すべてのおすすめ
    雨ふらす空が
    大きな水に映り
    空ふらす雨が
    大きな水にふる


    おちるのは雨
    おちるのは空
    おちるのは午後

 ....
{引用=

今宵
追いかけて彩られ
つつ
うらうらの 三昧は
翌朝
丸い実を

染めました
とさ

おもちゃをもらってうれしい (こども)


ある朝目覚めると


おもちゃをあげてうれしい (おとな)




        Kuri, Kipple : 2005.09.15
静かな風が吹き始めます。感情は涙の滴り。イバラの花びらはぼくらを遠くに抱きます。ようやくちいさな春がきましたが、ようやくきたちいさな春は、白い舗道の悲しい小学校に続いていました。香りの道にそって、夏の .... {引用=

吸って
胸の奥深く
ため息
にもなれない
わたしの
中の

はい

{引用=
こんとん ふつ ふつ

そこより いづる

いき

あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
いまは
稲刈りが済んでも
束ねられない藁束が
三十年ほど前には田んぼの隅に
何十と積まれていて
秋には
それが子どもの遊び
それで基地を作った
床を敷いて
階段を作って
壁を囲んで ....
温泉にいた。ぼくはKさんと二人っきりで露天風呂に浸かっていた。Kさんは恋人にふられたと言う。二人でそのふられ話をしていると、 Kさんは感極まったみたいでぼくに抱きついてくる。腕に胸の感触がする。
 ....
老人が早起きして
安心して散歩できる朝であれ

空が明けたら
諸悪はすべて潜みなさい

お巡りさん
おまわりなさい自転車
時速15?で

派出所に
パトロール中なんて看板は
意 ....
長雨の続く夕刻の水溜まりに影が映ることは
ない。泥水のように濁るわけでもなく、清水
のように色も無くすべてを透過するわけでも
なく、それは雨水と呼ばれるものと酷似して
いる。事実、それ ....
わたし

(現象する
音声に燃えていく
{ルビ紅=くれない}する
空ろな現存の呻き
青ざめる{ルビ夜=よ}

鋭くかげる新月に
引かれる心音のにじみは
血管を震わせて
蒸発してゆ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
    喰いたくてそこに居るのなら
    苦痛だけは残しておいてくれ
    苦痛さえあれば
    数億年後に詩はふたたび生まれるだろう



    間延びした快楽 ....
窓の外を眺めてぼんやりしてます。

朝起きると見慣れた部屋が
何だかいつもと違った風でまるで人の部屋にいるようです。
空がまだ青みがかってる明け方に目を覚ました私は
別段、用事がある ....
給料日

給料日

今日は25日で

給料日

健康保険が

年金が

所得税が

昼飯代が

いくら引かれてるかなんて

どうでもいいのさ

金額さ

手 ....
当然のことだけれど
誰もがどこか欠けていて
欠けている部分を埋めるものを
死ぬまで探し続ける
それが人生というものだよ
という人もいるが
ぼくはそうだとは思わない
多くの人は
欠けてい ....
そうだなあ

お前さまだけじゃないよ

ぞんざいに扱われるやつは

そんなものは

五萬とある

わたしだってそうさ

もうめったなことじゃ

傷つかなくなったよ

ぞ ....
なにか とても
からっぽになったので
そこらへんから
どうでもいいものや
くだらないものを
いっぱい ひろってきて
つめこんでいます

きらめくものや
たいせつなものは
ひろうたび ....
まよなかに
すずのねが
ひとふり ちりりん と
きこえはしないかと
めをとじて
まっている

もうすぐ きこえても
いいように おもえて
まっている
ふしだらな森の朝
ふしだらけの杉板を
ふしだらけが削ってる
ふしだらけふしだらけ
ふしだらふしだらふしだらけ

