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誰も居ない部屋へ帰る

玄関の消し忘れた電気に
君の存在を期待してしまう

小さいスーパーの買い物袋を
よいしょ、という感じで
大きすぎるテーブルに置く

一息ついたその時
 「わ ....
東京少年
空を見上げる
星が見えない新宿の夜空
僕達は 吸い慣れた煙草をふかして
何時も通り どんな通りだって
みんなして練り歩いていた

東京少年
空を見上げる
星が瞬く世田谷の夜 ....
この上書きされ続ける日々

見知らぬ者による改ざんの時

時は流れ時が流れ

暗くなり始める

記憶の断片があちこちに散らばり

多くの人に踏みつけられ 破られ さらに遠くにいって ....
あなたは大人として対応することを
子供の頃にすでに学んでて
今だってこうやって
物分り良く返事するところなんかは
本当に
苛立ってくるほどで

それで私が
遥かに子供染みてて

私 ....
 俺は月を見ていた。
 月は俺を見なかった。


 おまえのことを
 思い出し
 夜はよく眠れる。
 朝に起きる。


 昼。
 ショートケーキの苺を ....
色エンピツのセットを開けると
母さんは黒い色と並んでいつも一番長い
そして一番きれいだ
こんなきれいな母さんを使うわけにはいかないから
やっぱり母さんは一番長い

バカ男さあ、昔、母さ ....
あなたの進む道は 
あきらめのない真実の道

あなたの刻む言葉は
ほとばしるように皆の心に響き
あなたの言わんとする
歩むべき道はそこにあるように見える

でも
私にはときにそれが理 ....
青ざめた喜劇役者が
陽気に痙攣している
何を間違えたのか
この照明はやけに明るすぎる

恐ろしい青空に
巨大な広告塔たちがそそり立ち
だだっ広い国道を車たちが
獣のように流れてゆく
 ....
みんなでたのしくへいわにすごせるだけでいいのに

それ以外何も願いはないのに

それだけなのに

けして届くことのない願い

けして聞かれることのない願い

けして歴史に残るこ ....
からめた指の隙間から
抜け出してしまいそうな熱を
くるもうとする沈黙

慣れない会話のように
確かめあいながら寄り添う
同じ名前の違う指

細い線を並べてゆけば
固い絆に生まれ変われ ....
医者も教師も警察官も。みんなウソをつく。
総理大臣も天皇も神様じゃない。
信じるもの、信じられるものがない時代に俺は生きてる。

ニーチェは、神は死んだって言った。
でも俺は、神は殺されたん ....
二重のエラガバルスに果てしない平行線を刻み込む
千億の涙を流すセルロイドの豚の塊があらゆる摩天楼の喉を上昇する
おまえはフラスコの中に眠る肥満体にも似て
まるで壁の蝙蝠傘の視神経のように三角形の ....
うおおおおおっ!
何か!今日の!バカ男!すごいよ!
すすすすすすすすっごーいよ!
エナジー?が?みなぎっている感じ!超!そんな!感じ!
発電所?っていうの?小豆島?っていうの?
がお ....
その人は起き上がる
いまだ眠たげな目をこすりながら
一杯の朝のコーヒーを探し求める
たった一杯で
本当に目が醒めるのなら
世界は半日ごとに覚醒と睡眠を繰り返す
整理された場所になるだろう
 ....
冬枯れの芝生を背負って空に飛び込めば
雲よりもはるか高くに居られる

重力に吸い寄せられた現実
あるがままの世界は逆さまだ
夕方の日は昇り
夜は足元に降りてゆく
暗闇に沈む星に手をのばし ....
不幸な者が飢えるのは
あまりにも遠くを見すぎるためだ
降りそそぐ朝の洗礼に
われわれの首筋は鈍く痙攣する
釣り上げられた魚が
苦しげに未完の呼吸へ焦るように
われわれは前夜の遂げられなかっ ....
若い!!のに 独り善がりの世界平和的願望
たったひとつの詩を書いて 疲れたツラして
修羅場を幾つも潜り抜けてきたみたいに
”闘うのもラクじゃないね” だなんて…


