くの頭は地面の方向へ折れています
左や右へ折れている首も ....
あなたという人を考察する

それは
この1年半の
無駄な作業だ
無駄ではなかったと思い込みたいのか
振る舞いで何か言おうとしている

現在の私は
あなた以外にも
解ってしまったこと ....
 タイトルと本文は関係ない。スプートニクの話も、爆についても、そして乳業についても語るつもりはない。でも気分によってはひとまとめにして、つまりスプートニク爆乳業について語る可能性だ .... 都会の夕方は

人の波だよ

みんな無表情だ

悲しいことも

つらいこともあるはずなのに

あなたも

この人の波にいるのか

俺に

あなたの心の傷を見せて欲しい
 ....
停滞気味の睡眠欲を尻目に
ねこの声がききたいなあとおもう
あんまり飲み込みすぎているこのごろの月に
だらだらと自己申告しつづけている

どこで誰がいなくなったのかもしらずに
歩道橋にぽつぽ ....
枯れ草に 溺れ顔出す すみれかな 電話じゃおやすみが言えなくて
次の話題を探してしまう
ああ、やたらと僕は喋りまくる
あのこの、このこと
あること、ないこと
ああ、僕は昔話を聞かせるために
君に電話したんじゃないだろう!
 ....
午前二時
街もとっくに寝静まり
街の灯りも全て消え
まるでこの世に
自分しかいないような
恐怖

窓を開け
月を眺める
この月を今
どこかで見ているあなたと
いつか出会ってしまう ....
芯 が 折れた
芯 は
ピキッ 
と ガラス を
こすった


芯 は 
なかなか 
頭打ち 
先のほうで
ピストン


カップを 煽る 渋る 
頬 底は透ける 
程し ....
ぼくは
きみに勝ちたかった。
なにで勝てるか
そもそも勝ち目なんてあるのか
とか
考えたけど
結局いつもこたえは出ないので
ただやみくもに
きみの上に立とう
立とう

していた ....
子供達の笑い声
今ではもう解らない
枯葉が地面に落ちてくる
空は暗くなってきた

昔 憧れた世界
そして 今までいた世界
ヤドカリが大きな殻を求めるように
そして小さな殻は 捨てられる ....
妻よ
おまえが夜眠っているとき
味噌汁は走り出すのだ
家人が寝静まると
味噌汁はお椀にはいり
玄関からそっと抜け出し
町内を走り出す

味噌汁は走る
(けして薬罐が空を飛ぶのではなく ....
初めて聞いた詩は

緑の麻スカート
白い足
私を小脇に抱えた母の

「ほんとに愛してるんだけどねぇ」


今残ってるのは、縁側だけです
あなたのざくろを手にとり
涙が止まらない
いつのまにか降った雨で
道は濡れている
雲は西へ西へ西へと渦まく
夕暮れはもう地のほうから蒼い


鉄塔をまわり終えれば
 ....
私はどういう人間なのか 知りたくなって
家から 遠い遠い学校を選んだ

じいちゃんや ばあちゃんや 妹 母 父 に包まれた
優しい雰囲気のある家庭で
家族の誰の失敗も 結果的には許されていた ....
陽が傾いて人と犬とが門を出る
車道を渡り 松の防風林を抜けて
赤い不思議な岩の砂浜まで約3分
リードをはずすのももどかしく
湿った砂を蹴って飛び出すあなたの体は
与えられた狭い世界を受け入れ ....
かわさんのおすすめリスト(113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
童話(声)- たもつ自由詩1904-7-18
童話(羽)- たもつ自由詩18*04-7-16
I_see...- Lily of the ...自由詩6*04-7-10
平等なるは想像力〜限界突破- 呉汁±短歌204-6-11
声が出ない夜- やまなか ...自由詩204-5-22
「_便り_」- 椎名自由詩204-5-20
- チアーヌ自由詩404-5-17
屈折率- A道化自由詩704-5-11
願い- 蒼木りん自由詩104-5-8
スプートニク爆乳業- カンチェ ...散文(批評 ...604-5-4
☆120_アナタノ…キズ- 貴水 水 ...自由詩3*04-4-30
月のこり- 船田 仰自由詩404-3-27
すみれ- 春日野佐 ...俳句404-3-4
おやすみが言えない- クリ未詩・独白104-2-27
- 快晴自由詩5*04-1-21
受験- バンブー ...自由詩204-1-14
バナナを買って、帰ります。- かなりや自由詩204-1-2
子供の世界_大人の世界- 水野 花未詩・独白103-12-23
夜、走る味噌汁- 青色銀河 ...自由詩803-11-24
「けど」- 山内緋呂 ...未詩・独白603-10-20
ノート(外へ_ふたりで)- 木立 悟自由詩503-10-9
住むところ- 小太郎自由詩203-9-2
キラリとチクリ- えぬ未詩・独白203-4-23

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4