ふしぎな暗号反魂胆
ふしぎなおしゃもじ飯盒の
ふしぎなからくりからく ....
坊やよい子だ
起きやがれ

手がかりがなければ
足ががりすればいい
真っ当とは
何か知らん
知りもせず言うなや


お陰さまで
真っ当な仕事の
真似ができるくらいに
成らせて ....
蠢くというよりは
疾走する
ゲジ

無害なのだな
でも嫌いだ
何がって
その足の多さ
狙われたら
逃げ切れない速さ
お前が走る速度ほどに
私の背筋が凍る

うら若き乙女の頃
 ....
    私の瞳は濁った緑
    私の指は三本しかなく
    私の髪は闇の捨て子だ
    私へ向かうすべての心は
    空の貝のようにねじくれている
    本当の心は ....
よくわからない食べ物を食べ
よくわからないものを着て
よくわからないけれど生きている
よくわからない神仏を仰ぎ
よくわからない星を見つめる
よくわからないと叫び
よくわからないのに痛み
 ....
小さい色したカエルの子
小さな瞳で恋をして
一億年が過ぎたけど
健気で綺麗な心映え
心はすこしも変えないで
透き通る小さい瞳で見つめては
小さい色に恋をする
あかんぼ
胸にうづくまる

僕の同級生の女の子
が産んだんだ

その子を僕の母親
が抱いて笑っている

僕は31
子供はいない
頭がからまる

あかんぼいいな

僕が笑う ....
    卵を産んでいる親蜘蛛を
    卵と一緒に握りつぶして
    やさしい少女の顔をした少年
    そのままの手で夏の樹を抱く
声色を憎んで 鮮やかに失えば
月明かりの下 子猫が呼んでる

子守唄を奏で 艶やかな貴女は
あの日に繋いだ その手切り落とす

(さくら さくら) 夜毎に咲くは
(さくら さくら) 赤く ....
瞑想し、神秘的なオーラに包まれると
彼はあらゆる奇跡を起こすのだった
水は固いと信じれば水の上を歩き
虹の向こうに幸福があると思えば虹を渡った
彼は奇跡の力をどんどん強めていった
今夜、夜空 ....
しらいし いちみ さんの未詩・独白おすすめリスト(119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(37Y・12.6)- 木立 悟未詩・独白805-9-17
もえて- ひより未詩・独白5*05-9-15
寓話_変身- クリ未詩・独白2*05-9-15
落陽の標本箱- 青色銀河 ...未詩・独白505-9-14
くうき- ひより未詩・独白5*05-9-13
みず- ひより未詩・独白4*05-9-13
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
藁の基地- 蒼木りん未詩・独白605-9-3
温泉街- 渡邉建志未詩・独白5*05-9-3
床に寝てる- 蒼木りん未詩・独白305-9-3
傘と白い手- いとう未詩・独白17*05-8-31
無から- こしごえ未詩・独白6*05-8-30
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
ノート(29Y・9.26)- 木立 悟未詩・独白405-8-26
窓ガラスに流れる幾筋もの雨と思い- 藤倉けい未詩・独白205-8-26
働く私のうた- 蒼木りん未詩・独白10+05-8-25
欠落- 大覚アキ ...未詩・独白305-8-25
足し- 蒼木りん未詩・独白505-8-24
からっぽ- こむ未詩・独白8*05-8-23
すずのね- こむ未詩・独白4*05-8-23
ふしだらけ- あおば未詩・独白2*05-8-22
坊やよい子だ起きやがれ- 蒼木りん未詩・独白305-8-21
ゲジ- 蒼木りん未詩・独白505-8-20
ノート(25Y・11.7)- 木立 悟未詩・独白305-8-20
よくわからないけれど続け- 第2の地 ...未詩・独白405-8-19
一億年- あおば未詩・独白305-8-19
今日- 石川和広未詩・独白4*05-8-18
ノート(25Y・9.19)- 木立 悟未詩・独白505-8-18
さくら_さくら- 雄太未詩・独白105-8-18
寓話_不可解な死_34- クリ未詩・独白4*05-8-17

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