若い!!のに カッコウ ....
消去しますか?
はい

消去しますか?
はい

消去しますか?
はい

消去しますか?
はい

消去しますか?
はい

消去しますか?
はい

消去しますか?
は ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
煙る空の
灰の深く
空は、どこか深くに
航空機を押し殺している
その、灰色の腸の痛みが
低音部に、轟く


その下で
タンポポを
想像妊娠した人たちの衣服だけが
黄色 ....
許したと思っていたことを
許せてなかった
忘れてしまったと思っていたのに
忘れられなかった


台所で
風呂で

ふっとひとりになる
重ねてゆく日々の小さな落とし穴のような ....
アンドロメダの人よ


時折、
喧騒が吹き過ぎた
ほんのつかの間に
あなたの姿が
淡く とどきます

ともすれば
見落としてしまいそうな
線は
星星をつなぎながら
のびて、の ....
逆立ちしてもできるんだと
空に向かって股をひろげたその子は
倒れたあと少し悔しがり
今度は大の字になって
世界に向けて発信中と叫ぶ

その子は誰にでもピースする
やめなさいと言いたくなる ....
ちょうちょは空を飛べるけど
ちゅうちょは地面を這い回り
あげくに

運命とか
限界とか
いまさらとか
どうせとか
いろんなものに妨げられて
たどり着くのもままならず

結局
縁 ....
窓ガラスが取り外されて
僕の部屋はとても魚通しが良くなった
あの窓ガラスには
たくさんの魚が詰まっている
三歳の頃窓ガラスが猛魚のせいで割れたから
あの窓ガラスはいわば二代目
それでも十四 ....
ボクはアホやから
キミがアホにしかみえない

キミはアタマがいいから
ボクがアホにしかみえない
降り積もる雪の中で
このまま
溶けてしまいたい

跡には
何も
残らなくていいから
よる は ふしぎ
いえないことが
するん、と
すべり おちる

よる の ふしぎは
あまり しられてないし
おしえて あげられない
ひみつを しりすぎると
あさに かえれなく ....
といかけのない
こたえをさがして
きょうも
なみうちぎわを
あるいています

あしもとを
ころがってゆく
ことばたちが
ちいさなきずを
つけてゆくのです
ちょっとした
じこ ....
蛾か何かの最後尾が
視界の斜め上をかすめ逃げ去る場面、に似た
或いは、目尻の痒みにも似た
地下鉄の、蛍光灯の、黄緑色の、光芒の
消える寸前の瞬間と消えた直後の瞬間、との
交互 ....
043BLUEさんの自由詩おすすめリスト(138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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俺はショートケーキの苺がつぶれ落ちるさまを眺めおまえの心臓の ...- カンチェ ...自由詩605-3-25
家族(母さん)- バカ男自由詩25*05-3-22
理想と現実- 桜 歩美自由詩105-3-21
劇_場- 塔野夏子自由詩5*05-3-21
けして叶うことのない願い- ポンテク自由詩1*05-3-17
つながれた手- ベンジャ ...自由詩7*05-3-16
予定調和のむなしさ- tatsuya自由詩105-3-15
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すっごいよ- バカ男自由詩11*05-3-10
詩人の誕生- 岡部淳太 ...自由詩9*05-3-10
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終着の浜辺- 岡部淳太 ...自由詩7*05-3-3
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嘘つき- 大西 チ ...自由詩12*05-2-25
アンドロメダ行き- 望月 ゆ ...自由詩7*05-2-23
ピースする- ベンジャ ...自由詩8*05-2-23
ちゅうちょ- umineko自由詩405-2-23
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ボクはアホやから- 自由詩4*05-2-20
- ANNA自由詩4*05-2-20
よる_の_ふしぎ- 玉兎自由詩1005-2-20
よる_の_こえ- 玉兎自由詩705-2-18
擬態の森- A道化自由詩1005-2-15

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