なんぴとたりとも
近づかせることはない
青い赤い熱い

思いは

やすらぎ

嫌悪

怒り

数えきれない
摩擦が炎となり
燃え盛る

ああ
なんで
こんなに

 ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
すべてがたぶんで
なんとなくそうなんだ
だから
不安がいっぱいになる

言葉が必要な時もある
言葉があれば安心する
言葉はある

思いは言葉がつなげてくれる
人と人を
より深くな ....
あぁ

温かい光が沈んでゆく

ありがとう
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
世界は正常で
人間は生まれた時から既に正しいと
信じる脳天気な操り人形たち
彼等のはきはきした口調
輝く瞳を尻目に
いま空高く
首が飛ぶ
もう数世紀も前に胴体から切り離されて
わが骸を ....
失ったものは二度と戻って来る事はない

切断した腕のように
失明した目のように
脊椎を損傷した体のように

すべては痛みを伴い
辛い日々を送ることになる

それでも一生懸命リハビリを ....
風は 悠久の時を風化しました

草は 朽ちた誰かの命で成長しました

空は 嘘もない真実の青で{ルビ嘲笑=わら}いました




耳を澄ませば 声が降ってくる



 ....
透明な風になって
あなたの{ルビ傍=そば}へ行きたい

寂しいときには
やさしく頬を撫で
苦しいときには
そっと背中を押して

誰にも気付かれずに
ずっとあなたを包んでいたい
さようならが別れの言葉じゃないとしたら
僕らは何て言えばよかったんだろう

*******************


あなたとキスした日の夜の空に

綺麗な星達が浮かび上がり ....
 自己憐憫やセンチメンタルなんて塗りつぶされてしまえ

 あかね色と紫の混ざった夕暮れは街を照らすよ
 消え去りそうになりながらも今日を終えた人たちを称えて

 透明な感性が空中に漂って ....
かわいそうな動物だ。
真実の感情から遠ざかっても。
偽りの感情に寄り添っても。
ただ身じろぎもせず。
帰りつく先はない。

重い腰を上げ、立ち上がる。
すると地平が湾曲する。
湾曲した ....
血のつながりよりも
言葉のつながりが
より強い絆へとつながっていく
ふらふらと
さまようのか
群集よ
醒めている目を閉じて
開いている口を噤んで
ふらふらと
朝から 夕へ
夕から 夜へと
たださまようのか
群集よ

君たちはまぼろし
まぼろしの ....
あなたが
おにだから
ここにかくれたのに
みつけてくれなきゃ
いみがない。
かみさま
大人になった僕は
ずいぶんと長いことあなたのことを忘れていたようです。
時に僕はあなたの姿を見たいと
{ルビ只=ただ}、無力な両手を組み合わせては空に向け
一心にお祈りしています。 ....
バラバラになった自分の面影を
なんとなくベランダから落としてみた
風に飛ばされたものや地面にめり込んだもの
様々な場所にいってしまった

一つ一つ拾い集めるために
降りて行く
下へ下へ
 ....
わたしはここにいます
見つけてくれましたか?

わたしは叫んでいます
この声が届きましたか?

もしそうなら
知らん顔していないで
「うん」とか「すん」とか言ってください
なんだかね


すべてがあたりまえでさ

あの銀色のスプーンだってぎらぎらしている

すぷうん なんてなまえのくせに
いきをしているんだ




白濁のレンズ越しに
煌 ....
花が咲き出しますと
わたしの中で
やさしいものたちが
皮膚を透して 蒸発していきます

それはわたしの 遠い方向の片側で
不細工であるけれど
組み立てられていくのです
そこにだけ 微か ....
コートを綺麗に着こなした
ド田舎生まれのサラリーマン
彼は若手の中では期待の新人で
そんな彼の口癖は
「まぁいいや」


「もしかして。もしかして?」と願い続けて
願うだけでは足りない ....
さかさまつげ と診断され
父に手をつないでもらって
眼科に通って いた頃

診察してくださった先生は
遠くをみつめなさい と言った

遠くの山の緑 遠くの景色を
とても 眼にいいか ....
そして佳境に入った祝宴は
いつ果てるともなくつづく
せめて笑え
君は死んだ
君の生は
もう明るい陽を無条件に享受することはない
倒立した塔を褒めたたえ
これら魔の巣窟に敬礼せよ
そう
 ....
言葉の雨が今日も降っている

みんな傘をさしたり
ワイパーを動かしたり
カッパを着たり

いろんな方法でしのいでいる
直接受けてしまうならきっと病気になってしまうから

あんな事を言 ....
母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる

半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって

後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って

さみしさの ....
先程から
君のしていることと言えば
修復しようと努めているのは解るが

例えるなら
火傷の水疱の中の組織液のようなもので
傷を負っているこちらとしては
痒くて仕様がないんだよ

怖々 ....
夜、下町の小さなアパートで
卓上電灯の明かりを頼りに母と子は
おもちゃのロボットにシールを貼る
内職をする

一つ貼り終わるたび、子は
十銭、二十銭と数えながら
一円になるたびに正の字を ....
 ブランコの鎖が切れた
 鏡のような水溜りに落ちて
 空は割れた

 
 足音が聞こえる
 葉脈の裏側を
 呼吸のしずくが這う

 
 下敷きになった機械が
 果 ....
 ぼくは光に溢れて産まれたかった
 だから降りつける音がとても冷たい



 君のからだに密かなにくしみが沈殿してゆくのを、
 雨の庭の黒い傘の下で見ていました。

 雨の色なんてこの ....
水の中に
水の流れは
ある

散らかった 地上の
裸足の 指先

踏み入れた途端に
邪魔にしかならない
底に つかずに
囚われる しかなくても

ついてゆくよ
ついておい ....
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