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雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と
こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
あの青空が
もし
嘘 だったとしたら
私という心も
嘘 になってしまうだろうか
一つの否定は
不安の輪となって
どこまでも どこまでも
同心円の 嘘
星と星をむすんで
銀河の階段を
私の窓辺へ
サンタさんが
いちばん最初に
きてくれるように
君がふと
だまりこむだけで
私は遠くへとばされる
沈黙という名の遠心力によって
私は遠くへとばされる
きみのそばに
ボクが
いるよ
きみのそばに
いつも
いるよ
例えば
一輪のコスモス
本の中のしおり
紅茶のレモン
転がったびい玉
ぽっかり浮かんだ雲
葉を揺らす風
そ ....