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よごれっちまったかなしみなんて
そんなもんまだ書くつもりかい
でっちあげなよでたらめ書けよ
あんたはあんたを信じなさいよ
それができなきゃあたしは知らん
勝手にやんな好きに嘆きな
あたしゃ ....
133時 @ハト通信
はれて
ふうせんやさんになった
これで
すきなときに
すきなだけふくらませられる
ふうせんをひとつ
てにとると
ず ....
{引用=春のうららの ふあら ふわら
雪 かしら?
どこかしら 届く ぬくもり
ふあら ふわら
おひさまに 気づかれないように
かくれんぼ してた のに
みつかっちゃっ た ....
128時 @ハト通信
しとしと
あめがふってきました
ちゃんとかさをもってきたので
へいきです
へいきだよって
つぶやきました
ほんとは
....
123時 @ハト通信
とてもよい
いれものをひろったので
さっそく
なかみをつめかえた
まえのいれものよりも
すこしちいさかったので
はい ....
『白い部屋が白くないとき
人はたいてい
寝ているか
たそがれているか
死んでいるかです』
『ふやけた指が
その婦人を苦しめるのは
しだいに歳をとっていくことを
思い ....
赤いか傘さして
河原に行こう
なんにもみないで
うずくもっていよう
流れてくるものが
カバンでもだまっていよう
流れてくるものが惑星でも
だまっていよ ....
好きだよ。
少年は貧しかった
少年は淋しかった
少年は孤独だった
父も母もエイズだった
少年に稼ぎはなかった
食べるものも
着るものもなかった
少年に運命などとい ....
拍手
ぱちぱちぱち
拍手
ぱちぱちぱち
拍手 拍手
ぱちぱチパチ ぱチパチパち
昨日初めて好きな子と飲んだ
キンニク りゅうりゅう
毛がまっし
ろォー
な
僕 ....
少女は 赤い靴がお気に入り
でも
滅多に履くことはありませんでした
ぎゅうぎゅうの つま先の靴は 痛くって 歩けません
けど
それでも どうしても歩きたい時がありました
母さん ....
124時 @ハト通信
だあれも
とおらないみちを
ひとばんじゅう
てらして
なんにちも
なんかげつも
てらしつづけて
きれてしまった
....
好き
その言葉がストンと
胸に入ってきた
呼吸をするみたいに
自然にあなたを好きに
なりました
気が付いたら目で探してて
この階段を下りたらまた会えないかなって考えて…ドキドキし ....
116時 @ハト通信
めそめそ
やぎがないています
またやってしまったんですか
めそめそ
おてがみなら
きっとまた
とどきますよ
めそめ ....
土の下で手を繋いでいるのね
わたしたち
なら
見上げても見えないような
あの観覧車に乗ろう
高く 高く 昇ってゆこう
神様しか
見ていなかったキスが ....
たくさんの波の際に立ち
波があることを喜びながら
際に立つことを問いつづけている
沈む泡 残る泡
碧と緑の輪
まわる まわる もどる
波は波の ....
あまんぢゃく
あの子に くっついて 離れない
あまんぢゃく あの子 と
あんなに仲良く 遊んでるのに・・・
{引用=
北風吹いて突然 真っ暗な空おりてきた 午後
つぶつぶは ひょうひょう ....
122時 @ハト通信
かわぎしにひざをついて
みずをのんでいると
なみまを
わたしのかおがながれてきた
あわててすくいとると
ゆびのあいだか ....
約束されたことは、なかった
ただ一度も、なかった
噛み合わない歯車が磨耗を呼び
嬉々として
それを食い潰した
約束されたことは、なかった
約束されたことは、なかった
なだ ....
→
おなかがすいたらごはんをたべよう↓
よ そ
た で
な も
か い
....
お月さま沈まず
だんだん長く待ってくれる
私が眠るまで
空にいてくれるだろう
それも
満ちるまでの少しの間
お月さまだって
事情がある
そうそうやさしくもしていられない
だけど
....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい
貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい
高波が何でも持っていこうとするからこわい
クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい
あが ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが
境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう
ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと
それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う
....
誉め言葉は
「はあ?」
「ありえない」
目指す物
「気味が悪いので出来れば見たくないが気味が悪いにもかかわらずつい見てしまう」
どうでもいいことの流れ着く浜辺で
どうでもいい流木に
どうでもいい曲線に
どうでもいい女のことを思い出す
浜辺で出会ったどうでもいい女が
どうでもいい空き瓶の中で
どうでもいい手紙を ....
わたしは窓から身をのりだして
身投げのような夕陽を見ていた
消える 消える と小さな声が
両手をあげて泣き顔で
通り過ぎる祭を追った
わたしは高すぎて
わたし ....
1
ビデオテープの町には
あの頃のままの
恋人がいて
老人は
画面に張り付き
色の雨粒を見ている
2
空と地面に一本の線が伸びる
その端っこを
紙コップにつなげて
い ....