苦い
ひかりがやわらかに
そのまま
ゆれるカラダの中
あなたに
ねぼけて
述べるまちがいさえ
ただしさを
からみほどく
そんなことが
あなたのいびき
鼻くすぐる
さ ....
116時 @ハト通信
めそめそ
やぎがないています
またやってしまったんですか
めそめそ
おてがみなら
きっとまた
とどきますよ
めそめ ....
紫さんから見た
僕の瞳は
紫色
黄土くんに聴こえた
僕の声は
黄土色
臙脂ちゃんが読んだ
僕の言葉は
臙脂色
乳白さんが触れた
僕の涙は
乳白色
....
おなかが空いたら
君の笑顔を食べて
満腹なはずなのに
どうしてだか口が淋しい
土の下で手を繋いでいるのね
わたしたち
なら
見上げても見えないような
あの観覧車に乗ろう
高く 高く 昇ってゆこう
神様しか
見ていなかったキスが ....
たくさんの波の際に立ち
波があることを喜びながら
際に立つことを問いつづけている
沈む泡 残る泡
碧と緑の輪
まわる まわる もどる
波は波の ....
たまに、
一番聞きたい事が
一番聞けない事だったりする。
たまに、
一番したい事が
一番出来ない事だったりする。
たまに、
一番大切な事が、
一番足りない物だったりする。
....
僕 鬼はやらないよ
僕 隠れている方がいい
僕 呼ばれても返事しないし
僕 うまく隠れるもん
「君!お尻が見えてるよ!」
「えっ!ほんと!?」
「みーつけた・・・」
....
あまんぢゃく
あの子に くっついて 離れない
あまんぢゃく あの子 と
あんなに仲良く 遊んでるのに・・・
{引用=
北風吹いて突然 真っ暗な空おりてきた 午後
つぶつぶは ひょうひょう ....
私の小指は、
外側にすこし反れている。
あなたの小指は、
内側にすこし反れている。
くっつけると
ピタッとはまる。
私たちは
照れて笑う。
こうこう みお とぎり
かけ め まゆ しぶき
こくうり くち つむり
ほされる ゆび のさき
きりなみ ほほ さすり
もえいる くさ わだち
くちぶえがきこえた
まだうまくはしれない
こいぬのよこで
のんびりはしれ
ってうたってた
くちぶえがきこえた
やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
122時 @ハト通信
かわぎしにひざをついて
みずをのんでいると
なみまを
わたしのかおがながれてきた
あわててすくいとると
ゆびのあいだか ....
君への思いを
100個以上の言葉にして
僕の伝えられるだけの気持ちを
精一杯の言葉にして
言葉で足りない部分は
文字にその思いを込めて
手紙にしたよ
バカみたいに大口を開けている ....
あなたは遠くを見てるから
わたしは何を見てるのか
あなたの横で当ててみる
「空」
「・・・(無言。恐らく、ブッブーの意味)」
「鳥」
「・・・(無言。恐らく、ブッブーの意味)」
....
月の左側半分を一晩預かるから
朝になったら返そう
お日様におはようを言い
お月様におやすみを言い
半分を返したら
僕の拡散を繋ぎ止めておいて
夜の
世界が
暗転し
空の
....
柿の実の 甘さは
夕日の においする
星砂の夕べ
ファクスからでてきた
きみが
あんまりうすっぺらで
それはそれは
過日の約束ほどに
ぺらぺらだったので
ぼくは
受信エラー。
とだけ 書いて
南の窓から ....
ボクのこころに
君をしのばせ
月夜の草原を
駈けていこうか
カンガルー・ポシェット
君が
さむいよ、
なんて言わないように
幾重にも
大事に抱きしめて
君がさむくなかったら ....
逢いたさは
距離に比例する
忙しさの倍数である
ひとりの夜には
二乗される
愛情という
未知の定数を持つ
この方程式を解きなさい
飛行機も
新幹線も使わずに
....
声をかけるというのが
悪いことではないことを
あなたはぼくに教えてくれた
ぼくは人によく声をかけるのだ
話し相手とすこしでも親しくなりたくて
内心 ....
急募であります
性別年齢不問
若干名
明るい人求む
ここんとこ
土鍋が不平不満をたらたら
全然出番が無いジャンって
家に遊びに来てくれる友達
いないのかよって
そうなんだ ....
きみのそばに
ボクが
いるよ
きみのそばに
いつも
いるよ
例えば
一輪のコスモス
本の中のしおり
紅茶のレモン
転がったびい玉
ぽっかり浮かんだ雲
葉を揺らす風
そ ....
ずっと 遠く輝いてる 星は
もう ずうっと前に 輝いて
今 私がみてるものは 過去
光 とどいているのは 願い
いつまでも まにあわなくて
いつまでも まっていられる
ずっと ....
わたしがいたら
あなたは
うれしいのかな
よくわからない
わたしはあなたがいると
さみしいの
あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
水曜日の、朝
雨の、海
ここは、底。
数え切れない水曜日が
既に溢れはじめてしまって
数え切れない雨として
朝を打ち消している
あらゆる残り香が
あ、香りではなくな ....
14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
結局僕らは、手を繋ぐことも恐れていたから、きっと、人間なんて外枠は、どうでもよかったんだね。感覚で繋がる、思いは繋がっている。「繋がる」なんて言葉の嘘を、僕らはとうに見破っていた。不器 ....
笑顔の底
瞳の夢
想う都
あの子が摘んだ紅葉
彼女の子供が摘んだ紅葉
どこまでも続く
想う都
そう想えばの夕暮れに
風は鈴の 音の 色を
....
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