ケータイの写真は、
あと一枚しか撮れない。

って、警告してる。

あと、一枚だけだって。

何、撮ろうか。
撮らないでおこうか。

どうしようか。
今、空が綺麗だよ。
ありがとう

もう、だいじょうぶ


夢の中で 出会えるから







きみは 何度も
夢の中で 会いにきてくれた


その喪失感から
行き場をなくしそうになる ....
梅の花       谷を埋め尽す       勢いで       咲き尽す       白や赤や       老梅や       その昔       文学人が       愛でた花        春を .... 僕らは細い糸で繋がっている
とあの人は言う

その途切れそうな糸を
なぞる指先


私たちが好きなのは血の赤で
共有できるのは歪みだけで
やさしい響きは不釣合い


だから ....
「太陽を見たことがない。」
きみはそう言って、
ぼくは太陽の話をした。
きみはそれだけじゃ満足しなくって、
だからぼくは旅をして、
色んな太陽を見て回ってる。 ....
牛屋は牛食わず、とか
わけの分からないことを口走りながら、
牛に呼び掛ける詩を書いたことがある。
「ホルスタイン。
 詩を書きたい。
 ずぶ濡れのお前に向かって。」なんて、
決心にしては妙 ....
赤い煉瓦で出来た
縦横無尽な通路を
あなたと手を繋いで歩く
空は青くて
遠くて
でも
どこからが空なんだろうと
ふと思った
あなたは背が高くて
背の高い男の人と
あまり付き合ったこ ....
ほのぼのした顔で
有るったけ ふみにじり、
思う存分に略奪して
走り去ろうと
する

 と、

足に纏わりついた母
「行かないでおくれよ

なんて云うので
「ああ、そう
お腹 ....
『過去があるから、未来があり、今があるのだ。
 今があるから、過去があり、未来があるのだ。
 未来があるから、今があり、過去があるのだ。
 今は未来であり、かつ、今は過去であるのだ。』
 ....
シチューを煮込む鍋のとなりで
牛が熱心に腕立て伏せをしている
ぼくは牛に近づいて
両腕を切り落とす
そして二本とも鍋に放り込む
牛がうらめしそうな目でぼくを見る
こちらもギッと睨み返すと
 ....
あ、一番星!


いつもなら、満天の星空の下を帰るのに
どうして今日は、まだこんなに明るいの?

赤と青のグラデーション
こんな時間は、まだ
一緒にいられるのに


バイバイが、 ....
/私は別にアウトドア派/でも無い      /深刻に物事を考えたり/しない       /生きている事に感謝 /している      /毛利さんみたいな  /偉大な人には少しでも/なりたいけど    / .... 私は二人姉弟の長女で
両親にとって初めての子
だから
傷つかないように
壊れないように
ふかふかのブランケットに包まれて育った


二十一歳になる私は
料理が出来ない
結局
一番 ....
私は 前世を知っている  教えて貰ったからだ   だから今ある人生の   意味を知っている    そして 自分が思って  いるほど 軌道から   ズレてない 明るく   行こうよ 皆 明るく   あれ .... いまさっき、ブックオフで浅田彰「逃走論」という本を買ってきました。
まだ一行も読んでいないし、著者もぼくは初めて見る名前なので、
どんな内容なのかいまのところはサッパリ見当がつかない。
じゃあな ....
キミを愛してるの「ミ」はきっと"E minor."
どれからはじめる?。
ドレミから?。




砂浜に、
五線譜引いて、
別れた ....
傷口に口づけ。
(塩を舐めて、)
どれぐらい痛くして欲しいの。






沈黙には沈黙。
出したくなったら出してもいいのよ。
口の中。


 ....
お好み焼きという言葉を聞くたびに
私は自由について考える
君はお好み焼きの名の由来を知っているか?
自分の好みに合わせて具材を入れるからお好み焼きなのだ
ところがどうだい?
たいていのお好み ....
テキストファイルには何を書いてもいい
だがワードパットドキュメントには真実以外書いてはならない


                        ゲーテ



IDカードを首からぶら ....
しんしんと
雪は降るの。

ほんとうよ

しん しん
しん しん

雪の降る、
音がするの。

さむいさむい
冬の夜には

ぎゅっ ぎゅっ
ぎゅっ ぎゅっ

足音も、 ....
休みたいと思った事は1271回

別れたいと思った事は130回

人間辞めたいと思った事は12回

死にたいと思った事は一度も無い

思ってたより悪かない
泥になって歩く
海の方から風が吹くと
私じしんである 泥
がかわいてしまいそうになる
おまけに潮のにおいまで
はりついてしまいそうになる
この湾岸沿いの道は 淋しさ
そのものが細長く伸び ....
ぼくたちは静かにシンナーを吸引する

ボンドやパテやガソリンはやらない

誤ってガソリンを飲んだロッテは恋人のアパートで死んだ

その恋人の名前をぼくたちは知らない

ぼくたちは常に純 ....
だけど
俺はもてまい
ピスタチオの固い殻を割って
柔らかい実を口に放り投げても

『あなたに起こる出来事は
みな必然の法則であなたを
成長させるために起こるのです』

ふられた俺には ....
へそで茶を沸かすにはどうしたらいいのか?
俺はそのことばかり考えている
誰もがへそで茶を沸かせるようにならなくちゃいけないと思うし
実際そうなればガス代が浮くしエコロジーだし
サミットでへそで ....
それは
川辺のスミレのように
ひそやかな願いなのだけど
じつは
俺は
もてたい
じつに
俺は
もてたい

ないしょの望みなのだけど
可憐な希望なのだけど
ただいちどきで
かま ....
にぎってみな
ほら
もうだめだろ
そのタマネギ

切ったら泣くぜ
ぜったい泣くぜ
半分ぐらい
腐ってたって

ぜったい泣くから
まあ座って
二人で剥こう
そうして
 ....
現代詩の世界を見て
世界を見ない
スクラップにはなりたくなかった
けれど
気付いた時にはスクラップになった後だった

人ゴミの中で突然に、
「この欲望にまみれた豚どもがァーッ!」
と叫びたくなるなるのは、
「 ....
ぼくは君がいて幸せだ
君の存在がぼくの生きる力だ
苦しい時も悲しい時も
君のことを想えば元気になれる
君がどんなに遠くにいようと
君に一生会うことはないとしても
ぼくは全然構わない
君は ....
太郎本人さんのおすすめリスト(487)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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わが実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩10*07-2-13
夏休みの恋人- チアーヌ自由詩6*07-2-13
かよわき人々- atsuchan69自由詩10*07-2-13
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シチューを煮込む鍋のとなりで- 若原光彦自由詩20*07-2-12
一番星- ことは自由詩4*07-2-12
インド派- あるぺん ...自由詩4*07-2-12
過保護という真綿- 三架月 ...自由詩12*07-2-12
自由になるのさ- あるぺん ...自由詩4*07-2-12
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PigPiggerPiggest- 虹村 凌自由詩5*07-1-7
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