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ブランコの鎖が切れた
鏡のような水溜りに落ちて
空は割れた
足音が聞こえる
葉脈の裏側を
呼吸のしずくが這う
下敷きになった機械が
果 ....
毎日の時刻を時計から知る
象徴的な出来事は
何層ものモノクロとカラーフィルムでできている
片腕を通したままちぎれた
ジャケットの裾が吊るされている杭の落とした影
射殺 ....
バスルームで遂げた自殺の
記憶が
洗面所の流しっぱなしの 水道から
流れてくる
畳まれた膝の空気
見つめるガスコンロの炎と炎の間に
両眼を投げ入れ ....
ハンバーガーセットを注文すると
工場のベルトコンベアに乗せられ
出荷される電子レンジみたいな気分になった。
ハンバーガーが出来上がるまで三分かかると
店員の女 ....
朝
おれはパンを食べながら新聞を逃がしてやろうと思う
寒いというほどでもない朝だ
黄色のニット帽の老人が
今朝も部屋の前を通り過ぎた
畳屋の隠居だがもう畳屋 ....
俺は月を見ていた。
月は俺を見なかった。
おまえのことを
思い出し
夜はよく眠れる。
朝に起きる。
昼。
ショートケーキの苺を ....
白い 白い 白い
向い合ってない 十分に機能できない場所に放置された
バスケットボールリングの
校庭の小学校
垂れ下がるネットはなくて 空洞のわ ....
グラスの底の穴からミルクがこぼれている
おさえた手からミルクがこぼれている
立ってる床の穴からミルクがこぼれている
ミルクがこぼれている
それ以上は何と言った ....
ぼくはすきなひとがいていなくなって
かなしむことができませんでした
ぼくはおはなにみずをやるのがすきで
まいにちそうしておはなはかれました
ぼくにはあなが ....
043BLUEさんのカンチェルスキスさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
歪んだパズルの完成
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カンチェ ...
自由詩
3
05-4-18
射殺する勢いで立っている
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カンチェ ...
自由詩
2
05-4-16
劣化現象
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カンチェ ...
自由詩
9
05-4-12
平衡
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カンチェ ...
自由詩
12
05-4-11
ユニットバスで肩まで浸かろうとする。
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カンチェ ...
自由詩
7
05-4-6
俺はショートケーキの苺がつぶれ落ちるさまを眺めおまえの心臓の ...
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カンチェ ...
自由詩
6
05-3-25
白い白い白い
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カンチェ ...
自由詩
10*
05-1-15
ミルクがこぼれている
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カンチェ ...
自由詩
4
04-12-28
ちるどしつ
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カンチェ ...
自由詩
13*
04-6-9
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