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ガラス瓶に入ったら
出られなくなった
壁は透明で
外のようすはよく 見えた
きれいなものが見えて
手に入れたいと思った
愛しいかたちがあって
触れてみたいと思った
透明な壁 ....
たのしい
あめだまを なめているだけで
たのしく うつくしく くうそうが ひろがる せかいに
きみはなく
きみはそう あのそらや ほしになった
めにみえないほこりや つめのみか ....
もぅ つかれちゃった
ぼくはなにもできないのに
みんな、きたいをかけてくるから
ごめんね おかあさん おとうさん
そう言い残して
四葉のクローバーは自殺して
....
夜空の星ほど過ちを犯し
すっかり両手は
真っ赤に染まってしまった
小さい頃に泥遊びをして
汚したはずのこの手と
重ね合わせては
罪悪感なんかじゃない
儚い無常がここにある
....
いま
この瞬間
どこかのだれかが
すべてを終わりにするためのスイッチに
その指をかけているとしても
この世界が素晴らしいことに変わりはない
雨上がり
鮮やかな緑の葉
蜘蛛の巣に ....
白い 白い 白い
向い合ってない 十分に機能できない場所に放置された
バスケットボールリングの
校庭の小学校
垂れ下がるネットはなくて 空洞のわ ....
たとえば の予防線
あなたのくしゃみとてもかわいい
それなのに
てをつなぐ あたたかい
哲学の蝶がひらり とまっても
むしです やさしいことがすきだから
ウインクのひびきに ....
グラスの底の穴からミルクがこぼれている
おさえた手からミルクがこぼれている
立ってる床の穴からミルクがこぼれている
ミルクがこぼれている
それ以上は何と言った ....
だれも起きていないリビング
ガラス戸の光
外の空気
となりの墓地から
鉦の音が聞こえてきます
いぬがしんで
しずかです
百科事典をひらきます
わたしもいつ ....
君がふと
だまりこむだけで
私は遠くへとばされる
沈黙という名の遠心力によって
私は遠くへとばされる
ぼくの短い両腕じゃ
半円だって描けない
手をつないで欲しいんだ
き ....
冬の病院の
日曜日には車の少ない駐車場の
荒々しいアスファルトの
理由も何もない黒いところに
石灰を撒き散らす
何処から引用した余白なのか
誰も見透かさないからこそ
安心して引用 ....
指、で押す
蝉のお腹の柔らかさのことを
私はぼんやり考えている
お腹、を
開いた人は
仰向けになり空の方角へ開いている
光、の直進は
結局ことごとく挫折し ....
ぼくはすきなひとがいていなくなって
かなしむことができませんでした
ぼくはおはなにみずをやるのがすきで
まいにちそうしておはなはかれました
ぼくにはあなが ....
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが
いい加減にすれ
と言ってしまった
こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君
ふたりで涙を流して ....
屋根の下で行われていた 歪な行為の為
一旦泣き出した子供の泣き声は
とうとう消え続けるのだった
すべての 眼に マタニティ・ブルーが
満ちればいい 満ちればいい
そして 溢れ ....
二十数年前
大量の醤油を飲んで自らの命を絶った科学者がいる
それが私の父だ
いったいどれくらいの醤油を飲んだのか
警官が説明しようとすると
母はそれを遮り
私の手を引いて長い廊下を歩き ....
ぼくの名前は秒針
チッチッチッチッと音を鳴らして
0秒から59秒まで
時間を知らせるのがぼくの存在
ぼくはある待合室の掛け時計の中にいた
ぼくのことを見詰めている
ひとりの女の子が居た ....
043BLUEさんの自由詩おすすめリスト
(138)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寄生虫
-
アルビノ
自由詩
5
05-2-10
せかい
-
馬野ミキ
自由詩
9*
05-2-9
クローバー
-
くしゃみ
自由詩
11*
05-1-30
掌
-
みもる
自由詩
2
05-1-28
素晴らしい世界
-
大覚アキ ...
自由詩
9*
05-1-22
白い白い白い
-
カンチェ ...
自由詩
10*
05-1-15
星にもみえる_あれは
-
オオカミ
自由詩
10
05-1-2
ミルクがこぼれている
-
カンチェ ...
自由詩
4
04-12-28
アクアリウム
-
渡邉建志
自由詩
13*
04-12-10
遠心力
-
春日野佐 ...
自由詩
8*
04-12-4
Full_moon
-
アルビノ
自由詩
5*
04-11-27
余白の引用
-
A道化
自由詩
7
04-11-19
遠隔作用
-
A道化
自由詩
9*
04-8-5
ちるどしつ
-
カンチェ ...
自由詩
13*
04-6-9
すれ
-
ミサイル ...
自由詩
62+
04-5-18
マタニティ・ブルー
-
A道化
自由詩
5
04-3-18
醤油
-
たもつ
自由詩
92
03-7-9
精神科の待合室でのつまらない妄想。(千葉県民の会で朗読したや ...
-
よだかい ...
自由詩
16
03-5-21
1
2
3
4
5